「サンダーバード」プレデター ザ・プレイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
サンダーバード
序盤ではヘビがネズミを襲い、そのヘビを何者かが殺してしまうというスピーディな食物連鎖が見られる。これぞ正しく捕食者。プレデターだ。正体が徐々に明かされていく中でもオオカミがウサギを追い、そのオオカミを仕留めるという・・・ただし、生態系のトップである捕食者とはいえ、プレデターは狩りを楽しんでるだけ。
ポカホンタスか!?と思ってしまうくらい、300年前のネイティブアメリカンの集落を舞台にしているところが面白い。新大陸を目指してやってきた白人にしろ、所詮は侵略者。それと対比している気がしてならない。そして主人公達(コマンチ族)が使う言語もほとんど英語。さすがにアメリカ人を自虐的に描くわけにはいかないか・・・
『アイス・ロード』を観たため、ついアンバー・ミッドサンダーが気になってしまった。ナルは女戦士とは言うものの、彼女はまだまだ半人前。部族の青年たちからもいじめられる始末。だけど薬草の知識が豊富だったりして、何度もそれを役立てている。さすがに赤いポインターの秘密とか解明するのが早すぎ!
そんなクライマックスよりも、ナルが沼にハマったり、クマに追いかけられたりするシーンがスリリングだった。そして兄ちゃんタアベ(ダコタ・ビーバーズ)のアクションもカッコいい。ビーバーについての話もあったけど、この俳優を茶化していたんかな?そしてバッファーに対する敬愛の表現。まさしくプレイだ(すみません、綴りが違ってました)。
拳銃に「ラファエル・アドリーニ1715」と銘打たれていたり、過去作との関連も関連もあったり、ミッドクレジットでは「コマンチ族、ファニータ・パドポニーに捧ぐ」と書かれていたりして興味深い。純粋に侵略者は許せない!的な女の子の戦い。これからもアンバーちゃんに注目したい。