「湊かなえファンからみて」母性 masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
湊かなえファンからみて
はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうごさいます。今更ながらでごめんなさい。
いやあ湊かなえの映像化率って凄まじいですよね。打率だと8割バッター。イチロー二人分ですよ。
私の初湊かなえは皆様と同じです。「告白」からです。勿論、映画も観ています。今考えると凄い配役、
学生役で橋本愛とのん(当時は能年玲奈) 主役の松たか子の娘役は芦田愛菜です。
そして読みました。沢山。観ました。沢山。
告白以外で好きな作品は・・・
贖罪
花の鎖
夜行観覧車
全部、映像化されてます。夜行観覧車はロケ地が地元なんで見に行きました。
暇な奴‼️
娘役の杉咲花ちゃんですが、以前コメントの返信でこう言ったことが有ります。
私は花粉症なので、杉の花は咲いて欲しく有りません。だけど杉咲花は大輪の花を咲かせて欲しい。
手前味噌で申し訳ないんですが、上手い事言ったと思ったんです。だから、ここで言ってやった!
いまや大女優。杉咲花満開です。
お付き合い頂きありがとうございます。
映画の感想言ってねえ‼️
すいません。
基本的に映画は母のルミ子(戸田恵梨香)娘の清佳(永野芽郁)のW主演です。
前半はルミ子の母(大地真央) 後半は清佳の義母(高畑淳子)が大きな役割で登場します。
もうね、どいつもこいつもバッドチューニング。
ルミ子は実母依存症。後半は義母の奴隷。傍目には従順な人だけどね。違うな。自分で判断することを放棄してるだけ。信仰宗教にはまってる人だね。俯瞰で見られない。
清佳はそんな母親に反発しています。とにかく気が強い。一番いやな所は父の日記を読んでしまい。学生運動に傾倒してる父を詰る場面。
学費値上げ反対、安保反対、ベトナム戦争反対、結局自分の自己満足じゃねえか!馬鹿野郎!
確かに正論。反対ばっか言ってる。でもね後年の感覚で学生運動を批判するのは後出しジャンケンじゃん。
その頃は多分こんな感じ・・・
♪ 僕は無精髭と 髪を伸ばして 学生集会へも 時々 出掛けた
時々かよ‼️
ご存知「いちご白書をもう一度」です。作者は荒井由実。バンバンはこう思ってる。
♪ ねえ ユーミン 曲 を 書いて
失礼しました。
ルミ子の母、清佳の祖母(大地真央)は生粋のお嬢様、多分だが自分が通った女学校にルミ子を入れたんだろうな。挨拶が「ご機嫌よう」って言う女学校。
義母(高畑淳子)は嫁に対しての当たりがきつい。実に憎々しい。ただね、この人も姑にきつく当たられてきたんだろうな。旧家命の人。
あとストーリーについての紹介はいいかな。
この作品も湊かなえの特徴の視点を変えると感じ方が変わる。お弁当のシーンとかね。
楽しいと言うより、ダウナーな気分。イヤミスだからね。こんな人いなそうだけど、いる。あるいはその逆。
そう感じて頂ければ幸いでございます。
でも私はファンだから楽しみました。4人の女優さんのアンサンブルを。皆さま素晴らしい演技でした。
お付き合い頂きありがとうございました。
私も『告白』からはまって『ポイズンドーター・ホーリーマザー』までは律儀に読破しました。
感心したのは、
・贖罪
・夜行観覧車
・花の鎖
・白ゆき姫殺人事件
・山女日記
・ユートピア
といったとこらですかね。
最近は読んでいません(他の作家に浮気中)。
「いちご白書をもう一度」は大好きでした(過去形)。
映画『いちご白書』も大好きです。
ばんばひろふみって一時期「ヒポポタマス」とかあだ名されてませんでしたっけ?
ヒポポタマスはカバ・・・カバはムーミン・・・繋がりますなぁ・・・