「ゴズ×エバ×アルマス」グレイマン しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴズ×エバ×アルマス
"グレイマン" シリーズ第1作(?)。
Netflixで鑑賞(字幕)。
原作は未読(邦訳されてるのかな?)。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で映画史上最高の興奮と感動(※あくまで個人の見解です)を届けてくれたアンソニー&ジョー・ルッソ監督が手掛けたスパイ・アクション大作。
ライアン・ゴズリングがアクションしているのを初めて観ましたが(「ラ・ラ・ランド」でのダンスをアクションと言うなら別ですが)、素晴らしい身体能力でした。スーパーヒーロー然とした超人かと思いきや、恩人への恩義とその姪への想いはヒューマニズムに溢れていて親近感が湧きました。
それとは反対にスーパーヒーローの存在を否定するセリフを述べさせられていたクリエバ兄さんは、長年演じて来たキャプテン・アメリカのイメージを払拭したいのか、最近悪役を演じていることが多い気がしますが、本作のヴィランぶりは非道具合がいい塩梅でめちゃくちゃ憎たらしかったです。
ふたりとの共演経験有りのアナ・デ・アルマスちゃん、今回はクールでビューティーなエージェント。「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」以来の激しいアクションもお手のものでした。シックスをサポートしながら大型重火器を振り回す様はなんとも勇ましいことこの上無しだし、本当にかわいいしカッコいいし言うこと無し。もっと好きになりました(笑)。
ネトフリ史上最高額だけあって、ヨーロッパ各国を駆け回って繰り広げられるノンストップ・アクションが最高でした。
路面電車チェイスと云い、歴史的建造物での激しい銃撃戦と云い、息もつかせぬ展開の連続に手に汗握りっぱなし!
王道な設定と展開ながら、生身で繰り出される目眩くアクションの畳み掛けによってそんなこと関係無くなってしまう。
近年は配信映画を主戦場にしている感のあるルッソ兄弟ですが、映画館オンリーの超大作映画も手掛けて欲しいなぁ…
そもそも小規模公開なのがヒジョーにもったいない。
IMAXや4Dで公開すべき案件でしょこれは!
CIA幹部の悪事は暴かれず仕舞いで痛み分けの感。
シックスとCIAの攻防戦を描く続編つくって!
※修正(2024/04/10)
今晩は。
いつもありがとうございます。
私も知らなかったのですが、原作ありました‼️
『暗殺者グレイマン』(昨日から読み始めましたが、メチャクチャ面白いです)
原作では、フィッツロイは英国のMI5出身、ロイドは元CIAで、今はある多国籍企業の法務部弁護士。
他にも、このシリーズは9作品あるみたいなので(ハヤカワ文庫)、続編のネタはいくらでもありそうです。私も楽しみにしてます。