「レッサーパンダ姿がとても愛らしい!」私ときどきレッサーパンダ 鈴木七緒さんの映画レビュー(感想・評価)
レッサーパンダ姿がとても愛らしい!
ピクサーの新たな挑戦
見覚えのある痛みに、温かさを感じる作品!
一人の女の子が大人になろうとする過程で感じる、家族、友達、周りの社会との関わり。
その中で体験する葛藤や痛みや、自分の溢れんばかりの色んな感情。
とっても分かるなあ、と思いながらも、
人はこうやって見た目すら変わらずとも、
まるで自分がモンスターにでもなったのでは無いかと思うくらいに赤い感情を感じたり、
初めて感じるドキドキやワクワクに人が変わったかのように、ビビットな感情を感じたり!
その様子がとても分かりやすく表現されていました。
なんといっても、レッサーパンダ姿がとても愛らしい!
自分が嫌だなと思っている側面は実は、とてもキュートな個性なのかもしれない。
また、家族や友達の大切さに気づくストーリーでもありました♪
大切な家族といえど、同じ道を示すことや同じ道を行くのが愛ではないと気づいたり、
心の底から信じ合える友達や仲間がいる人生は豊かだと気づいたり。
一方で、自分を大切にしてくれている人の気持ちや想いを知るきっかけにもなる作品でした。
自分目線で世界を広げるのも大切だけど、
自分を愛してくれる人たちの気持ちや目線も知ることが大人への第一歩、かもしれない。
「推し」文化を描いたり、
女性の「性」の成長を描いていて、
新たなピクサーの挑戦だ!と面白く鑑賞しました♪
終始コミカルで、楽しみながらも、
大切な気付きを得られる素敵な作品です♪
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