ゲーム・オブ・デスのレビュー・感想・評価
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ルールは簡単。殺って、殺って、殺りまくれ!
原題
Game of Death
あらすじ
酒とドラッグとセックスにまみれたパーティーを楽しむ若者たち。退屈しのぎに部屋の片隅に埋もれていたレトロな見た事も無いボードゲームを始める。ボードゲームに表示された24という数字。ルールは簡単、制限時間内に表示された数だけ人を殺せばクリア、殺せなければ死ぬのはプレイヤー。カウンターが0になるか、プレイヤーが全員死ぬまで終わらない死のゲーム。最初は信じていなかった若者たちだが、突如、仲間の頭が吹き飛び、現実のゲームであることを思い知る。無差別な殺人に追い立てられる彼らだが、それぞれ生き残りを賭けた決意と覚悟を決め、走り始める。果たして、ゲームクリア出来るのか・・・
感想
説明不要!怒涛のハイテンションスプラッターホラー!
上映時間73分と非常に観やすい作品でした。
これぞB級映画って感じです。
オープニングが古いゲームの始まりになってたり、殺戮のとこがカラフルなアニメーションになったり映像でも楽しめました。
婆さんレンジャーと犬の絡みでクスッともきました。
ゴア描写もなかなかあり満足しました。頭爆発とかそこ見せてよ!ってところを見せてくれてます笑
人を殺すために緩和ケアセンターに行くのは…笑
オチはありきたりでしたが満足できました!
時限爆弾のような人生に価値は?
選択せよ どっちが生き延びるか
それぞれの人生をかけた心を爆発させるサバイバルゲーム
※マナティはのんびりとした生き物です
頭を使わないデスゲーム
パリピたちがやべぇゲームを起動しちゃって殺し合いをさせられるという、よくある感。時間も短いしサクッとB級が観たいな〜と思って見始めたけど、予想より断然よかったので大満足。もう1回観たい。
演出がすごくいい。24人死ぬゲームなので、死に方がマンネリ化しないか不安だったが、飽きさせない工夫が随所に見られる。カメラワーク、景色、色調、兇器、音楽等々。
監督の人?は美的感覚がすごく優れているんでなかろうか。服装のチョイスだったり、そこで空を映すんだとか、あっそこの色彩いいねと思わせられる所が多かった。とにかく画面が暗いホラー映画とは全く趣が異なる。個人的にはこういうカラフルな方が好き。
グロシーンはわりとしっかり見せてくれる。そうはならんやろ感はあるがまあいいだろ、そういう映画だ。
あと全編通して、緩急のつけ方がいいなと思えた。たまに挟んでくるパリピ自撮りやマナティが、映画の流れにリズムを産んでいる。
「人をたくさん殺さなきゃならない」→「死ねなく苦しんでる人を殺せばいいのでは?」で緩和ケアセンターに行くというのがすごくよかった。
パリピたちは一般人なので、いくら覚悟を決めたと言っても、多少は憐れみが残っているわけだ。「少しでも、殺して気の毒でない人を選ぼう」という、狂気の底に残ったひとひらの人間性と、ドチャクソな身勝手さのバランスがいい。
ケアセンターでの殺戮シーンは、古いビデオゲームのオマージュがミュージックビデオのように流れて、まあまあ楽しい。ゲームを多少プレイしたことがある人なら、我が身を振り返ることにもなるのでは。
死とは…?みたいなメッセージ性があるようで無い。最後になんちゃらかんちゃら言うシーンはあるけど、そこまで説教臭くないし過剰に観念的でもない。気楽に聞き流しとこ。
すごいオチが!みたいなことは一切ないが、パリピたちは誰が死んで誰が生き残ってもおかしくない(どうでもいい)感じなので、こいつは死ぬのか…!?死なんのか…!?というドキドキ感は最後まで味わえる。
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