「【”そして、彼の莫大な隠し財産は誰にも見つけられなかった。”ユダヤの血を引くマフィア王マイヤー・ランスキーの半生を描いた作品。】」ギャング・オブ・アメリカ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”そして、彼の莫大な隠し財産は誰にも見つけられなかった。”ユダヤの血を引くマフィア王マイヤー・ランスキーの半生を描いた作品。】
■1981年、売れない作家のデヴィッド・ストーン(サム・ワーシントン)は老いたマフィア王マイヤー・ランスキー(ハーヴェイ・カイテル)と出会い彼の伝記を書くことになる。
インタビューを始めると、ランスキーは自らの人生を語り出す。
貧しいユダヤ系移民の子だったランスキー(ジョン・マガロ)は、禁酒法下であらゆる犯罪に手を染め、殺し屋集団を組織していく。
◆感想
・老いたマイヤー・ランスキーを演じるハーヴェイ・カイテルと、壮年のマイヤー・ランスキーを演じるジョン・マガロとの、時間軸を二つにしたストーリー展開が面白い。
・更に、マイヤー・ランスキーの妻アン(アナソフィア・ロブ)と、デヴィッド・ストーンの妻との不和がリンクしているような構成もナカナカである。
<FBIがデヴィッド・ストーンの妻に接触してきて、マイヤー・ランスキーの隠し財産を捜査する過程や、彼が仲間であったベン・シーゲルを殺さざるを得なかったシーンなどは、マフィアの哀しさを描いていると思った作品である。>
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