仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのレビュー・感想・評価
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キャスト勢揃いは嬉しいけども…
見たいものが何一つ見られなかった。
主人公の活躍はないし、せっかく復活した相棒との共闘もないし、TV本編で得たはずの答えとは真逆のこと言いながら主人公死んでしまうし…あと設定の矛盾を多すぎる。
挿入歌も流れないし、2号ライダーの新形態は全く活躍しない。
本当に需要を理解していなかったんだな、何がウケたかわかっていなかったんだなと落胆せずにはいられない内容だった。単純に作風もTV版と乖離していて、無駄に陰鬱で露悪的なので、オーズが好きな人ほど見ないほうがいいと思う。
アニーバーサリー作品とは思えない残酷な映画
私は当時のこども世代であり、大好きなオーズの続編が公開されるということでずっと楽しみにしていました。しかし実際に出されたものはアニバーサリー作品とは思えないほどの残酷な展開であまりのショックにしばらく体調を崩しました。
この作品で何を伝えたかったのかはいまだにわかりません。当時からのファンや今のこどもたちからの期待がわかったうえでわざと逆張りをし面白いと思っているのでしょうか。
大好きなオーズでこんな続編がつくられてしまったことがただただ悲しいです。
役者さんたちの演技は素晴らしかったです。それだけが救いです。
最近たくさん特撮ヒーローのアニバーサリー作品が発表されていますがこのような結末にならないことを心から祈っています。
お門違いな擁護が目立つ
まず制作陣は仮面ライダーオーズやキャラクターへの理解がかなり浅いです。特に火野映司の性格や立場を何も理解していない作品ですね。
ファンとしては、いわゆる解釈不一致でとても悪い映画だったと思います。
内容は確かに賛否があって当然のものですが、制作陣はオーズへの理解度が高いとか、オーズが好きな人が作ったといった擁護はよく分かりませんね。
オーズへの理解が深い人を怒らせる内容だったので、制作陣のキャラや内容への理解度かったり、擁護派の理解が足りてないだけでは?と思います。
東映に幾ら金を積まれたのかは知りませんが、この映画を無理に擁護することはあまりにも浅はかで滑稽ですね。
制作陣よ!これが10周年記念でやりたかったことなのか?正気の沙汰とは思えないぞ
内容は面白かったよ!
新フォームや新ライダーのデザインは見惚れてしまうほどカッコいいし、田崎監督の撮るアクションはとても見ごたえ抜群だからね。
さらにさらに今作は10周年記念作品だから、オリジナルキャストが大集合!
みんないい年の取り方してるね。すごい味があってよかったよ。
演技もうまいし集まってくれてありがと~って思った!
ただそれだけにキャラの扱い方には不満が残ります。
10年もファンでい続けてくれたファンに届けるべき内容だったのでしょうか?
「映司らしいと言われればそう思うし、オーズらしいと言われればそう思う。」
でも私たちファンが見たかったのはコレジャナイ感がぬぐえないね。
こういうファンが見たいにそぐわないVシネ最近多いから、東映さんはもうちょっと方向性について考えるべきだね。
これじゃファンはどんどん離れていく。
メガマックスや平ジェネが嫌いな人に贈る
オーズに関しては様々な解釈があるが私自身の解釈として自己犠牲でしか欲望を叶えられない男が様々な戦い、出会いを通して、自分の欲望を持ち、欲望を叶えるため生きていく話。だと考えていた。
その為、私自身は本編後の欲望を叶えようと生きる映司が見れるという点で私はメガマックスや平成ジェネレーションズfinalはお気に入りの映画だった。
またメガマックスでは未来にアンクが生きている事、finalでは割れたメダルの中にアンクの意志が残っている事が判明と、映司の欲望が叶うための長い道のりだと考えており、これらの点からもメガマックスや平ジェネに強い満足感を得ていた。
そんな中での復活のコアメダル。
不満点は恐らく他のレビューの方が挙げているから敢えて深くは触れないがやはりあの結末は私のオーズの解釈と合わせ、個人的には無しである。
そもそも映司が致命傷を受ける原因となった子供に関しても、子供をかばって死ぬのは映司らしいという意見もあるがあの状況で子供を庇わない主人公ライダーの方が少ないだろう。
その点で、私はあのシーンは別に映司らしい、オーズらしいシーンではないと考えている。
その上でラストシーン、オーズ本編には暗いエピソードもあるが多くの場合最後に希望が提示され終わる。(最終回含めて)
だがこのVシネには最後に希望はない。
その点も含めて、私はこのVシネをオーズらしいと言う事は出来ないと考えた。
本作はメガマックスや平ジェネの英司やアンクの解釈が気に食わない、嫌いなファンからすれば間違いなく良作であるとは考える。
一方でそれ以外のファンからすれば地獄のようなVシネになってしまった。
ないより最悪なのはこのVシネ以降オーズがタブー扱いされている事だ。
極論ではあるが、オーズを終わらせる。という心意気で作られたらしいがこんな事になるなら終わらせる必要なかったとも考えている。
いつまでもオーズに頼らないよう二度と続きを作れないようにすべきだという意見も見たが未だに本郷猛が先生ぃ!!とか言いながら石ノ森章太郎と会話するシリーズで無理やり物語を完結させる理由はないだろう。
とここまで不満点を書いたが決してすべての要素が駄目だったとは考えてはいない。
特にゴーダ。あの結末でさえなければ魅力的なグリードとして受け入れられたのではないか?とは考えている。
個人的にはCパートが30秒でもあればもう少しマシな評価になったのでは?とも思う。
賛否両論に納得、あとはその人の価値観
仮面ライダーオーズは仮面ライダーシリーズの中でも毎年ランキング5位以内には入る人気作です。
その10th記念Vシネ作品ということで、特撮ファンの間では上映前期待の声が上がっていました。
しかしいざ上映開始後このVシネ作品の内容が酷いと界隈では炎上しており、早くに足を運べなかった私は上映終了間際にギリギリ鑑賞しました。
賛否両論であった1番の理由は、わざわざ10年と少しが経過して満を持して制作された人気作のオーズの主人公である映司が死ぬということです。
個人的には気分の良い内容ではありませんでした。
この作品を良かったという方の意見も拝見しました。
憑依型や洗脳タイプの展開が好きな方やメリバやバッドエンドと呼ばれる展開が好きな方には刺さったようです。
主人公が死ぬライダー作品は過去に存在しています。TVドラマ版で死を迎えることはリアルタイムで鑑賞しているためこういう脚本なんだな、と受け止められる部分があります。
しかしTVドラマ版でそれなりに明るいラストを迎えて、途中他ライダーの劇場作品にもOB出演をしたりなどした中で、せっかくの10th企画で映司が死ぬという展開。
制作しないでほしかったという思いが生まれました。
これはドラマ版で少女の命を助けられなかった映司が今度こそ少女の命を救うことができたという美談にしたかった作品に過ぎません。
そしてアンクの涙に心が痛みました。
でも良かった点もあります。
それは渡部秀さん、三浦涼介さんのお芝居です。
リアルタイムでオーズが放送されていた頃と変わらない映司、アンク、この二人の姿がそこにはありました。
渡部秀さんに関しては、優しくて誰かを助けることに命懸けで真っ直ぐな映司と、映司に憑依した性格がまるで正反対なゴーダ。そしてアンクに憑依された映司は三浦涼介さん演じるアンクの細かい癖など隅々まで完璧に演じられており、本当に凄い役者であると思いました。
内容はともかく、お二人のお芝居の素晴らしさに星3つとさせていただきます。
クオリティは申し分ない…でも…
最近のVシネらしく、アクションもかっこいい。
役者さんたちの演技も最高。
渾身と言っても良いくらい。
でも、TVシリーズの最終回で自分以外の人と手を繋ぐことで、救える世界を広げた火野映司は何処へいってしまったのか…?
結局10年経っても、火野映司は自己犠牲のまま逝ってしまった…
それが残念でならない…
ひなやバースの2人、店長、会長、グリード…作品の登場人物全員が好きだった自分にとっては、
ある意味アンクと映司の関係(添えられる程度にひなちゃん)しか描いていないように感じた。
結局映司は、アンクの手しか掴まなかった。
でも、アンクが最終回に伝えた事すら無駄になった。
TVシリーズ一年をかけて迎えた火野映司の成長を最終回を全部否定された気持ちで、辛かった。
Vシネの尺上すべてを描けない事は理解できる。
だが、それは制作側の都合であって「見る側には関係ない」
それをしょうがないですますならば、この映画だけではなく、近年の特撮Vシネ自体が見る側にもたれかかれすぎていると感じる…
Vシネのあり方を東映も考え直して欲しい。
確かに、作品が元々楽しいばかりの話ではないけれど、10年待ちに待ったファンが映画を見終わって、
論争したり、作品を心から好きだといえなくなってしまう人を出す続編をお出ししてしまったのは10周年作品としては辛すぎる…
正直、私もこの結末が10年後待っていると思うと、他人にオーズはおすすめできなくなってしまった。そういう作品です。
そもそも、冒頭からいきなり世界が滅びかけてるところから始まる作品はろくなことがないから、そろそろその昭和設定をやめてくれぇ…
好みは分かれると思うが
シリーズ屈指の名作と言われた最終回以後、専用のガイドラインがあると言っても過言ではないほどに特に細心の注意を払って扱われてきた印象のあるオーズ。今作も、「やってはならない」「やるべきでは無い」ことをリストアップし、可能な限り避けたようだ。(先行販売BD特典のオーディオコメンタリーでも、MEGA MAXや平ジェネFinalでの展開の焼き回しにしても意味が無いと考えていたという旨を明らかにしていた。)
原作者ともいえる小林靖子氏と武部Pの過去の発言やMEGA MAX内のアンクの言動からも、結末そのものは避けられぬ運命だったように感じる。最も、それを描写して妄想の余地を無くしてしまうべきではないという意見は十分理解できる。
オーズのガイドラインにのっとって、最大限オーズに擦り寄って描こうとした果てに絞り出された展開であろう。
結末が賛否を呼ぶ点に関しては思い入れというより好みやオーズに対する千差満別の解釈の違いが起因しており、おそろく純粋なハッピーエンドでも一定数の批判は免れなかっただろう。ことに、人気シリーズの完結編と謳ったものはそういう運命にある。個人的にはやらんとする内容、言いたいこと自体は分かる話であり、主演・渡部秀の圧倒的かつ繊細な怪演とも呼べる演じ分けを見られただけでも「いいね」を押したい作品だった。この作品を象徴する「違和感」を意図的に演出するのも上手く(逆にここが批判を呼ぶ点の1つでもある。)、Vシネ作品群の中でも映像の完成度そのものは上位に食い込む。しかしツッコミどころがないかと言われるとむしろ多い部類(見れば大体の人がピンとくる問題点ばかり。)で、10年経ったからこそ出来る作品ではあるが10周年と謳ってやっていいことなのかと言われるとパンドラの箱を開けてしまった作品であり、手放しに賞賛は出来ない。しかし、見た人の数だけオーズの形があり、その人にハマるかハマらないかはその人次第でしかない。兎にも角にも自分の目で一見し、各々の意見を持っていただきたい作品である。本作を見る前後にTTFCの「復活のコアメダル序章」と2011年の「MEGA MAX」のオーズパートを見ておくと解像度がグッと変わってくるかもしれないので、参考までに視聴を強くオススメする。
最高で最悪な10周年
10周年でメンバーが代役無しで再集結出来たことが本当に素晴らしい事だなと思いました。自分は、それだけで満足でしたが、上映時間は、60分・作品自体の話が、今までの本編に加え過去の2作品と小説の内容を事前に予習済みと考えた上での作品は、ファンがずっと待ち望んだ作品ではなかったと思います。本編では、封印されていた800年前のオーズがもう既に復活していてさらに街はボロボロの破壊状態・街のみんなは戦闘服で常に死と隣り合わせの状態加えてオーズに変身出来る映司は、少女を救うため命を失う
人間が作ったコアメダルから作り出されたグリードの
ゴーダが映司の欲望を叶えるためアンクと同じように憑依するさらにゴーダが、映司の身体から抜けると映司は死んでしまうかなり深刻な話だったなぁ〜
しかも800年前のオーズが他の怪人グリードを吸収して戦って負けるのも呆気なかったし、ゴーダは裏切るって分かってたし、アンクが映司の身体に入ってタジャドルコンボエタニティは、かっこいいのに速攻で倒すからなんかもったいないって思ったしバースの新フォームも未完成状態やし変身に時間かかるくせにすぐ登場が終わるクソ映画だった。まぁ10周年でVシネマで映画公開してくれてありがとう。評価は3ですね。
映司(オーズ)を都合のいい神様にしなかった結果なんだと思う。
なんというか全てが満たされる最後とはこんなに美しいものかと涙が止まらなかった。
映司は自分の欲望を満たし、新たな旅にでた。
その過程でいくつもの悲しみがありその悲しみに納得できないファンも沢山いたし、そういう意見もみた。
タビ立ちを見送る側にとって悲しいもので寂しさや辛さのあまり、否定的、攻撃的な評価がつくこともわかる。
だけど本当の意味で一つの作品を完全に綺麗に終わらせるって中々できるものでなく、特に仮面ライダーみたいに他の作品といくつも繋がりがある作品は特に難しいと思う。
「欲望」というこの作品のテーマ通り制作側は自分が欲したものを作った。
恐らく今の御時世だとこの結末に否定的な意見が多いとわかっていただろう。
それでもこの作品を完結させるために集まった演者や制作スタッフは本当にオーズが好きで作品をリスペクトし愛していることがよくわかる。
とても素晴らしい作品でした。
公式ホームページのINTRODUCTIONの締めの一文に「本気のオーズ完結編」と書いてあるとおり見事な良い終末でした!
評価の残り0.5は恐らく予算やら時間の都合で明かされなかった設定やキャラのやり取り部分を知りたいという俺の欲望で(笑)
なるほど、賛否両論だ
結末に関しては、物語としては「映司の最後の願いが叶って」美しい結末なのかもしれませんが……
個人的には、たとえご都合主義でもいいから、
信吾の身体無しでアンクが復活(味覚もちゃんと持っている状態)して、みんなでクスクシエでアイスやおでんを食べているハッピーエンドが良かったです。
でもあの結末で良いという人もいるので、そこは否定しません。
個人的に「うーん……」と思ったのは、TVシリーズをパロディ“しすぎた“ことです。
ここだけははっきりと、否定させてください。
ゴーダの「歌は気にするなって言ってよ」はとても良いと思います。
映司の記憶を読み取ったゴーダが、オーズへの変身を(まるで子供が仮面ライダーオーズごっこをしているように)楽しんでいるのが感じられます。
「タジャドル出してよ!」とか「(プトティラに変身して)これなら行ける!」も映司になりきるのを楽しんでいるのが、うかがえます。
そこからゴーダというキャラクターがどんなものか分かるので、ここの本編パロディは良かったと思います。
ただ最終戦のタジャドルエタニティへの変身……
アンクの「わかった、それがお前の本当にやりたいことなら(省略)」はまだギリギリ良いです。
TV最終回で「映司は自分のやりたい事をやってくれた、今度は自分の番だ」というアンクの強い意志が感じられました。
でも戦闘シーンでの映司の幻参戦。あれはやりすぎです。
行き過ぎたパロディで、もはや私には、寒いギャグにしか見えませんでした。
特にエタニティと映司(生身)のダブルライダーキックは寒すぎました。
ここの寒いパロのせいで、TVシリーズ最終戦のタジャドルまで汚されたようで、とても哀しいです。(もう2度と最終回タジャドルで感動できそうにないです)
仮面ライダーオーズが大好きだっただけに、とても残念です。
最低最悪の自己満改悪二次創作
まず10年以上経つ作品にキャストが集まってくれたのはありがたいことだと思っています。
しかし肝心の中身は設定から間違えていて本編見てると思えない粗雑なものであることにただ失望しています。キャスト以外一切褒めるポイントがありません。話もクソ新キャラも低予算曲も意味不明すべて製作陣の自己満足。
元の作品で描かれた内容を蔑ろにした独りよがりな解釈と過去映像のツギハギで、大好きだった作品が汚され踏み躙られました。尺が足りないとか言いますが、あのつぎはぎ省略してエニシゴの時間減らしてたら足りてましたよ。あえて薄めてるんですよ。尺があっても矛盾点が増えるだけでしょう。
特に最後の反転演出はあほらしくてあほらしくて笑ってしまいました。最早ギャグ。なんで映司の幽体が飛び回るんですか?
本編を無意味になぞったセリフの山。脚本家は、自分でセリフを考えることすらできないんですか?監督は矛盾した脚本読んでなんも疑問に思わないんですか?
あまりの駄作ぶりに見てる方が恥ずかしくなるほど雑な代物でした。
こんな駄作を堂々と出してくるあたり、あと十年東映がもつかも怪しいなと思いました。せいぜいネットのエモに媚びて「辛口カレー(笑)」を愛するファンに支えられて頑張ってください。どれだけの人が金出すか知らないですが。
作品としては完成していた
最初に結論を言うとすれば、『パンフレットが全てである』というしかないだろう。
ネタバレは踏まずとも、映画の賛否両論は自然と耳に入ってきた。
私個人の感想として、Vシネというのは当たり外れが激しく、解釈不一致で二度と見ないなと思う作品もチラホラあったため、きっとそのたぐいなのかと思い、劇場に足を運んだ。
映画が始まった瞬間、心底驚いた。
テレビ本編の、その延長線上に彼等は居た。
解釈一致もクソもない。だって彼らがそのまま画面に居たのだ。
そしてこの映画の賛否が別れる理由がわかった。
オーズが大好きで、この10年間待って待って待ち続けた人間にとって、この幕引きはとても残酷だ。
しかし、納得したくはないが、理解できてしまう。きっと彼らならそうすると、火野映司はそれを選ぶと、あの1年間を通して彼らに触れてきた私達は、分かってしまうのだ。
これはオーズの続編というよりは後日談で、タイトルの通り完結編、終わりだ。
あのような終わり方が個人的に好みであったのもそうなのだが、火野映司が畳の上で大往生出来るとは本編を通しても思っていなかったので、誰も知らない戦場で一人孤独で死んでくいくよりも、寧ろ「目の前の命に手が届く」「アンクとまた会う」という本懐を遂げられ、仲間に看取られることができた映司は幸せ者以外の何者でもないだろう。
というか映司の願いは「アンクとまた会う」ことであり、それから先の事を考えていない事にこれを書きながら思い出した。彼の望む幸せの中に、彼は端から居なかったのだ。
あとは火野映司役の渡部秀さんの演技が本当に凄かった………何も情報がない序盤に、声色だけであれだけ不穏な空気を、映司なのに映司ではない違和感を演出できるのは彼が仮面ライダーを、オーズを愛しているが故なのだろう。
彼は今回の作品で映司のフリをするゴーダ、ゴーダ、アンク、映司を演じていたが、アンクが憑依していたとき、首のあの独特の動きや目の動き、下から睨むように少し顔を伏せるような仕草がそのまんまアンクで思わず笑いそうになってしまった。流石誰よりもアンクを近くで見ていた男である。
そして終盤、本編最終回のオマージュ、あのときとは立場が逆の二人。もうこの段階でボロクソに泣いていた。感情は時に純粋な力さえも凌駕する。
不満があるとすれば、予算が低いように見受けられたのと、尺が短すぎた。
やりたいことに対して容器の空きがないのだ。そりゃ詰め込みまくって置いてけぼりになってしまう。
これは1時間30分、いや2時間くらいの尺で届けてほしかった………掘り下げたいところが多すぎるので、是非とも円盤では余白を埋めて欲しい。もしくは早急に設定資料集を。何故古代オーズとグリードは復活したのか等の補完が欲しい。
また、進化バースは必要だったのだろうか…?という疑問が湧いた。そこは少し蛇足感というか、きっと時の流れと残された人々の葛藤などを表現したかったのだろうが、やはり尺の関係で語られることが少なくてモヤッとしてしまった。早急にこの10年間の空白期間の資料が欲しい…………。
全体的にチープ
少し批判的な内容となってしまったため、この作品に好意的でいらっしゃる方は閲覧しないことをおすすめします。
感想としては全体的に安っぽかったです。取って付けたようなTV版のオマージュ、迫力に欠ける戦闘シーン(レジスタンスvsグリード)、愛があるとは思えないほど浅い本編キャラの扱いといったように、短時間、低予算を言い訳に出来ないほど作品自体に引き込まれなかったです。
まず、TVシーンオマージュ。名シーン集?と思ってしまうほど、オマージュにたどり着くまでのストーリーが薄くて、個人的には入れとけばいんでしょ、感が凄かったです。
次に、戦闘シーン。人間との力の差を伝えるのには必要だったシーンなのかもしれませんが、何度も戦ってるのになんの対策も練らず特攻するレジスタンスにはガッカリしました。バースを囮に後ろから爆弾で襲撃するとか、ただ単に挟み撃ちでも良かったのですが、なにかして欲しかった。
3つ目に、TV本編キャラの扱いの悪さです。ウヴァさん弱すぎる。確かにネットだとネタ扱いを受けていますが、TV本編ではそこまでカッコ悪く弱い、というイメージはありませんでした。ネットの評判だけを見て書いてるのかな?と思ってしまいました。あと知世子さん影薄すぎ。全てのキャラに時間的に触れられないのは分かりますが、モブと同じ扱いすぎます。せめてアンク映司比奈との絡みや、本編のような何が起こっても明るく過ごす強い知世子さんが見たかった。
あと話の展開が弱かったです。
戦闘シーンもう少し搾って人間的なドラマの方に話を振ってくれた方が個人的には嬉しかったです。子供向けではなくなってしまうかもしれないですが。
この作品のいい所をあげるとしたら、久々のオリキャス集合、anything goesのopをみれたところでしょうか。ほんとに味が薄い映画でした。
結末については賛否両論ありますが、個人的には映司が自分の願いのために人を救って死んだという結びは良かったのだと思います。個人的に不満だったのはそこまでのストーリーの流れが雑だったことです。
なぜ女の子はレジスタンス達と避難してないのか。なぜ命の恩人を見て何も感じないのか。なぜ映司を殺した王は蘇ったのか。そんな疑問が沢山あるのに、火野映司は死んだという事実だけを伝えられて、混乱してしまいました。
パンフレットを見ればわかる、という意見もありますが、見たいとは思わなかったです。それくらいこの作品に引きがなかった。
オリキャスの皆さんがほぼ放映時の見た目だったのも相まって、もっと何とかできなかったのかなー、と思ってしまいます。
マジでさ…
ファンは火野映司とアンクの共存、唯一無二の最高のバディというのを夢みて
オーズ10thを大いに期待してた。だが制作陣営は、それを大きく覆してきた。
「あのさぁ…マジでなんで火野映司という主人公を死なせた?」
Vシネバルカンの場合は、サブライダーながらも芯の通った正義感があったこともあり、
信念を通した「死」であったため、「かっこいい」というイメージを残したまま良作品になったけど、
誰もが言っていることではあるが、オーズ10thは圧倒的に尺が短すぎる。
百歩譲って【前編】【後編】という構成が良かった。
TTFCとかで特別編やるんなら最初からそのストーリーを、映画でやって欲しかった。
この映画放映後、「オーズ好きです!」という声を聞かなくなった。
というか声を大にして「オーズ好きです!」と言えなくなった。あの作品じゃあ…
CSM付きのブルーレイやver.10thのオースキャナー予約したけど、そのまんまフリマに出品しようかな?
「そのレベルでひどい」
まじめに作り直してくれ、これからライダー映画にオーズや火野映司出た時どんな目で見ればいいんだよ。教えてくれよ、東映!映画制作陣!
見たかったいつかの明日
1時間があっという間に終わるくらい展開が早く、中盤から終盤にかけてのグリード達や、古代オーズの退場に気持ちが追いつく間も無く、仮面ライダーゴーダ、バースX、タジャドルエタニティの登場、英司の死とノンストップで話が進んでいきました。
キャストが変更なしと聞いて、またメズールやガメルを観れると楽しみにしていたので、ほんの数分で退場した時は気持ちが追いつかず、しかし話は進むので悲しむ暇も無かった。せっかくのオリジナルキャストなので、もっとグリード達の会話を見たかった。
結末についても、自分の見たかったいつかの明日は英司とアンクが肩を並べて戦って、比奈ちゃんも含めた3人で笑いあってる日常が見たかった。
自分の見たかった物はほとんど見れなかったけど、英司の命をかけて伸ばした手は少女に届いて、最後の願いでアンクが復活して、だけど英司本人は死んでいるのは、他人を助けるのとアンクが復活するのを、誰よりも望んでいて、欲望を叶えた英司の最後として良かったのかと思いました。
欲望が無さそうを見えるけど、実は叶えるためなら自分の命も顧みないほどの欲望を持っていた英司が最後は満足していることを願っています。
個人的には楽しめました!
TVシリーズ放送当時23歳、昭和ライダー信者で平成ライダー作品を避けており、ひょんなキッカケからオーズで初めて平成作品にふれドハマりした身です。
TVシリーズや映画を含め、現在はライダー作品全て観てますが、懐かしさもあってかここ数年のライダー映画の中ではダントツに面白かったです☆
自身の記憶力が壊滅的な為、様々な作品を見ても面白かった、面白くなかったは覚えてはいるものの、細かい内容の話となると数ヶ月後にはほとんど話せないようなことも多々ある身ですが、好きなライダー作品を1つ上げろと言われるとノータイムでオーズと答えるぐらい好きな作品です。
鑑賞するまでネタバレはされたくなかったですし、他の人の意見に左右されたくなかったので情報は公式発表のあらすじ等を含めほどんど入れない状態で鑑賞しました。
やったことといえばオーズ関連の楽曲を聴いて士気を上げたぐらいです♪
それでも上映時間を調べるために映画.comを開くと、嫌でも目に入ってくる低評価の星の数には不安を感じてました(笑)
しかし、鑑賞後はなぜ皆さんがあそこまで低評価にするのかわからないぐらい面白く、満足感とともに疑問が湧いてきたので全てではないですが低評価のレビューをいくつか拝見し、低評価をつけている理由は理解しました。
細かい内容を覚えておらず、オーズが好きという気持ちだけでみたことが幸いしたのもあると思いますが、皆さんの投稿を拝見し、TVシリーズの内容を思い出した上で改めて評価を考えましたが、個人的にはオーズはこの終わり方で満足です。
満足のいく内容だったため、人生で初めて映画パンフレットも購入し、各キャストや脚本、監督のインタビューも拝見しましたが、他の方も書かれていたように作品の内容にファンの人がどう思われるか不安を感じているキャストさんも何名かいらっしゃいました。
ただ、あくまで校正された紙面上の文章から個人的に感じたことは、不安を感じているけど満足のいく作品が撮れたと感じているように思いました。
もちろん多くの方に読まれるであろうインタビュー記事なので、オブラートに包んで遠回しに納得できないと伝えている方もいたのかもしれませんが、本人と直接話したわけでは当然ないので真意はわかりません。
勝手にポジティブに解釈してしまっているだけという可能性も十分にあります。
皆さん色々と思う所はあると思います。
インタビューの中で監督も言われてましたが、当時子供だった人たちがある程度成長し、大人になっていることも考慮してのこの結末。
確かに子供向けではないのかもしれません、作品が持っていた大きなメッセージ性を否定してしまったのかもしれません。
しかし、現実は非情で映画や小説のように思い通りにならない事なんて日常茶飯事です。
10年前の自分が思い描いていた未来の姿になれている人なんてほんの一握りではないでしょうか?
もちろん本作は映画なので、脚本や監督の采配次第で多くの方が納得できる内容や結末にすることも出来たと思います。だからこそ不満が生まれる、当然のことと思います。
しかし、それでもあえてこの内容にした、この結末を選択したことを改めて考えて貰えれば少しでも作品に対する評価が変わるのではないかと、愚考します。
長々と後半変なセミナーみたいな話になってしまいましたが、改めて最後にもう1度…
最高の作品でした!
素晴らしい作品をありがとうございます!
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