「「敵があらわれた。どうする?」 > たたかう or にげる 争いを無くす呪文があればいいのに。と、本気で思います。」ベルファスト もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
「敵があらわれた。どうする?」 > たたかう or にげる 争いを無くす呪文があればいいのに。と、本気で思います。
ボスターのデザインを一目見て
それからず~っと気になってました。
観る機会ができたので鑑賞です。
舞台は北アイルランドの都市 ベルファスト。
1969年に起きた紛争を、その町で生まれ育った
少年バディを中心に描いた作品です。
アイルランドの歴史を紐解くと
どうしても紛争の史実に行き当たります。 う~ん
イギリス VS アイルランド
1960年代後半、ベルファストの中でもまた内紛が…
プロテスタント VS カトリック
この作品では、その紛争に巻き込まれていく
バディとその家族の姿が描かれます。
その描かれ方にはすごくリアリティがあります。 怖いです。
環境の急激な変化に対してバディが見せる反応が
時には達観した様子で
またある時には年相応で…
"なんでこんな争いが起きてしまうんだろう"
そう思わずにはいられません。
観て楽しい内容ではありませんが
観て良かった。
◇あれこれ
印象に残った会話
スーパー襲撃に巻き込まれてしまったバディに母親が…
母 「なんで洗剤なんか持ってきたの?」
バ 「環境に優しいから…」
あぁ なんて素敵なすれ違い会話。
バディ。 その感性のまま大きくなってほしい。
しみじみとそう思いました。
キャサリン
という名前が何度も出てくるのですが
その名前が呼ばれるたびに
別の作品が頭に浮かんで困りました。 うーん。
(※ひとつ前にレビュー書いた作品です…)
改めてポスター
剣と盾を持ち空を駆ける少年 …の図案。
これは、闘いをイメージしたものではなく
自由に駆け回る少年の心を
象徴しているのかなぁ などと思いました。
※「ゼルダの冒険」 のリンクみたい
なんてことも思いました
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。