凪の島のレビュー・感想・評価
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瀬戸内海と主人公新津ちせさん頼りでは映画にならない。
テンポが悪い…。
キャストの演技はぎこちなく、取って付けたようなセリフが続く。
不幸を織り混ぜてみても、人間は描けない。
瀬戸内海の風景と新津ちせさんの可愛らしさだけでは映画にはならないだろう。
ハンハンハンハン音楽もクオリティが低すぎる。役者のセリフに集中しないといけない場面で情緒的な音楽が入り、違和感の中に取り残される。
ハートウォーミングと言えるところまで、作り込んでほしかったですね。
こういう映画はいらない演出をせず、役者の演技にまかせて、オーソドックスにつくった方が面白い。
瀬戸内海の風景はとても美しい。
ぜひ、劇場でお確かめください!
#138
美しく優しい島時間の中で。
美しい海や自然に囲まれた島、ゆったりとした優しい時間の中で描かれる島の人々の悲喜こもごも。両親の離婚により母親の地元の島に戻った少女、その級友たち、担任の先生、少女と同じ痛みを知る漁師の青年…とても優しく丁寧に描かれ、エンドロールの映像と主題歌の美しさに最後は涙。良作☆
滉星くん目当てで観たけど、映画として素晴らしかった。正統派な良作。
滉星くんも吃音を持った素朴な漁師の青年をとても上手く演じて、物語の中にとても馴染んでいてよかった。
もっとたくさんの映画館で上映して、たくさんの人に観てもらえたらいいのにね。
違和感を感じながらも最後は感動
なんだかんだで感動のラストにはなっているし、実際に涙も流したんだけど、いろいろと違和感を持ってしまった。
ひとつは、大人が考える子供らしさが前面に出てしまっている。子供たちにたっぷり演技指導したのか、作られた表情やしぐさが多くて、児童演劇を見ている感じに近い。
主役の新津ちせは、演技が上手すぎて子供らしさがない。舞台挨拶での大人びた発言を聞いて、なるほどと納得してしまった。
サバカンを見た後だったので、余計にアラが見えてしまったのかもしれない。
多少眼をつぶるべき点はあっても良作。
今年245本目(合計521本目/今月(2022年8月度)21本目)。
山口県の下松(くだまつ)市にある、ある島を舞台とする、そこに「とある理由」で引っ越してきた子の成長を描くヒューマンストーリーです。
もともと、Kビジョン(下松市と光市にケーブルテレビサービスを配給している会社)が後援しており、その事情から、行政である下松市をはじめ、映画内で出てくる周南市、柳井市など、結構な公式の行政のサイトが推している映画でもあります。
その事情もあるので、いわゆる「地元枠」(私は18までは広島市にいたので、お隣下松市のことはある程度わかります)でないと、「地理がわかりにくい」(明確に混乱させるようなセリフもあります。後述)、「方言(山口方言)が聞き取りづらい」などの点はどうしても出てしまいます。
この「ある島」(架空の島のようですが、ターゲットとなった島は明確に存在するようです。下松市のサイトなど参照)に引っ越してきた、主人公「凪」がなぜここにきたのか、そして彼女が時々「体調を崩す」理由は何なのか…といったところに焦点があてられ、またこの子も含めての子供、大人(ネタバレ回避)の成長を描く映画です。
※ このため、「想定したであろう島」とは交通手段が違います(映画内ではもっぱら船)。
いわゆる「あったかほのぼの枠」という観点ではおすすめ以上ですが、山口県の地理・方言などにある程度通じていないと理解はしにくいかな…という印象は確かにあります。かつ、パンフレットが存在しない(「売り切れ」ではなく「存在しない」が正しい)ため、事実上、そこそこ「リアル知識」が要求されそうです。具体的にはこれらの地理(少なくとも明示的に地名が出る「下松市」「周南市」「柳井(やない)市」「山口市」の位置関係程度は知っておかないと詰まります。
※ 私自身は、下松市・周南市(昔は、徳山市と呼ばれていました)に旅行した経験、もう一つは、山口市への旅行(レノファ山口 vs 大分トリニータ(大分アウェイの試合))がある程度です。
個人的には「内容が少し踏み込みすぎて、事実上ご当地枠映画になってしまっている」という部分は強く感じた(かつ、パンフもないのも痛い…)ものの、映画の趣旨としては十分理解できるし、若干法律的に怪しい(親族相続の親族の部分。ラストのネタバレになるので減点除外)点はあるものと思いましたが、全体として大きな傷はないものと思うのでフルスコアにしています。
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(▼ わかりにくいシーンなど)
「movix周南にドラえもんを見に行く」 → 映画内でこのストーリーの舞台が下松市のある島であることはそうそう明示されます。このmovix周南は映画館であり、「ゆめタウン下松」(以前は、ザ・モール周南、と呼ばれていた)の中にある「下松市の」映画館です。大半の方はここがわかりにくいのでは…と思えます(映画内では「周南市」は出ないが、ボランティアスタッフさんも出たのか、「協力:周南市」とは出ます)。
(下松駅で、新幹線の各車両の模型などが展示されているところ) 下松市には日立製作所の笠戸事業所があり、ここで大半が作られています(下松市はこの意味で、お隣周南市と同じように、工業を一つの産業にしています)。
「山口市の学会に参加する」 → 最短ルートは、下松市のある島(この映画に登場する架空の島)→フェリー→下松駅→(2駅)→徳山駅→(乗り換え/新幹線)→新山口(こだまと、一部のひかりが停車)→山口 です(学会が県庁近くであると仮定して)。
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美しい瀬戸内の漁村のあたたかい人達
小学4年生の凪は両親の離婚により母の故郷である山口県の島に引越してきた。明るく振る舞う凪だったが、アルコール依存症の父が母に暴力を振るう姿がトラウマになっていて、人の争う姿や大きな声により過呼吸を起こすようになった。島の人々はそんな凪の事情を知った上で、温かく接してくれていた。凪が通う小学校の同級生たち、担任のミズキ先生、用務員の山村、漁師の浩平らもそれぞれ悩みを抱えていた。みんなの悩みを知った凪は、自分に何が出来るか考え行動し、母と離婚した医師の父との関係も改善していく話。
凪役の新津ちせが自然で良かった。元 Foo rinのメンバーだから教室のシーンでダンスするのかと期待したがそれは無くて残念だったが。
周りの人達もみんな良い人で、特におばあちゃん役の木野花がほんわかした優しさがあって良かった。
瀬戸内海の自然や島に沈む夕日も綺麗で、ロケ地は下松沖の笠戸島のようなので、実際は橋もかかってるしロケ地巡りしてみたいな、と思った。
島崎の先生役はイマイチだったが、島の人たちの表情が良くてほのぼのした気持ちになれた。
良い作品でした。
メンテナンス島
山口県の離島で暮らす小学生の女の子と、島民達が心に抱える過去と向き合う話。
アル中DVな父親のせいで両親が離婚して、島で祖母&母親と暮らす少女の抱えるPTSDがなんちゃらかんちゃらなストーリーに、笑爺がなんちゃらとか、ぎっくり腰の爺さんと孫がなんちゃらとかand more…
子供や明らかに一般人らしいチョイ役さんの演技はまあまあまあ…で仕方ないけれど、先生はちょっと厳しいすっね(-_-;)
何時間前とか何日まえとか何ヶ月前とか、時々さかのぼってみせたりするのに、急に1年後はなんも無し?ちょっとわかりにくいですね。自分が見落とした?
そして成長物語とか言っているけれど、そんな感じはあんまりなくて、小さな島の人達のそれぞれをみせる群像劇という感じで留まってませんか?
これはこれでつまらなくはなかったけれど、特段惹かれるものはなかったかな。
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