劇場公開日 2022年5月20日

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大河への道のレビュー・感想・評価

全182件中、1~20件目を表示

4.0歴史の興味深さは嘘があることかもしれない

2022年7月31日
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鑑賞方法:映画館

これはいろんな視点で興味深い作品だった。1つ目は大河ドラマの地方への経済効果をめぐる話であるということ。物語が町おこしのための有力なコンテンツになるという前提があって、はじめて生まれる物語だ。2つ目は、歴史に対する視座。後世に伝わっている話のすべてが真実ではない、むしろいろいろな脚色がなされて言い伝えられていることも多い。歴史とはある意味、創作された物語のようなものだという点で、ドラマみたいなものなのだ(だからドラマの題材になる)。3つ目は、モノづくりへの真摯な情熱。町おこしのために調べ始めた伊能忠敬のチームの地図作りへの情熱が時を超えて、一人の中年男性を動かしていく。
町おこしに利用しようと思っていた話に嘘があった、という点で「椿井文書」を思い出した。椿井文書は地域の価値を高めるために、偽の古文書を作ったとされるものだが、伊能忠敬が地図を完成させる前に死んだ話を伏せたまま大河ドラマを作れば、ある意味現代の椿井文書になったのだろう、しかし、人間はフェイクだろうがなんだろうが、そこに何らかの意味さえ見いだせれば特別視してしまうものだ。この映画の物語がそういう方向に行かなかったのはとても誠実だ。

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杉本穂高

3.5打てば響くようなキャストの結束力に魅了された

2022年5月29日
PCから投稿

時代劇と現代劇の両方を兼ね備えた異色ともいえる作品だ。一歩間違えると分かりにくくなったり、誰が何者なのか混乱してきたりと、そんなリスクも少なからず存在したはずだが、本作は物の見事に落とし穴をひょいとかわし、巧みなストーリーテリングで時代を行き来する。そうやって大立ち回りの語りや構造を展開させつつも、作品内に漂うどこか涼しげで飄々とした空気感が労力をみじんも感じさせない。もちろん根幹には伊能忠敬とその弟子たちの偉業があり、伊能の死後3年間という謎の空白時間を創作落語へと練り上げた立川志の輔の異才がありつつ、さらには二つの時間軸と一人二役を齟齬なく成立させた中井を座長とするキャスト一座の打てば響くような結束力があったことは明らかだ。そしてやはり本作に触れると、最終的に日本地図そのものの面白さ、興味深さへ引き込まれずにいられない。もしこんな大河ドラマがあったら観てみたいと本気で感じる自分がいた。

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牛津厚信

3.5キャスト全員が1人2役を熱演した、意義深い時代劇と現代劇の交錯

2022年3月29日
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鑑賞方法:試写会

立川志の輔氏の創作落語を中井貴一たっての願いで映画化した「大河への道」は、時代劇と現代劇が交錯しており、それをキャスト全員が1人2役で演じ切るという意欲作。当然ながら、新作落語にある“余白”を埋め尽くし、映画として成立させるための労を惜しまぬ姿勢も確認することができる。それにしても、やはり時代劇における中井の立ち居振る舞いは他の追随を許すことがなく、ただただ美しい。

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大塚史貴

4.0まことに大儀なことです

2024年4月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

発想がユニーク
地図を作った伊能忠敬を大河ドラマ
をつくりたいという
でも知らない記述があった
大河にはできないことが…
わかった
伊能忠敬は地図は未完成のまま
命が尽きてしまう
地図づくりを一緒にしてきた仲間
伊能の陰の立役者が
…高橋景保…の存在
この人がいなかったら
地図は完成には至らなかった
伊能忠敬はもちろん素晴らしい人です
ても高橋の偉業もあります
この役を演じた中井貴一が
…本当。素晴らしくよかった
他の俳優の皆さんも。特に徳川将軍
役の草刈さんの存在もすごくいい
セリフの間とか声のトーンが…絶妙

大広間に日本の大地図を見たときは
…圧巻でした。感動しました
日本の各地を一歩づつ歩いて作った
凄いことです。大変さを
ワラジが物語っていますね
この感じの
中井さんが好きです
松ケンのコミカルさと
掛け合いが相性よくて笑った

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しろくろぱんだ

3.570点

2024年4月8日
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鑑賞方法:VOD

興奮

知的

映画評価:70点

とても良かったです!
中井貴一さんの魅力を余す事なく使いきった
素晴らしい作品でした。

日本や海外での知名度も高く、
日本に貢献し、礎になった人物
そんな伊能忠敬が何故大河ドラマの主役になれないのか?という分かりやすい始まり

そして、その原因を深掘りした結果
伊能忠敬を通して、新しい偉人に気がつく
勿論、伊能の新しい魅力も知れる

私たちが漠然と把握してきた日本地図作成の裏舞台に切り込んでいく。きっと大変な事なんだろうけど…で終わってしまった知識。

それらを払拭してもらえる、
とても勉強になり、感動もでき、
歴史だからと頭でっかちの難しい話しでもない
色々な意味で考えられた素晴らしい作品でした。

作って頂き、ありがとうございました。

【2024.4.7観賞】

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まぁと@名作探検家

3.5確かに伊能忠敬ではない笑

2024年3月24日
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鑑賞方法:VOD

伊能忠敬が大我にならない理由がよくわかりました笑
でもよくできた話。シナリオ。やればいいのに笑
まさかの結末ですが、本当に叶うといいですね。

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いつこ

3.0☆☆☆★★ 〝 忠敬さん地図作らなかったってよ 〟 志の輔落語未観...

2024年3月16日
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☆☆☆★★

〝 忠敬さん地図作らなかったってよ 〟

志の輔落語未観劇。

小説版読了済み。ほんの少しだけの感想で。

原作だと全体的に現代パートがほとんどで、過去パートはほんの僅か。
それが、映画化では完全に逆転、現代パートは《大河ドラマ化計画》が始まる最初の部分が大半を占めていた。
(ちょこちょこっと現代パートには戻る)

他には、無名ながらも勉強熱心な脚本家は。元有名だったのに、過去にわだかまりを持つ脚本家へ。
演じる橋爪功は、如何にも…と言った偏屈振りを発揮していて、観ていて面白い事は面白いのだが。幾ら高名とは言え、少しばかり態度が高圧的なのが、一々気にはなる。
まあ、そうゆう風に演じて欲しい…ってゆう注文が有ったのでしょう。

忠敬さんの内縁の妻役には北川景子。
本来ならば優に50歳後半の人だった筈だから、これは流石に北川景子では若すぎるのはどうなんだろう?この監督作品に以前主演で主演している関係から、監督お気に入り…ってところがあるのだろうけど。

現代パートの登場人物達が、それぞれ過去パートの〝 名も無き偉人達 〟となり。《忠敬さんの偉業を盛り立てる役》として演じる…とゆうのは、小説版を読んでいて「何となくそうなるだろうな!」との予想はついた。
それだけに。それらの登場人物達の中の何人かは、無理矢理に現代パートにも登場したりと。脚色上での苦労は多少見てとれる。

「歩くだけで地味すぎません?」

「戦わないとね〜!」

「でも色々な地元の有名所や、食べ物が紹介出来ますから各県と提携出来れば…」

いやはや、大河ドラマへの道って大変なんですね〜

中井貴一は、ここ最近での『嘘八百』シリーズであったり。『記憶にございません』等、そのコメディー演技には年々磨きが掛かって来ており。その安定感は今の邦画界には貴重な存在感を増して来ていると思う。
森繁…とまでは言わないけれど、その域に近づいていって欲しいと思う。

中井貴一の部下には松山ケンイチ。
何かと直ぐにネットに頼る【世間知らず】な若者役。
登場して暫くは、少しだけ苛々する役だったのだけれど。暫くすると過去パートと併せ、画面に《ニョッキっと》顔を出すその雰囲気の、そのコメディー要素が面白かった。
コメディー俳優としての素質はまだまだだとは思うのだけれども、今後の松山ケンイチにも期待したいと思わされた。

コメディー演技の達者な人が多ければ多いほどに、その作品に漂う深みは強くなると思っています。
本作品は、その内容・演出であり、脚本的な辺りはもう1つ…と言った作品だったとは思いますが。
その辺りの不満点を緩める働きをしていたのは、作品に登場する俳優さん達の達者なコメディー演技の賜物だったのだと思いました。

2022年5月25日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12

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松井の天井直撃ホームラン

3.5知られざる伊能忠敬物語

2024年3月15日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

千葉県香取市は観光振興策として、地元の有名人、伊能忠敬を大河ドラマにしてもらおうと、プロジェクトを発足させる。
しかし、新たな事実が判明、地図が完成する三年前に死んでいたことがわかる。
ここから江戸時代、伊能忠敬が死んでからの物語となる。
現代と江戸時代、俳優たちは皆一人二役なのが面白く、キャラクターも似せているのでとてもおかしい。

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いやよセブン

3.5佐原に行ってみたくなる

2024年3月9日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

大広間に広げた地図の海岸線をカメラがなめていくシーンは圧巻。

歴史に詳しくないので、伊能忠敬は初めて正確に日本の測量を行った人、という知識しか自分にはなかった。地図作りを始めたのがまさか55歳からだとは知らなかった。映画に、というよりも伊能忠敬に心動かされた。ぜひとも佐原の資料館に行って、劇中の橋爪功と同じところで鳥肌が立つ思いをしてみたい。

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jfs2019

3.0最後のシーンに目元がじんわりとする。

2024年1月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

映画館でも一回見ました。
日本映画専門チャンネルで改めて昨日見ました。

この映画の最高の場面は、最後、将軍と高橋そして伊能が揃うところであろう。

そして、注目したいのはやはり、伊能という人物がプロジェクトリーダーとなって伊能地図が完成となった訳が、伊能の手足となって地図を完成させた歴史に名を残さなかった人々にスポットライトが当たったことが良かった。
歴史はこのように歴史に名を残さなかった人々の上に成り立っている。

そのような中では、高橋のその後が気になり追って見ると歴史の悲劇に巻き込まれるという、思いもしない最期が待ち受けていると思うと、心やるせない。

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もり045

3.0ゆる〜く観るには面白い配信向きの作品

2023年12月26日
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鑑賞方法:VOD

笑える

単純

自宅レイトショーNetflix『大河への道』

劇場パスシリーズ
日本地図を最初に完成させた伊能忠敬を主役にした大河ドラマを作る為に奮闘する市役所役員達の物語

リアル大河主演俳優の中井貴一・松山ケンイチさんと、どうする家康の北川景子さんに、真田丸の草刈正雄さんが絡むので、面白くないわけないけど・・・

ゆる〜く観るには、配信待ちでOKでした(^◇^;)

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eigatama41

3.0途中までは面白かったが終わりがしょうもない。

2023年12月18日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

伊能忠敬ゆかりの市役所が伊能忠敬の大河ドラマ制作を依頼するというところから、脚本家が考える過去の伊能忠敬の物語に移っていく。
当時どのように地図を作っていたのかが分かって面白かった。
また物語としても伊能忠敬の死後どのような思いで弟子たちが地図を作っていたのか、そして弟子たちの熱意に感化された主人公が命をかけて計画を守り、地図を披露したのは熱かった。
しかし、終わり方が最悪。三流の喜劇で終わる。意味不明な理由で大河ドラマのプレゼンがポシャり、意味不明な対案が作られ、俺達の戦いはこれからだで終わる。
監督ないし脚本家のセンスが最悪すぎる。
そこそこの名作になったはずなのに、しょうもない理由で駄作になってて残念。

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たこつぼ

3.5いきなり、そうなの??ってなった笑

2023年12月16日
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鑑賞方法:VOD

2023
95本目

伊能忠敬をテーマに大河ドラマを!とゆう役場の人たちこ奮闘劇。

え、彼が地図完成をさせていなかったんだ!って勉強不足を感だったなぁ笑

入口から驚いたので、そのまま楽しめました。
測量方法が当たり前だがとにかく大変…
そりゃぁチュウケイさんと先に逝ってしまうわなぁ。
結構、勉強になるし日本人ならきちんと知っておくべき事なので時間あれば見てほしいですね。
サラッとでたセリフに”伊能隊”しっくりきた。

現実的にも伊能忠敬は地図完成させてないので、大河にはならないんだろうなぁ。

ただこの映画を通して”伊能隊”は記憶に残りました。

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M.T

2.5豪華なキャスト陣だから見れたのかも。

2023年11月24日
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鑑賞方法:VOD

この映画.comのページをみて、立川志の輔の新作落語をベースにしていることを知った。そして、落語だったらもっと面白そう、と。

「大河への道」というタイトルと予告編からこの映画を見ようとチョイスした。結果、面白かったけど、まあ映画にするほどじゃないかな、とも思う。(←もっと質の高い物を見たい、という意味で。)

中井貴一をはじめ、キャスト陣が豪華だから見れたけど、もしそうじゃなかったら途中で止めていたかもしれない。

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しの@福井

3.5偉人伝は知るとおもしろい!

2023年11月12日
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鑑賞方法:VOD

伊能忠敬
日本地図を作った人
そう歴史で習っただけでよくは知らない
そういう人がほとんどでしょう、かく云う私もそうだ。

なぜ大河ドラマにならないか?
と切り込んでくるところに興味を持った。
映画はその現代劇と再現ドラマ風時代劇の構成、これがおもしろい!
なぜならキャストが同じだからだ。
なるほど、だからこんなにキャスティングが締まってるのかと頷かされる。

その理由はとくとこの映画をご覧あれ。
冒頭現代劇で脱落しそうになるが、後半の現代劇に戻ってきた時の橋爪功さんのセリフで腹落ちします。

エンドロールを見てまた驚きと納得
原作は本人も出演していた立川志の輔さん
それを企画したのが中井貴一さん
そしてやっぱそうなのかと思った脚本は仁〜JIN〜やNHKの大奥を手がけた森下桂子さんでした。
あれ?
綾瀬はるかさん御用達の脚本家なのに出てなかったな〜

最後に。

大日本沿海輿地全図のWikipediaを読むとより一層理解が深まります。

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零式五二型

4.0気持ちは松山ケンイチ

2023年11月8日
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泣く😭

伊能は次の間に控えております。
襖が開いて 大日本沿海輿地図が大広間の畳にあらわれる。

もうここで涙腺切れました。

余の国はこんな形をしておったのだなあ、美しい、、

日本という国の美しさは かけがえのないもののように思います。

測量を終え、実際の地図を製作途中でお亡くなりになったという史実をドラマにしたもの。

もともと こういう地学的な要素を江戸の科学者数学者が計算で求めたりしていた事の知識はありました。
キリスト教の絶対的天動説を気にせずに済んだ日本人は世界で最初に日食を計算で出した麻田という学者も輩出しています。

子午線1度の距離を測る。
そして地球の大きさを知りたい。
そこから始まる知への探究、知的好奇心ですね。

数学者 関孝和は伊能忠敬より100年は前の人ですが
その頃には既に日本人の一般人の間で算数ブームが起きています。
神社に問題の絵札が出されてそれを解く。
そういう遊びが江戸時代にはあったのです。

日本の文明の基本は日本人であるのだとこういった部分からも証明されます。

「高橋景保の物語でいいですね?」
って橋爪さんが言うのがツボ。

話し終え 現代に戻って 会議室の長机にティッシュ山盛りの松山ケンイチ。
私は まさにあれ。

好きですねえ、こう言う作品。

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asica

2.5最大の謎

2023年10月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

長年分からないのが、チーム忠敬が地図の始点と終点をどうやって合わせたのかという点です。

忠敬は千葉の人なので、仮に千葉県東端の犬吠埼から測量を始めて本州沿岸をぐるっと回って戻ってきた結果を地図にしたとして、終点は犬吠埼とピッタリ一致するでしょうか。

歩測でそんなことができるとしたら正に神の御業、まずまあまあのズレが生じると思うのですが、そうなった時にどこが間違っていたのかをどうやって特定したのでしょうか。その辺りが描かれていれば5点でしたが、残念ながら謎の解明は持ち越しとなりました。

どなたかご存じの方がおられればコメントをお待ちしております。

伊能忠敬個人を描こうとするとどうしてもハイライトが壮年期になるので、忠敬の生誕からこの映画のように大日本沿海輿地全図の完成までを描く話なら、大河は無理としても朝ドラには合っているんじゃないかと思います。江戸時代の朝ドラはあんまり見かけませんが、らんまんの寿恵ちゃんだってずっと日本髪でしたし、何とかなるのではないでしょうか。

ただこの映画で忠敬の奥さんが何人も変わったことを仄めかしていたので、その点はNHK的にはマイナスかもしれません。

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あっさり醤油ラーメンが好き

4.0郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現...

2023年10月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現代ドラマと、伊能忠敬が地図を作った江戸時代の2つのドラマを結んだ物語構成。
しかも、現代と江戸時代との登場人物をそれぞれダブルキャストで描くという趣向が面白い。
しかも、キャストを中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、平田充、橋爪功、草刈正雄といった本物の大河ドラマの常連が固める。
伊能忠敬が亡くなった年と日本全地図の発表の間に3年があるという事実から、そこにあったであろうドラマが描かれている。その話が面白い。
人情話なのだが、話の作り方が嫌味がなく、サラッとしている。落語家の立川志の輔らしい、イキな感じが面白い。
オチは草刈正雄の将軍と知事のダブルキャストだっただろうか。

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八べえ

5.0ただ、ただ、感動

2023年10月9日
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佐原を観光し、伊能忠敬記念館に訪れた後に
気になって観てみました。

まさかの伊能忠敬は出てこない話でしたが

先人たちの積み上げた努力、想いに胸が熱くなりました。
また、ラストの地図お披露目シーンは圧巻で、
上様のセリフに不覚にも涙が溢れ
鑑賞後もしばらく余韻に浸りました。

歴史物に、全く興味がなかった自分でも
とても楽しめましたので、
そういう方にもおすすめできます。

また、佐原に伺い改めて、歴史に想い
を馳せてみたいです。

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mi sora

3.5伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する...

2023年10月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する。彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、隠密作戦に乗り出す。
現代劇に近いわかりやすい時代劇。
日本中を歩いて、日本の形を形にしたこと自体すごいし、地図完成を支えた名もない者たちがいたということ。伊能忠敬を今までと違う視点で観れた。日本地図をお披露目するシーンはじんわり来ました。
現代劇と時代劇で1人2役しているところがおもしろい。
楽しめました。

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よっしー