母性のレビュー・感想・評価
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みなさんの演技は最高ですが
湊かなえの物語への期待のハードルが高く 出演者の演技は良好で 監督の演出も冴えているのに イマイチ感が出てしまうのはお気の毒。 幼少期のせいかちゃんを演じた女の子。 おそらく美人になるし表情で演技するとこなど どれだけ凄い女優になるか末恐ろしい。 高畑淳子演じてて楽しかったでしょうね。 60点 3 ユナイテッドシネマ大津 20221203
気持ちがわるく…
なんだろう、この気持ち悪さ。 湊かなえさんの書かれる本は、気がつかないうちにおかしいな世界の中へのめり込まされていくあの雰囲気に魅力を感じる。 ところが、映画を観ていてその世界には全く入っていけなかった。異質なものが終始異質なままだった。 サヤカ(永野芽郁さん)の溌剌とした感じにも違和感を感じた。あの環境で健気さとも受け取れるのだけど、不自然さの方が大きかった。 そして、最後JUJUさん?のエンディングの曲で一気に冷めてしまった。恋愛の連続ドラマでも見てましたっけ?といった雰囲気の音楽に自分が求めていた湊作品との乖離を感じました。 役者さん達がどう解釈してこのセリフを言ってるのかな?と、観ながら全く違うことを考えてしまうほどに集中できなかった… サヤカが父を理路整然と言い負かすシーンだけは、見ていてスカッとしたので、星1.5から2へ。
ま、いっか
ま、いっか で済ますのも良いことだったりします。 それじゃこの物語が成立しないんですけども。 戸田恵梨香ほどのマザコンが現実にいるかどうか 自分の娘どうでもよくてお母さん大好きって そりゃ無理がないかい?と思うけど 高畑淳子みたいな姑は本当にいると思う あれだけのパワハラ性格になるに至るのにも 幼少期の家庭環境の歪みが何かしらあるんじゃないかと思うし(その描写は無いけど) 結局、家庭環境が人格形成に最も大きな影響を及ぼすことのひとつなんだろうなと 思わされた映画です 全員演技がうまいし永野芽郁ちゃんも可愛いので 観ていて飽きませんけど ちょっと現実離れしすぎかなぁと まあ私は男なので 「母」のことと「娘」のこと 詳しいことはよくわかりません
湊かなえの 人の心の描き方が苦手
映画としての出来は申し分ないと言ってよいと思った。 心底ウンザリするストーリーだった。 湊さんの話、ほんとにねちっこくて、深層心理に歪んだ感情を持っててそれを描かないではいられない感じ。 苦手です。 スプラッタ的なホラーとはまた別の 心抉られる話。 ルミ子は最初から夫を愛してないどころか好きでさえなかった。 母がその絵を褒めたから 求婚に応じたのだ。 ここで はたと思いつく。 大地真央お母さんがもうちょっと男を見る目があれば良かったんじゃないかな。 まあ そこはさて置いて。 子を産んでも母性が育まれない女が いるかいないか。 という点で言えば、います。 驚くし 腹立たしいけど いる。 夫の母親がそうだった。 私は自分が子を産み母になって、どんどん夫の母が(ついに一度も会う事はなかった) 全く許せなくなっていったくらいだった。 だが、大方の女は 産んだら 母になる。母性は湧くと思う。 永野芽郁演じる娘が いちいちまともな反論をするから見ていられるくらい 頭のおかしな大人に囲まれてる。 ひとえにおばあちゃんが真っ当な愛情を与えて育ててくれたせいか。 中村ゆり さん ほんとに好きな女優さんなんだけど もうちょっといい役(保険のCMくらいいい役)させてあげて欲しいものだ。 ラストは りっちゃんもあのクズ男とまあまあ幸せに暮らしてるっぽいし、高畑おばあちゃんも嫁を娘と思うほどなボケ方で 思われてる側のママも それはそれで自分が娘でいる事に満足して精神も安定しているようだし、 永野芽郁娘もあの男子と結婚してめでたく幸せに見えるような家庭にしていくのかな。 う、、、ん あ、そうですか、、、 みたいなラストに この主題歌? 全く合わん!
自分はどっちかな
母性は生まれ持ったものではないといっていたけど、意外と生まれ持ったものではないかと。母親なんだから当たり前でしょうという呪いの言葉に苦しんでいる人もそれってナニ?と思っている人もいるでしょう。 事故のなかお母さんを助けたいと泣き叫ぶルミ子さんを異質とみるのは簡単ですが、わたしはルミ子さんの母親に相当な違和感を覚えていました。無償の愛を注いだ娘は自分の思う通りになったと自己満足している。これは私が愛されてなかったから穿った見方なのかも。あと、テレビの天気予報が見慣れた地図でした。湊さんがお住まいの地域です。リスペクトかな。
うーむ
最初から最後までずっとどんよりとした内容 違う視点で描かれる所は凄く良かった でももっと暗くてどんよりした内容だったらもっと面白いと思う 個人的にちょっと物足りなかった 戸田恵梨香の母親役の女優さんが映る度に「あんた...そこに愛はあるんか?」ってフレーズが何度もよぎる というか、この↑フレーズまさにこの映画にあってるのでは??(笑)
母と娘
衝撃的な内容だし、娘である自分自身を振り返らずにはいられなかった。 娘は程度の差はあれ、母に認められたい褒められたいと思っている。それが自分も母になった時に、母としての意識より、娘としての意識が強く、母であるよりよき娘としていたい→そのためにはいい母になって、母に認められたいと捻れたものになってしまう。 こういうのって、結構世の中にいっぱいあるんじゃないかなと思った。 【女は2つある、母と娘。いつまでも娘でいたいと思う人もいる。】それは本当にその通りで、それに気づかないまま自身が母になる人って少なくないだろうな。 自立が本当に大事なんだろうけれど、なにをもって自立となるのかもわからない。 もし自分がこどもができた時にちゃんと母になれるのか、いまの自分自身は自立しているといえるのか、胸の中でずっともやもやしている。
思ったよりあたたかい
予告を観た印象から、救いようのない結末が待っているのかと思っていた。 思い出は、美化され、そしてトラウマも。 母と娘の思い出が交錯しているが、どこからがファンタジーでとこからがリアルなのか、、。 幼かった私もひょっとしたら母に愛されたいと思って過ごしてたのかもしれない。社会との関わりが増えてそういった思いはだんだんと薄れていったのだと気づかされた。 未来は繰り返されるのか、幸せの循環に入るのか。
ただただ・・・重い
時間があったので何を観ようかとネットフリックスを・・・。 ちょっと字幕は追いたくない気分なので、ちょうど入ったばかりの母性をチョイス。 劇場公開時は話題にもなってたので、それなりに楽しめるかな?と観はじめました。 開始5分くらいで違和感を感じ、 20分くらいで映画が醸し出す得体の知れない空気に汚染され始め、 もう限界だ!と何度やめようとしたか・・・。 なんとか最後まで観て感じたのは、 使い古した油で揚げたフライドポテトを食べて、何とも言えない胸やけをおこした。 そんな感じです。 消化不良の映画でした。
もったいないな〜
結局、何を伝えたかったか胸に迫るものがありませんでした。 湊かなえ原作、そしてこのキャスティング。 期待値を勝手に上げてしまうのも無理はないが、それだけに… 永野芽郁さんも女子高生役から先生役になってきたか〜と時間の流れを感じていたのに、本編進めばやっぱりJK役かい!😅 と、苦笑い。 それはそれでちょっと厳しくなってきたなと思えてきた。 ミステリードラマとあるがどこが??
愛されるか愛すか
私は大前提男の子であり母からの愛をしっかりと授かったからこそこの母親の狂気さが完全には分からなかったが母を愛するあまり自分の娘よりも愛されたいと言う曲がった思想 不思議な感覚を持ちながらの映画でした。 高畑淳子さん流石の恐ろしい姑でした笑
これも多様な母子関係のあり方の一つなのかも。
<映画のことば> 本能なんて言うけれども。母性は人間の性質として生まれつき備わったものではなく、学習によって後から形成されていくものなんじゃないでしょうか。なのに、大勢の人たちが最初から備わっているものと勘違いしているために、他者から母性がないと思われることは人格を否定されるようなものだという錯覚に陥って(自分に母性が備わっていることを)証明するために、必死になって言葉で補おうとする「愛能う限り大切に育ててきた娘」みたいに。 結論を言ってしまえば、「そういうふうに育てられてきたから、ルミ子は清佳にそういうふうにしか接することができなかった。」ということになるんでしょうね。きっと。 ルミ子の実母はルミ子を、常に自分の顔色を窺い、自分の気持ち(母性)だけを常に満足させること、それだけをを「至上命題」としてしていたように思えてなりません。評論子には。 そう理解すると、ルミ子の清佳に対するそっけない態度にも合点が行きますし、「子供なんか、また産めばいい。」ということになるでしょうし、その実母が不慮の事故で(=予期や事前の覚悟なく突然に)亡きものとなってしまったあとには、実母の、文字通り「代わり」に自身の服従の標準として義母を自分の中に設定し、「嫁いびり」とも思しき義母の悪態にも、口答え一つせずに服従し、あまっさえ恭順の態度すら示す…。 「ここまでくれば、何をかいわんやだなぁ。」というのが、偽らざる本心でした。評論子の。 「這えば立て、立てば歩めの親心」と言う言葉がありますが、その心情(親心)は、父親(男親)でも母親(女親)でも、変わるところはないのだろうと思います。 そして、ここでいう親心には、「見守り」という客観的・受動的な要素は含まれているにしても、決して「命令」とか「要求」とか…むろん「監視」などという親としての主観的・主体的要素は含まれ得ないように思います。 ただ、本能的には、父親の親心(父性)どちらかというと外からの危害に対しての見守りであるのに対して、母親の親心(これが母性?)は、子の身上監護という「内側」に発現することが多いというだけのお話でしょうか。(あくまでも評論子の主観的な「感覚」として…ということですが。) そう考えてみると、母性は、先天的に母親に備わっているものと思われますが、その人の「育てられ方」によっては、後天的に学習しないと身につかないケースもあるのかも知れません。本作のように。 そういう意味では(映画のセリフとしてはいささか教条的に過ぎるような気がしないでもありませんが)まあまあ清佳のこのセリフが、やはり本作の肝だったのではないかと思いました。 実際に同種の体験をなさった方には、胸に刺さるような一本だったのではないかと思います。 多様なあり方があるとは思われる親子関係(母子関係)の考察ということでは、優れた一本だったのだろうと思います。
久々に
ひどい映画を観た。 全く感情移入できず終始苦痛。サスペンス要素もなければオチもなく、ただただ不自然な親子の寸劇と高畑のコントを見せられて気付いたら寝てました。 脚本酷くて監督も無能だと誰が演じてもこーなるわなw
深い
愛情の受け手と、注ぐ側との対峙というか、愛というものの深さと悍ましさをいっぺんに喰らわされたようだった。 何が真実なのかもわからなくなるような、愛の姿を描いた素晴らしい構成だった。演技もやはり名だたる名優揃いで入り込める。 ただ、観る人は選ぶかな…。
結局何だったのだろう
母親を喜ばせようとして、母親のことを溺愛していたルミ子。 そんなルミ子が、男性と結婚して娘の清佳が生まれた。 清佳も母親を喜ばせるための一部としていたルミ子。 そんな母親が亡くなり、かわりに義母につくして認めてもらおうとしていた。 ルミ子と清佳の二人の証言で、それぞれの考え方がわかる内容だった。 結局、この話幡何だったのだろうと思ってしまった。 ルミ子も清佳も何が言いたかったのかわからなかった。 ルミ子も清佳も愛情がほしかったのかなと個人的には思った。
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