大河への道のレビュー・感想・評価
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途中までは面白かったが終わりがしょうもない。
伊能忠敬ゆかりの市役所が伊能忠敬の大河ドラマ制作を依頼するというところから、脚本家が考える過去の伊能忠敬の物語に移っていく。
当時どのように地図を作っていたのかが分かって面白かった。
また物語としても伊能忠敬の死後どのような思いで弟子たちが地図を作っていたのか、そして弟子たちの熱意に感化された主人公が命をかけて計画を守り、地図を披露したのは熱かった。
しかし、終わり方が最悪。三流の喜劇で終わる。意味不明な理由で大河ドラマのプレゼンがポシャり、意味不明な対案が作られ、俺達の戦いはこれからだで終わる。
監督ないし脚本家のセンスが最悪すぎる。
そこそこの名作になったはずなのに、しょうもない理由で駄作になってて残念。
いきなり、そうなの??ってなった笑
豪華なキャスト陣だから見れたのかも。
偉人伝は知るとおもしろい!
伊能忠敬
日本地図を作った人
そう歴史で習っただけでよくは知らない
そういう人がほとんどでしょう、かく云う私もそうだ。
なぜ大河ドラマにならないか?
と切り込んでくるところに興味を持った。
映画はその現代劇と再現ドラマ風時代劇の構成、これがおもしろい!
なぜならキャストが同じだからだ。
なるほど、だからこんなにキャスティングが締まってるのかと頷かされる。
その理由はとくとこの映画をご覧あれ。
冒頭現代劇で脱落しそうになるが、後半の現代劇に戻ってきた時の橋爪功さんのセリフで腹落ちします。
エンドロールを見てまた驚きと納得
原作は本人も出演していた立川志の輔さん
それを企画したのが中井貴一さん
そしてやっぱそうなのかと思った脚本は仁〜JIN〜やNHKの大奥を手がけた森下桂子さんでした。
あれ?
綾瀬はるかさん御用達の脚本家なのに出てなかったな〜
最後に。
大日本沿海輿地全図のWikipediaを読むとより一層理解が深まります。
気持ちは松山ケンイチ
泣く😭
伊能は次の間に控えております。
襖が開いて 大日本沿海輿地図が大広間の畳にあらわれる。
もうここで涙腺切れました。
余の国はこんな形をしておったのだなあ、美しい、、
日本という国の美しさは かけがえのないもののように思います。
測量を終え、実際の地図を製作途中でお亡くなりになったという史実をドラマにしたもの。
もともと こういう地学的な要素を江戸の科学者数学者が計算で求めたりしていた事の知識はありました。
キリスト教の絶対的天動説を気にせずに済んだ日本人は世界で最初に日食を計算で出した麻田という学者も輩出しています。
子午線1度の距離を測る。
そして地球の大きさを知りたい。
そこから始まる知への探究、知的好奇心ですね。
数学者 関孝和は伊能忠敬より100年は前の人ですが
その頃には既に日本人の一般人の間で算数ブームが起きています。
神社に問題の絵札が出されてそれを解く。
そういう遊びが江戸時代にはあったのです。
日本の文明の基本は日本人であるのだとこういった部分からも証明されます。
「高橋景保の物語でいいですね?」
って橋爪さんが言うのがツボ。
話し終え 現代に戻って 会議室の長机にティッシュ山盛りの松山ケンイチ。
私は まさにあれ。
好きですねえ、こう言う作品。
最大の謎
長年分からないのが、チーム忠敬が地図の始点と終点をどうやって合わせたのかという点です。
忠敬は千葉の人なので、仮に千葉県東端の犬吠埼から測量を始めて本州沿岸をぐるっと回って戻ってきた結果を地図にしたとして、終点は犬吠埼とピッタリ一致するでしょうか。
歩測でそんなことができるとしたら正に神の御業、まずまあまあのズレが生じると思うのですが、そうなった時にどこが間違っていたのかをどうやって特定したのでしょうか。その辺りが描かれていれば5点でしたが、残念ながら謎の解明は持ち越しとなりました。
どなたかご存じの方がおられればコメントをお待ちしております。
伊能忠敬個人を描こうとするとどうしてもハイライトが壮年期になるので、忠敬の生誕からこの映画のように大日本沿海輿地全図の完成までを描く話なら、大河は無理としても朝ドラには合っているんじゃないかと思います。江戸時代の朝ドラはあんまり見かけませんが、らんまんの寿恵ちゃんだってずっと日本髪でしたし、何とかなるのではないでしょうか。
ただこの映画で忠敬の奥さんが何人も変わったことを仄めかしていたので、その点はNHK的にはマイナスかもしれません。
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現...
郷土の偉人伊能忠敬を大河ドラマの主人公にしようとする市役所職員の現代ドラマと、伊能忠敬が地図を作った江戸時代の2つのドラマを結んだ物語構成。
しかも、現代と江戸時代との登場人物をそれぞれダブルキャストで描くという趣向が面白い。
しかも、キャストを中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、平田充、橋爪功、草刈正雄といった本物の大河ドラマの常連が固める。
伊能忠敬が亡くなった年と日本全地図の発表の間に3年があるという事実から、そこにあったであろうドラマが描かれている。その話が面白い。
人情話なのだが、話の作り方が嫌味がなく、サラッとしている。落語家の立川志の輔らしい、イキな感じが面白い。
オチは草刈正雄の将軍と知事のダブルキャストだっただろうか。
ただ、ただ、感動
伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく、地図完成の3年前に他界する...
落語のうまさ
欲張ってあれこれ手を出したあげく中心が見えなくなった残念作
伊能忠敬が地図の完成を見ることなく亡くなったという歴史的事実を基に、死を隠蔽したまま地図を作成し続ける人々と、それを暴いて地図完成を阻もうとする幕府勢力との駆け引きをベースに、その伊能の業績をTV大河ドラマに仕立てさせて、街おこしに利用しようとする伊能の郷里・佐原市役所担当者たちのドタバタぶりを二重写しにした歴史映画である。
観た後、妙な感覚に襲われた。
芸達者の中井、松山、橋爪、西村、草刈、チャーミングな北川といった顔ぶれ、しっとりして美しい映像に俳優たちのリラックスした好演、そして地図完成が伊能の死後ずいぶん経ってからという意外性に、時代劇と現代劇のドタバタを重ねた構成――どれをとっても興味深いのに、何だか……芯がない。
感動とか感激とかは言うまい。良いものを観たなという充足感が湧いてこないのである。
その理由はよくわからないのだが、インタビューで「成長時代劇として日本人の所作の美しさ、良心をしっかりと訴える。また現代劇では、コメディであるということを貫きたいという話をさせて頂きました」(中井)、「草鞋を視覚的に表現して流す感動の涙というものは、落語では絶対に描くことが出来ない素敵な映像の芸術ですね」(立川)と話しているのを読んで、何となく納得するものがあった。
それを言葉にすれば、映画に腰が据わっていない。欲張ってあれもこれもと手を広げて、どれも平均点以上だが、それらがバラバラで、一つのドラマとして強い効果を上げるに至っていないということだろうか。お笑いとお涙が別々の無関係なものとして存在する、と言えばいいだろうか。
その典型が地図完成後、北川が伊能を懐かしむシーンだろう。別れた4番目の妻である彼女が伊能をそれほどまでに恋い慕うというのは、唐突すぎてろくに情感を喚起しないのである。
北川と中井のキャラクターはとてもいいし、西村の因業ジジイぶりも面白い。彼らを中心に全編時代劇にしたほうが遥かに面白かったのではないかと、ちょっと残念ではある。
一言「愉快痛快」
誠実に働く
作品として面白い
かたじけない
着想が面白いですね。原作である立川志の輔さんの創作落語「伊能忠敬物語~大河への道」こそが素晴らしいのだと思いますが、一方、今作の脚本も細部までよく練られていて、さらに現代と江戸時代の両方を同じ俳優でキャスティングするというアイデアがうまく奏功していてより一層楽しくなったと思いました。とりわけクライマックスでお殿様に拝謁する場面、方や知事に対面する場面がよかったですね。このシーンを観られただけでも大満足でした(笑)。少し前にDVDでみた「キネマの神様」(21)の北川景子さんの和服姿もとても美しかったのですが、今作でも江戸時代パートの北川さんの艶やかさが眩しかったです。ふとした瞬間、若い頃の吉永小百合さんに重なって見えてハッとしました。そう思うと鼻にかかった声も少し似ているような気がしました。中井貴一さんのコメディエンヌぶりも可笑しくて、他の脇役もみなさんいい味わいがあって、よい作品でした。今あるのはこうした無名の人々の苦労あってのこと、そのことを知ることが明日への糧になるような気がしました。
伊能忠敬を主人公に大河ドラマ制作を売り込もうとする市役所職員。 現...
脚本も演出もそして演技も、なかなか見応えある映画に出会えた!
衛星写真などのない江戸時代に、自らの足で測量し、現代とほとんど変わらない日本地図を作り上げた伊能忠敬とその弟子たちの功績の前にして、涙を流さずにいられようか!
しかし、伊能忠敬が日本地図を作り上げたと思っていたが、実は完成の3年前に亡くなっていた⁉︎という驚愕の事実があった!弟子たちは、伊能忠敬の死を隠し、日本地図の完成を急いだ。この日の目に当たらない弟子たちの功績を、千葉県香取市の「伊能忠敬の大河ドラマをつくる」というミッションの中で描いていくという、面白い演出!
落語家の立川志の輔が描く新作落語を映画にしたとあって、クスッと笑いたくなるシーンが満載!
さらに、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、西村まさ彦、橋爪功、そして、草刈正雄という豪華な俳優陣!彼らの演技力が光る!
現代と江戸時代を同じ俳優陣が演技していくのも面白い!
中井貴一の演技力を観る
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