私ときどきレッサーパンダのレビュー・感想・評価
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めちゃくちゃ良作なのに
2024年劇場鑑賞64本目。
パンフレットなし、吹替強制なので-1。
当時劇場公開されていたら間違いなく観に行っていたでしょうね。
それでもでっかくなった赤い犬みたいな、街を破壊していくだけの話かと思っていたら母娘の関係を丁寧に描いていてめちゃくちゃ面白かったです。あの美人のお義母さんからどうしてこのヒロインが・・・とは思いましたが(笑)
ただ、自分らであの頃コロナと必死に戦っていた映画館に宣伝流させるだけ流させて見捨てたくせに、待望の劇場公開って自分で宣伝するのは腹が立ちます。はよムーランも劇場公開せんかい。
やっとスクリーンで観れた! さすが、ディズニーでなくピクサー。期待通りの感動作でした!
初公開当時2022年、映画館ではチラシも配布、劇場上映予定日も決まっていていながら急遽、配信のみになった作品。劇場での鑑賞を楽しみにしていたのに、非常に残念な想いでした。
ライバルで商売敵だったピクサーを買収し、「マーベル」「スター・ウォーズ」を独占。
「ブラック・ウィドウ」をスカーレット・ヨハンソンとの契約に反して、劇場公開初日に同時配信を開始して訴訟問題となり、実写版「ムーラン」も劇場公開なし、配信のみになったことに続いての出来事だったので、元から好きではなかったディズニーが大嫌いになった。
(近年の人種やLGBTQ+への過度な配慮も嫌い。)
今更「待望の劇場公開!」と言われても、実に不愉快。
でも、やっと観れた!
さすが、ディズニーでなくピクサー。期待通りの感動作でした!
冒頭の主人公の自己紹介から楽しくて微笑ましい。
母親が管理運営しているお寺の仕事を手伝いながら、学園生活をエンジョイしている今どきの中学生。
リアルで等身大の少女の日常が実に生き生きと描かれてます。
アニメの動きに、今の少年・少女の仕草、ポーズが細かく取り入れられていて、実に素晴らしい。
ある日、起きるとレッサーパンダになってしまうお話ですが、それは、少女から大人になる変化のメタファーであって、同時に親の言いなりになっていた子供の自我の確立につながっていく成長の話になっているのが、良かったです。
また、レッサーパンダになってしまった理由が、想定外で、面白かった。
人気アイドル・グループが絡んで来て、これが終盤でも生きてくる展開もさすが。
そして、クライマックスは、まさかのスペクタクル・シーン!大怪獣映画のオマージュ!
「ガメラ大怪獣空中決戦」の福岡ドームのシーンの再現か!?
母と娘、家族、仲間、東洋の神秘?の話が実にうまくまとめられてます。
レッサーパンダを封じ込めて、めでたしめでたしにならないのが良かったです。
私ときどきレッサーパンダ ディズニープラス会員の為すでに配信開始日...
私ときどきレッサーパンダ
ディズニープラス会員の為すでに配信開始日に鑑賞済みではあったがこの度改めて劇場鑑賞。
この作品はメッセージがストレート且つ凄く心に響くのでディズニー作品の中でも大好きな作品の一つ。
人は皆色んな面があり、中には悪い一面もある。それも含めて自分であり大切にし、悪い面とはうまく付き合いながら生きていくことの大切さをストレートに分かりやすく描かれているので子供はもちろんの事大人が見ると尚心打たれる作品である。
メイリンの母親の過保護さが序盤は悪く目立つが、決してそれを全否定する事なく一つの愛情として受け止めながら、それでも自分の考え意見や自由ややりたい事をうまく融合しながらハッピーエンドに持っていくメイリン一家の絆、愛には羨ましさと感動を覚える。
ディズニーファンとしては涙必須の作品でこの度劇場公開してくれた事はとても嬉しい限りだ。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 ARGYLLE/アーガイル 4.7
5 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
6 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
7 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
8 アクアマン/失われた王国 4.5
9 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
10 異人たち 3.7
11 ミツバチと私 3.6
12 12日の殺人 3.3
13 コヴェナント/約束の救出 3.0
14 僕らの世界が交わるまで3.0
15 ストリートダンサー 3.0
16 カラーパープル 2.9
17 弟は僕のヒーロー 2.8
18 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
19 関心領域 2.6
20 ジャンプ、ダーリン 2.5
21 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
22 マダム・ウェブ 2.3
23 落下の解剖学 2.3
24 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
25 哀れなるものたち 2.3
26 DOGMAN ドッグマン 2.2
27 パスト ライブス/再会 2.2
28 ボーはおそれている 2.2
29 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
30 瞳をとじて 2.2
31 ゴースト・トロピック 2.2
32 葬送のカーネーション 2.2
33 Here ヒア 2.1
34 ハンテッド 狩られる夜 2.0
35 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
36 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
37 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
38 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
39 VESPER/ヴェスパー 1.5
40 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
【ディズニー&ピクサー泣ける名作3作品】で鑑賞
原題は「Turning Red」。見事に映画の内容を表現しています。女性監督のドミー・シーは「インクレディブル・ファミリー」と同時上映された「Bao」で第91回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞していて大好きな監督です。本作はコロナ禍でやっと劇場で公開されました。思春期のデリケートなお年頃の女の子がメインのストーリーですが誰でも経験があるのではないでしょうか?
ストーリーが弱い
伝統を重んじる家庭に生まれ、親を敬い、親の期待に応えようと頑張っていた13歳の少女メイは、いつもマジメで頑張り屋だった。しかし、本当は流行の音楽やアイドルが大好きで、友達と遊んだり、やりたいこともたくさんあった。厳格な母親の前で自分のやりたい事も出来ず、自分が何なのかわからなくなり、悩んだまま眠り、翌朝目を覚ますと、レッサーパンダになっていた。さてどうなる、という話。
絵は綺麗だったけど、ストーリーが陳腐だった。
すごい虐待を受けているわけでも無く、多少束縛はあるが、あれくらいで爆発するか?
イスラム圏の女性や戦争中の子供達など、世界にはもっともっと悲惨な現実がある。
この程度じゃ響かなかった。
Blu-rayで見た時はいまいちだったが、やはりスクリーンで観ると...
Blu-rayで見た時はいまいちだったが、やはりスクリーンで観ると断然面白かった。残り二作だけじゃなく、ムーランも上映してくれないかな。
子供向けにしか思えない…
中国系カナダ人の13歳が主人公。
思春期の女の子の気持ちについていけなくて、俺にはなんの共感も出来ませんでした(^_^;)
ってゆーか、なんで2002年が舞台なんだろう?と思ったら、監督が1989年生まれの中国系カナダ人だから、まさにメイリンは監督の13歳の頃を参考にした作品なんだろうね。
とりあえず、ピクサーの作品だけあって、映像はさすがの完成度だったけど(^^)b
お母さん、ありがとう😭
Disney+で2022年3月11日から配信。第95回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。2024年にはコロナ禍で劇場公開が見送られた他のピクサー作品とともに劇場公開が実現。
…とのことで、すでにいくつかのレビューがありましたが、私もつい先日2月13日に映画館で観ました。日本では来月15日映画館上映が決まりましたね。
チャイニーズ・カナディアン女性が監督さんということで、日頃中国系の方々にお世話になっている身として、めちゃくちゃありがちな光景にいちいち感激しておりました。
レビューでは主人公の見た目に厳しめなコメントが散見されましたが、私には女子中学生なんてみんな可愛いから、オン眉、丸メガネ、上向いた鼻、下ぶくれでも、こんなに明るくて面白いとむしろモテるだろうなと思えるくらい可愛かったです。渡辺直美さんってめっちゃ可愛いじゃないですか。不二家のペコちゃんみたいでしたしね。とにかく、表情がクルクル変わるメイメイちゃんだけじゃなく、3人の親友たちも可愛いし、面白かったです。
…というわけで、最近は整形が割と市民権を得つつありますが、あんまり過度なルッキズムに偏ってほしくないなぁと、日本の若い子たちを心配してます。カナダ人なんて、普段はノーメイクだし、カッコも気にしないし、女子なんかみんなカーゴパンツ履いてますよwww
絵はさすが、ディズニー・ピクサー、肌の質感も滑らかで、手をつなぐシーンのアップなんか、実写みたいに自然でした。興奮してレッドパンダになる時も可愛いし、面白いし、ちょっと可哀想だしで、観客も盛り上がりました。
ストーリーは今時の典型的なJC推し活ですが、ちゃんと自分たちでしっかりお金儲けして偉い!と思っちゃいました。まぁ、レッドパンダ頼みではありましたがw、レッドパンダになれたからこそ、一族の絆に気づけて、最終的にはちゃんと自立できてよかったねっていうハッピーエンドです。
この作品を観た少し前に中国の新年春節を迎え、昔お世話になったホストファミリーにパーティーに招待されました。中国人の家族の絆、子供の教育にとてもお金をかけているのが普通なので、作品のバックグラウンドもとても理解できますし、中国系の母親が口うるさいのは割とあるあるです。
だから、ウチの母がかなり放任で、反抗期の娘を適度に放っておいてくれたこと、どれだけの忍耐力が必要だったんだろうと思い、改めて感謝しました。今も遠いカナダで好き勝手にやらせてもらっていて、改めて自分の親不孝を痛感した次第です😭…。
大人にこそ観てほしい。
前提として
・多分二回目(字幕と吹替視聴済。)。
・ドミー・シー監督の他作品は未視聴。
・2000年生まれの日本人。
予想してたよりも面白かった!
思春期のストレスと親からの理想像という葛藤を、レッサーパンダという形で表現している。
ストーリーとしてはまさに思春期なんだけど、母親や祖母など、家族という血縁が物語に大きく影響するのがミソ。ポップコーンムービーと侮るなかれ。
メイメイが美形でもなく、母親の教育で努力家であるという存在。変に距離が無くて、親近感が湧く。レッサーパンダ姿も可愛い。
母親の苦悩も明確にかつ深刻に描かれる。第二の主人公なんじゃないか、ってぐらいに強いキャラクター。大人にこそ観てほしい理由はここにある。背景が2002年なのにも狙いがありそう。あと、吹替版だと木村佳乃さんの良い声が聞ける。
序盤は異常に歪だけどハートフルに物語が進んでいくから違和感と共感性羞恥がすごい。ただし、レッサーパンダになったあとは一気に雰囲気が変化。これがレッサーパンダの力か。儀式になるとまたテイストが変わる。「こんな作品だっけ?!」の連続。
日本人にも受けやすいポイントはいくつもある。家族のことももちろんだが、たまごっちやヒーローもののオマージュなどなど、共感しやすかったりクスッとしちゃう小ネタがたくさん。
音楽は2000年代初頭のボーイズアイドルがメイン。終盤のマッシュアップは感涙もの。懐かしいが、年齢によっては新鮮に感じるだろう。これを観たら君も"4towner"だ!
原題の『Turning Red』もまた良いのよ。しっかり考えてある。日本語タイトルも分かりやすくて良いけどね。
でも日本語のフォントはもう少し改善してほしい……これはディズニー+側の問題か?
音楽・変身・ギャグ・思春期が混ぜ込まれた子供向け。けれど、大人にこそ観てほしい。そんな作品。
なんて完璧な作品なんだ。
女の子たちがめっちゃかわいい。
テンポ良いし笑えて楽しい。
アビーの動作がいちいちツボだった。かわいい
物が散乱するのにすごい実在感あるからハラハラしちゃう。
家族と友達の関係性の違い。
封じるんじゃなくて、コントロールすることが大切。
カナダやアメリカで暮らすアジア系って
勤勉であるって固定観念がありそう。
中国の神話世界がモチーフなのも良いなあ。
日本もモチーフにこういうの作って欲しいよピクサー。
ただちょっと気になったのが、ピクサーの作品って隙がなさすぎるんだよね。
キャラクターのカテゴライズが「こう!」って固められている。
それは良さでもあるけど、逆に日本のキャラクターはもっとフニャッとしてて、
私はそれも好き。ピクサーに対抗できる要素だとも思う。
毒親の話
毒親問題は儒教の影響が強いアジア圏では共通のテーマなんだろう。
私の親も毒っ気があるが、10代の頃の自身と重ねて、後半声が漏れるくらい号泣してしまった。
話の組み立て方や映像の素晴らしさはさすがピクサー。
最近のピクサーはほんとにクオリティが高くて安心して見られる。
様々な人種が主人公に選ばれるのも良き。
今からでも是非映画館で上映して欲しい
流石のピクサー、ハズレがない。
個人的にディズニーよりディズニーピクサーの方が斬新で独創的な世界観が好きです。
作中の曲もいいし、かっこいいシーンが多いので、是非大画面でもう一度見たいです。
「エブエブ」と
ディズニープラスで鑑賞。
奇しくも先日観た「エブエブ」と同テーマだった。(こっちの方が公開は先だけど)
もしかしたら、多くのチャイニーズ・アメリカン二世・三世の人が、儒教的な思想やアジア人としてのアイデンティティと、どう向き合うべきかを考えているということかもしれないと思った。
「エブエブ」は母親視点なのに対し本作は娘視点なのも対照的で面白い。
また、本作はこれまでディズニーピクサーがやってきた「リアルへの追及」ではなく、動きやキャラクターデザインを日本のアニメに寄せているんだけど、それが結果的に、ピクサーアニメーションでもジャパニメーションでもない、本作だけのオリジナリティーを会得しているのは、ある意味でテーマ性とも合っているのかもしれない。
時代を先取りしたピクサー映画
最高のエンタメ映画。
同監督の短編映画Baoも本当に素晴らしかったが、本作もそれに引けを取らないくらいの名作だった。
表向きには"真面目な娘"を演じながら、実は根っからの"アイドルオタク"という二面性を抱えた主人公。
そして彼女をとりまく友人達がまず魅力的、かつピクサー的に非常に斬新。
とにかくオタ活描写が徹底的にリアルで、これまでのピクサー作品では考えられないくらいに弾けている。
ここにまず驚かされた。
アニメのキャラクターというよりは、今を生きる等身大の女の子という感じがして感情移入しやすい点も良い。
子を案じるあまり毒親になりすぎてしまう母親。
その親の良き娘であろうとするあまり、強烈な二面性を持ってしまった主人公。
本当の自分をひた隠しにしながら生きるのは辛い。
でも誰もが経験した事があるのではないだろうか。
かくいう私もそんな1人だった。
でも1人の親でもあるがゆえ、毒親になってしまう母親の気持ちも分かるのだ。
人にドン引きされそうな側面は誰にだってある。
でもそれも大切な私の一部だ。
そうやって隠さずに、自分に嘘をつかずに歩き出したメイの言葉は誰の心にも刺さるものだろう。
今を生きる全ての人にオススメしたい最高のエンタメ作品だ。
綺麗な
映像美
思春期の女の子の出来事が宝箱のように詰まってる作品だった
親子の喧嘩と友達との関係性、好きなことを否定されるつらさ。
歳をとるとお母さんの視点で見てしまってる自分がいた。
見る年齢によって感情移入する人が変わりそう
目がキラキラなのがコミカルさもあって良かった
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