ザ・プリンセスのレビュー・感想・評価
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お姫さまを閉じ込めたらメチャ武闘派だった話。
子役出身のジョーイ・キングが製作総指揮としても参加し、かなりの分量のスタントを自分でやったというファンタジーアクション。基本は「おとぎ話meets『ザ・レイド』」で、塔の上に閉じ込められプリンセスが、密かに鍛えてきた戦闘能力を全開にして、お城を占拠した悪い貴族と手下たちを片っ端からブッ殺す。流血シーンもわりとあるのに、凄惨なイメージはなくむしろ痛快で、映像からもジョーイ・キングのがんばりが伝わってくるので手放しで応援できる。「侮られてきた女性の逆襲」というテーマはさほど深く掘り下げられてはいないものの、ここまであっけらかんと闘ってくれるのは観ていて気持ちいい。
スプラッター映画の覚悟をして!
敵の殺し方や倒し方が残忍過ぎて引く。
想像してたより血まみれ!!!!
思ってなかったほど痛々しい場面の連続
こんなツモリで見てませんでした😭覚悟足らず
この手の映画が苦手なので鑑賞中ずっと眉間に皺寄ってました。
"忍耐と集中"
最近よく見る、王子に頼らないアップデート歴史改変ファンタジーの系譜(ex.去年の『シンデレラ』) × "籠城モノ"など限定された舞台で圧倒的(数的)不利な状況下で戦うアクション映画(ex.『ダイ・ハード』) = 真の戦士かどうかは戦う目的で決まる
"戦士になりたい"と(今となってはさほど珍しくないけど)自ら戦う王女プリンセス!子役からハイスクール学園青春モノetc.で見事ティーンスターになった感のあるジョーイ・キングにアクション(スター)映画という新たなキャリアの可能性を見出す、近年流行りの歴史(通説)改変ファンタジーアクション!! "身の程をわきまえろ"?よく言われる。あと、口が悪りぃ主人公。本当にいつの時代だよ?王子様に救い出されるのをただ待つだけの時代はとうの昔に終わった…時間かかりすぎたけど古い価値観からの逸脱。
テンポいいかはさておき、冒頭からいきなりアクション始まる渦中へ。相手の大半はもちろん男ども。そこからは土地勘/地の利(?)を活かして城内の裏道を使って移動。対する敵キャラはジュリアス役で髪の毛ツンツンしすぎていないドミニク・クーパーと、ムチ使いオルガ・キュリレンコ。コッチも思っていたよりヤバい姫様だと気づき行動開始、ガキを見つけろ!一族存続/繁栄の道具として当人の意志など関係なく使われる女性。誰が女性じゃ王位継げない、君主になれないなんて決めた?家族を救わないと。
"おとぎ話みたい" --- 結婚式か血祭りか。敵の襲撃に備えた貯蔵庫は時代設定含めまだ納得できるものだけど『キングスマン』や『ジョン・ウィック』も思い出す。主人公の戦闘に関する先生役リンは分かりやすく格好良かったり頼れたりする、こちら最近向こうのアクション映画で流行っている気がするアジア人枠か。ムチの先っぽや、弓矢から刀みたいになったりと、武器の変化持たせている感じが嫌いじゃなかった、結構好きだったかも。ただ、本作の中で見られるスローモーションは大体どうでもいい雰囲気スタイリッシュ。彼女がいたぞ!
勝手に関連作『塔の上のラプンツェル』『プリンセス・ブライド・ストーリー』『ホワイトハウス・ダウン』『ダイ・ハード』『シンデレラ(2021/Amazon)』
90分間、ほぼ全編アクション。でも現代的主義主張もあり
全編アクション。
セリフはごく少ない。
でも親の決めた結婚に反発する主人公と、
それによる惨劇に葛藤する姿が描かれる。
テーマとしては「男女同権」や、
「アナ雪」をはじめとする近年のディズニー映画の「自分らしく」「このままの自分でいいんだ」に通じるとこがある。
さらに言えば、「自己決定権」という意味では、「中絶の可否」もあるし、
さらに日本における皇位継承問題もある。
そういった難しいテーマに深入りせず、ひたすらアクション、ひたすらエンタメに徹したところは評価できる。
大勢の男たちを休む暇なく片っ端から倒していくスーパーヒーロインの物語。
絶体絶命のピンチを切り抜けていくアクションはどれも見ごたえがある。銃や超能力を使って戦うヒーローに比べれば、剣を持って肉弾戦で闘うヒロインのバトルは見ごたえがあり、何度も絶体絶命のピンチを切り抜けるストーリーで、十分楽しませてくれる。また、女性の王位継承を考える意味でも、現代の日本につながる面白い内容になっている。
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