「愛能う限り、息子を育ててきました♥愚息だからね。」母性 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
愛能う限り、息子を育ててきました♥愚息だからね。
愛能う限り、娘を育ててきました。
『自分の中に生き物が存在する。これから私の血や肉を奪いながら成長して行く。そして、私の体をつきやぶりこの世に出て来る』
さて、仮に妊娠が男女どちらに起こる事か分からないと仮定する。さてその状況下で、男性諸君。妊娠の間をどう感じるどうすごすのだろうか?
膀胱の上辺りに男性の子宮があると仮定して、その子を男性諸君は平常心を保って、どう気持ちを維持出来るか?と言う事だ。さて。
つまり、父親不在の矛盾をデフォルメしたストーリーである。
我が母がこんな目にあっている。日本古来の男系家族社会に対する皮肉だと僕は判断した。
僕の母親は義母つまり父親の母親を嫌いだった。
僕がその義母つまり祖母と仲良くすると怒られたくらい、。『何考えてんだ』とガキの頃は思っていたが、今になって母の気持ちがよくわかる。
小説を読んでないので、原作との比較とか、テーマの本質は分からないが、何もかも矛盾する。
デフォルメだから仕方ないが、学生運動とかを例えにだして貰いたくないね。
60年安保と反ベトナム戦争を真剣に戦った学生運動家も沢山いて、それが団塊の世代にあたる。彼等のやった事は全てが間違いではない。彼らの間違いはこの映画で語る様にその思いを後世に『伝える事が出来なかった事』だと感じた。
つまり、母性と言う題名と主旨は全く違う。
言わば『日本の家族の絆』が『日本の家族の木綱』と言う事だと思う。
やがて、日本は拡大家族から核家族へと変わっていく。つまり、少子化へと突き進むのだ。自然の流れかもしれない。