「ストーリーもアクションも乱暴すぎるが、そこが魅力でもある」グレイマン tomatoさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーもアクションも乱暴すぎるが、そこが魅力でもある
使い古されたようなストーリーには、もう少し新機軸が欲しかったところだが、肉弾戦や銃撃戦、そして車だけでなく、飛行機や路面電車まで使ったアクションは、十分に見応えがある。派手なドンパチの必然性のなさや、あれだけ撃たれているのに主人公に弾が当たらないという不自然さも、ご愛嬌といったところか。
何よりも、007の最新作で「もっと観ていたい」と思わせたアナ・デ・アルマスのアクションが、最後まで堪能できるのが良い。
ただし、悪い奴がその報いを受けなかったり、真の黒幕が姿を現さなかったりと、エンディングの歯切れの悪さは気になる。これは、明らかにシリーズ化を狙っているということか?そうであれば、凄腕な上に仁義も兼ね備えたタミール人の殺し屋も生きていることだし、彼の再登場も含めて続編に期待したい。
ただし、その時も、また劇場での公開をお願いする。
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