ゲーム・オブ・デスのレビュー・感想・評価
全4件を表示
頭を使わないデスゲーム
パリピたちがやべぇゲームを起動しちゃって殺し合いをさせられるという、よくある感。時間も短いしサクッとB級が観たいな〜と思って見始めたけど、予想より断然よかったので大満足。もう1回観たい。
演出がすごくいい。24人死ぬゲームなので、死に方がマンネリ化しないか不安だったが、飽きさせない工夫が随所に見られる。カメラワーク、景色、色調、兇器、音楽等々。
監督の人?は美的感覚がすごく優れているんでなかろうか。服装のチョイスだったり、そこで空を映すんだとか、あっそこの色彩いいねと思わせられる所が多かった。とにかく画面が暗いホラー映画とは全く趣が異なる。個人的にはこういうカラフルな方が好き。
グロシーンはわりとしっかり見せてくれる。そうはならんやろ感はあるがまあいいだろ、そういう映画だ。
あと全編通して、緩急のつけ方がいいなと思えた。たまに挟んでくるパリピ自撮りやマナティが、映画の流れにリズムを産んでいる。
「人をたくさん殺さなきゃならない」→「死ねなく苦しんでる人を殺せばいいのでは?」で緩和ケアセンターに行くというのがすごくよかった。
パリピたちは一般人なので、いくら覚悟を決めたと言っても、多少は憐れみが残っているわけだ。「少しでも、殺して気の毒でない人を選ぼう」という、狂気の底に残ったひとひらの人間性と、ドチャクソな身勝手さのバランスがいい。
ケアセンターでの殺戮シーンは、古いビデオゲームのオマージュがミュージックビデオのように流れて、まあまあ楽しい。ゲームを多少プレイしたことがある人なら、我が身を振り返ることにもなるのでは。
死とは…?みたいなメッセージ性があるようで無い。最後になんちゃらかんちゃら言うシーンはあるけど、そこまで説教臭くないし過剰に観念的でもない。気楽に聞き流しとこ。
すごいオチが!みたいなことは一切ないが、パリピたちは誰が死んで誰が生き残ってもおかしくない(どうでもいい)感じなので、こいつは死ぬのか…!?死なんのか…!?というドキドキ感は最後まで味わえる。
殺戮パーティ
一般のご家庭によくある、20人くらい人を虐殺しないと生き残れないゲーム機を起動させてしまった、若者達の映画
意外とVFXや特殊加工が気合入っていて笑った
期待通りの映画を見る事ができたが、折角だったらもっととんでも展開だったりストーリーに捻りががあったりしたらもっと良かったのになと感じた映画
あたまがばくはつしそう(文字通り)
いったん始めたら指定の人数を殺さないと自分たちが死ぬ、という、ジュマンジデスゲームver.みたいなお話。
ゴア描写に一番力が入っているのだけれど、ホラー映画の犠牲者にピッタリのアホの子たちが、極限状態で葛藤しつついろんな方向へ成長しちゃっているようにも見えるのが、一山100円の量産ホラーとちょっと違うところ。ナチュ殺を連想させるという意見にも納得。
さて誰か/誰が生き残るかな。
全4件を表示