「現代的な感性を前面に出したディズニー映画」私ときどきレッサーパンダ チュウォンさんの映画レビュー(感想・評価)
現代的な感性を前面に出したディズニー映画
ここまで現代的な感性を前面に出したディズニー映画は初めてではないだろうか?現場が女性ばかりだったとのこと、納得。
テーマも明確。どんな感情も全部自分。自分を受け入れていこう、といういかにも現代的な自己肯定感。わかりやすくて良い。
カナダのチャイナタウンが舞台のようだが、家族の教えに従うのがいかにも中国らしくてテーマにぴったりな舞台とキャラクターだと思う。
なによりテンポがよい。冒頭から軽薄なくらいにテンプレートな自己紹介から入るが、視覚的にわかりやすい演出のおかげで頭にすっと入ってくる。センスのよさを感じる。
キャラクターたちの動かし方が上手いので、感情の動きがよくわかり、没入しやすい。
なによりレッサーパンダかわいい。
クライマックスがヒーロー映画みたいに壮大なスケールなのも、ファミリームービーとして好印象。
さすがディズニー、さすがピクサー。新しい表現を常に追求している。意欲作。
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