大河への道のレビュー・感想・評価
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伊能忠敬は大河ドラマにならない!?
これぐらいで充分。チュウケイ先生大好きな、チュウケイ先生に忠義を尽くした人たちのドラマだからだ。時代劇パートの冗長になりがちなところを現代パートの面白さが締めてくれて上手くバランスが取れていたと思う。
伊能忠敬の偉業、、、。しかし 伊能の地図を見て、初めて日本地図を見て 感心するのか?
現代人は日本の地図を見ているので、伊能の地図が いかに正確か驚くが、当時の人間は、伊能の地図を見ても 正確かどうか判断できないはず。
映画としては 現代と江戸を同キャストで演じて、面白かった。
おっもしろ〜い!!!
自分にはジャストミートでした。大望を長い時間かけても成し遂げる話で、市井の人達が頑張っていたんだということを伝えてくる話。こういうの、好きなんだ!落語家の方が作った話(落語だから「噺」か)だそうですが、記録なんかろくに残っていないだろうから、創作になるよね、そりゃ。
千葉県香取市が(九十九里浜のそばにある実在の市です)、市が誇る偉人である伊能忠敬を大河ドラマで取り上げることで町おこししようと考える。しかし依頼されたシナリオ作家は、「大日本沿海輿地(よち)全図」の完成の3年前に伊能忠敬が死んでいた事実に行きあたる。「完成させてなきゃ、大河ドラマにならんじゃん」とみな大騒ぎ。話は江戸時代に飛び、その実情が語られる、という話。
中井さんのコメディリリーフとしての地位は確立したよな。あの情け無い表情が絶妙で。それしかないとも言えるけど。北川さんの理知的で冷たい女性という立ち位置も鉄板。江戸編では意思の強さが上手く生かされてるし。
個々のコメディシーンが面白いってわけじゃないけれど、全体が醸し出す雰囲気が最高!これぞ、落語の "人情噺" だね。楽しくて、そしてホロリ。(俺は、ホロリじゃ済まなかったけどね)
草刈さんの将軍もよかった。あんた、泣かせるねえ。
面白かったし感動しました
歴史物が好きなので観に行きました。
伊能忠敬氏の事は知ってましたが、死後の三年間の様子で測量のやり方や大変さも分かって感動もあったし面白かったです。
時々、フィクションだろうと思える笑える話もありましたが、高橋景保氏を始め、名も知らぬ伊能班の人々の情熱と命を引き換えにしても悔いはないという決心には熱くなるものがありました。
字幕で原作が立川志の輔さんと知り、ネットで調べて落語でやってると知って、志の輔さんの落語でも聞いてみたいと思いました。
ほぼほぼ大河ドラマだがコメディ
大河への道という、大河ドラマのもじりともいうべきジャンルですが、この映画を志の輔さんの落語をもとに企画した中井貴一をはじめ、北川景子、松山ケンイチが名を連ね、脚本も『直虎』の森下佳子さんが手がけるという、ほぼほぼ大河ドラマな本作。今でこそ頼朝といえば大泉洋ですが、それまでは中井貴一さんのイメージでした。頼朝、篤姫(せごどんVer.)、清盛とくれば大河好きには見逃せないでしょう。
伊能忠敬は大河にならないというのがテーマだがこれはフィクションで、パンフの中井対談によると森下さんが大河で2年書けると言っていたらしい。実際に加藤剛主演で鬼平のディレクターが監督した映画をたまたまテレビで視て、こんな偉人がいたのかと感心したことがある。まあ、測量シーンばかりで少々地味だった印象はあるけど。
ただ偉人は落語になりにくいらしく(熊さん、八っちゃんの世界だからね)志の輔さんがチュウケイ(忠敬)さんを出さなかったものだから、この映画の時代劇版の主役は高橋景保(かげやす)。天文方の高橋景保っていったら日本史をかじったものなら知っている名前なのだが、何をやったのか覚えていなかった。上映後調べたらあのシーボルト事件で国禁の伊能図の写しをシーボルトに渡したのが景保なんですね。この映画で伊能図完成のヒーローとなった景保がなぜ事件に連座してしまったのか想像がつかない。
この映画の見処は同じキャストで現代パートも見せるところにもある。キャストが皆、なぜか市役所の職員にもハマってしまうところが大河俳優たる所以なのだろうか。実際の大河では『鎌倉殿』が放映されているが、主役の中井貴一をはじめ、草刈正雄、岸井ゆきのなど三谷組とも言えるキャストが多いこの映画。特に『真田丸』で名演した西村まさ彦さんが、もし鎌倉殿に出ないならこの映画で観られるのは大変貴重な機会であると言えよう。
なんか少しづつ惜しい
それなりに面白かったけど。
現代劇と時代劇を絡ませることで相乗効果を狙ったのかなとも思うけど、現代劇だけにしても、時代劇だけにしても、むしろ感興は高められたんじゃないかなあ。
コメディ仕立てになってる部分もあるんだけど、これも中途半端で、しっかりとしたシリアスなものにしても、徹底したコメディにしてもよかったんじゃないのかなあ。
あと、本筋とは関係ないけど、描かれてる県と市の関係は地方自治的におかしいんだが。そもそも市と県は別の組織なんで、「知事がトップです」って市職員は言わないと思うよ。市長への皮肉って言う意味なのかな?
このクニのかたち
ちゅーけーさんの測量を基に地図を起こしたら、少しズレたそうです。丸い大地を、余りに正確に測量したので、平面図にしたらズレちゃったみたいです。凄い執念ですよね。
黄門様こと、水戸光國ですが、全国漫遊の世直し行脚は、していないそうです。でも、助さん格さんは、実在人物で、学者さんだったそうです。黄門様、学者さんと協力して、このクニの伝承と歴史を遺しました。私の知る黄門様とは随分違いますが、あの講談噺のお陰で、私達は、助さん格さんの名を覚えているんですね。その学者さんの中に、うっかり八兵衛はいたのかしら。
「アギーレ」という映画があります。「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドも、有名ですが、本作の主演俳優、クラウス・キンスキー、カメラの回っていない処で、大暴れしていたそうです。この映画、監督さんの妄想を映像化するような話なので、撮影現場が大混乱。監督さんへの怨嗟が募ります。それでも完成したんです。キンスキーが、敢えて監督さんを凌ぐヒールを張ることで、監督に再び求心力が集まり、完成したみたいです。この映画はヴェルナー・ヘルツォーク監督の名を遺すカルト映画となりましたが、彼だけで、完成したわけではないようです。
歴史に名を遺す仕事、したいですよねー。でも、名を遺さない人の仕事は、無価値なのか。仮にそうだとしたら、私の存在は、無価値なのか。私は私の人生に、ガッテンできるのか。
ちゅーけーさんでも、黄門様でもない私ですが、私も、誰かにとっての高橋殿や、助さん格さんになれるのかな。
名を遺さずとも、成果を遺す。そんな名も無き功労者に敬意を捧ぐ。それこそが、このクニのかたちではないでしょうか。
さて、皆さん、ガッテンして頂けたでしょうか?。
あらためて伊能忠敬とその弟子たちの偉業を学べた
千葉県香取市役所では地域活性化のため、初めて日本地図を作ったことで有名な郷土の偉人・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの誘致プロジェクト発足した。しかし脚本制作の最中に、忠敬が地図完成の3年前に亡くなっていたという事実が発覚した。1818年、江戸の下町。伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界し、彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、忠敬の死を伏せ、予算確保する隠密作戦を始めるという話。
伊能忠敬が最後まで完成出来なかった事も知らず観たが、あの精密さは凄すぎる。
知床半島など、海岸線は絶壁で歩けないのに、おそらく船からの測量であの精密さは凄い。
そしてキャストの素晴らしさ。中井貴一の時代劇バージョンでの立ち居振る舞い、北川景子と岸井ゆきのの両時代ともハマり具合など、出演者が素晴らしかった。
ためになったよ~♪ けどちょっとふん詰まり=З
日本地図をつくった人ってことしか知らなかったので勉強になりました。落語版&書籍も触れたことはありませんでしたが面白かったです。なので感覚的にですが、ちょっとまだ全部出きってない感が残りました。
なんか『草刈上様正雄知事』に良いとこ持っていかれた感じもちょっとあるかなぁ、まぁそんなこと思ってるのは私だけでしょうが(^o^;)
確認ですが、結局『忠敬さん』はイチミリも出てこなかったですよね?
勉強になりました
現代パートと江戸時代パートに分かれて
出演者が2役担当する映画
千葉県香取市が舞台
伊能忠敬さん
日本地図を初めて作った人
と学生時代に習いましたが、
真実を初めて映画で知りました。
江戸時代の測量方法
地図の正確さ
などなど
映画はコミカルな部分に
シリアスな部分など
笑いあり涙あり
伊能忠敬が一切出ない伊能忠敬映画
面白い映画でした。
大河ドラマ化されますかね?
実際に
分かりやすい笑いと、工夫した設定が─
シンプルな笑いと、時を超越した配役が結構面白かったので、意外と楽しめました。
演出が敢えて誇張したものだったのでしょうが、それでもやはりわざとらしさを感じてしまいました。それ故の面白さというのも分かるんですが・・・。
所々、不自然に思えるような映像もあったような・・・まぁそれは主観なんですが。最後の静止画など不要なんじゃないかなー、なんて。
一人二役・・⭐︎
現在と江戸時代が交錯するように描かれる作品。
中井貴一を始めとして、他の方も役者さんは派手さなくとも演技の上手い粒ぞろい。
…にも、かかわらず何だか見終わった印象が薄い映画だった。
あらすじは、一地方都市が地域の偉人(伊能忠敬)を主人公にして
街の宣伝、アピールをしようという物語で、そのために奔走する公務員に中井貴一が
扮し(こういう役には、彼は本当にいつも上手い!)、それと並行して実際に
伊能忠敬が生きていた江戸時代の模様が、中井貴一を含む現在の市役所の公務員が
一人二役で演じていく。
二つの時代で、誰が誰を演じるかなど面白く観れるシーンも多いが、物語自体が
脚本のせいか監督のせいか…説得力がなく、何となく終わってしまった。
最後に、将軍に完成した日本地図を見せるあたりがクライマックスなのだろうが
そうなんだ…という感じ。
好きな役者さんが多く出演していて、楽しみにしていたので少し残念。
伊能地図の全貌は大きなスクリーンで観てこそ!
中井貴一さんと松下ケンイチさんの共演は『平清盛』以来?
2人が九十九里浜にいる(現代の)シーン。カメラが急にドローン目線になり、延々長い砂浜が映し出された。それだけで、伊能忠敬と伊能隊がいかに大変だったか……すぐさま実感した。
役者がそろっていて豪華(しかもみんな二役!!)。
場面が時代劇にスイッチした時、(時代劇がメインと知っていたけれど)わぁー贅沢だなあー。と実感した。じんわりと「トリハダがたった」。
要所要所で映し出される明るく輝く北極星。「北極星は2,5等星だからあんなに明るくはないはず」などと野暮は言わない。
だって、伊能隊のみんなは、指標となる北極星が明るく輝いて見えていたと思うから。
志の輔師匠の落語は本当に面白くて、良く聴きます。
落語の、あの爽やかですがすがしい感動があった。落語の、人を信じ、人と人との真心を信じている、「善なる心根」があった。
涙あふれるクライマックスがたたみかけてきて、すごい満足。
そして、完成した地図は本当に美しかった。
パンフレットがとても充実していて、しかも、とても読みやすくよい出来だった。隅から隅まで読み(読め)ました。登場人物、皆さんのコメントがあり、また、それぞれの紹介文には過去に出演した大河ドラマの題名が紹介されていた。ブロダクションノートの『体育館一面に広げられた日本地図』の項を読んで、涙が出そうになりました。
橋爪功さんがコメントで、『等身大の人たちが右往左往して、それぞれ一生懸命で…、幸せな気分にしてくれる………、私を育んでくれたのは、間違いなくこういう映画だ』と話しておられた。
そんな映画。
原作と違う所もあるがそれはそれで楽しめました。
原作を知ってる人なら最初で「えっ!」と思う所があるはずです。そう脚本の加藤さんが20年ブランクのあるベテラン脚本家という設定。原作では名もない35歳の脚本家でした。ただそれがダメという訳ではなく、橋爪功は原作にはないガンコなベテラン脚本家として見事に脇を固める流石の演技をされていました。映画では完成した日本地図を壮大なスケールで描き将軍様の粋なお言葉で涙した人もいたかと思いますが、原作でも同じような描写はあったもののページ数も少なくあっさりと描かれていたのであのシーンは意外でとても思い深いものがありました。
本当の大河ドラマでも主役を演じた事のある中井貴一と松山ケンイチが、伊能忠敬の大河ドラマ実現に向け奮闘する姿は必見です!
全189件中、121~140件目を表示