グリーンバレット

劇場公開日:2022年8月26日

解説・あらすじ

「ベイビーわるきゅーれ」「ある用務員」の阪元裕吾監督が、殺し屋たちの日常を描いたモキュメンタリー「最強殺し屋伝説国岡 完全版」の続編。ミスマガジン2021に選ばれた6人、和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋が全員殺し屋を演じるアクションエンタテインメント。

プロの殺し屋を目指す山田ふみか、今井美香 、神里はるか 、東雲唯、鹿目梨紗、沖田響の6人は、京都最強の殺し屋・国岡がインストラクターを務める殺しの訓練合宿に参加することに。しかし、女子6人の個性がさく裂する合宿は破綻をきたし、その結果起こったある事故により、「フォックスハンター」という凶暴かつ最悪な殺し屋集団が国岡と6人の命を狙って合宿所に向ってくることになる。

ミスマガジン2021の6人が殺し屋見習い役を、「最強殺し屋伝説国岡 完全版」に続いて伊能昌幸が国岡役を演じる。

2022年製作/106分/R15+/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2022年8月26日

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(C)2022「グリーンバレット」製作委員会

映画レビュー

4.0 「国岡」ファンには大満足の1本、画郭に関する演出についてのメモ

2022年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0 低予算アイドル映画と低予算アクション映画の美しき合併。

2022年8月31日
PCから投稿

『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾監督が、2021年のミスマガジン6人主演で殺し屋アクションを撮る。それでいて、『最強殺し屋伝説国岡』の続編でもあるという。フタを開けてみると、白石晃士監督の影響を受けたフェイクドキュメンタリースタイルと、劇映画ならではの盛り上がりを巧みに融合させてた、阪元監督ならではのアイドル映画に仕上がっていた。

とにかく映画の序盤では、演技もアクションも経験不足であろうミスマガジンの少女たちが、最後までやりきれるのだろうかと不安にもなるのだが、そのおぼつかなさをうまく利用として、気がつけば彼女たちの成長を応援してまっている自分がいた。ああ、これこそまさにアイドル映画の醍醐味ではないか。雑味も隙間もツッコミどころも多いが、それが作品の瑕になることなく、キャラの魅力を引き出して突破していく。これもまたB級映画らしい醍醐味であり、ジャンル映画の担い手として阪元監督への期待がまた高まった。

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村山章

3.5 カオスな殺し屋養成合宿!

2025年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

■ 作品情報
監督・脚本: 阪元裕吾。主要キャスト: 和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋、伊能昌幸。

■ ストーリー
プロの殺し屋を目指す6人の女子たちが、京都最強の殺し屋・国岡の指導のもと、訓練合宿に参加する物語。山田ふみか、今井美香、神里はるか、東雲唯、鹿目梨紗、沖田響といった個性豊かな面々は、それぞれスマホ好きで流されて殺し屋になった者、国岡の熱狂的なファン、殺し屋の娘など、一癖も二癖もある生徒たち。協調性に欠ける彼女たちに国岡は手を焼くが、そんな合宿中に凶暴な殺し屋集団「フォックスハンター」を呼び寄せてしまう事態に。国岡は、未熟な新人女子たちと共にこの危機に立ち向かうことになる。

■ 感想
シリーズ第3弾『フレイムユニオン』鑑賞前の予習として、前夜の第1弾に続いて連日の鑑賞。前作がそこまでおもしろかったわけではないですが、乗りかかった舟ということで本作も観てみました。キャストの影響か「ベビわる」度が増し、前作でこのシリーズの楽しみ方もなんとなくわかってきたこともあり、ちょっとおもしろく感じました。おかげで、萎えかけていた第3弾の鑑賞意欲も持ち直してきました。

本作では、モキュメンタリーの構図はそのままに、「殺し屋養成合宿」に密着するという設定がおもしろいです。前作の主人公・国岡ももちろん登場しますが、中心となるのは殺し屋とは縁遠い6人の女の子たち。しかも、なかなかのくせ者ぞろいで、素質があるのかないのか、やる気があるのかないのか、その言動を見ているだけでもけっこう楽しいです。

そして、そこに絡む国岡の相も変わらぬナチュラルな対応が、ドキュメンタリー風味をそこはかとなく醸し出しています。そんな国岡のまわりには、殺し屋仲間のポンコツ真中、密着カメラマンのウザ絡み大坂など、こちらもなかなかの顔ぶれ。こんなめんどくさいやつらが繰り広げる、茶番のような合宿風景が、ゆるく描き出されます。

終盤は、フォックスハンターなる殺し屋集団との乱戦となり、緩さから一転して本気バトルの見せ場が国岡に用意されています。前作にもまして激しいバトルがクライマックスを盛り上げ、問題児ばかりの研修生たちもそれなりに成長したあとがうかがえるラストも悪くないです。

中心となる女の子たちの演技やアクションには、確かにまだ粗削りな部分も感じられ、物足りなさは否めません。しかし、その未熟さが、常に落ち着き払った国岡との絶妙なコントラストを生み出しており、この組み合わせが本作に独特のおもしろみを与えていると思います。

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おじゃる

2.5 【「ベイビーわるきゅーれ」風ではない】

2025年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

阪元裕吾作品好きとしては、一連の“殺し屋もの”とはまったく違うテイスト。可愛い女の子6人を“殺し屋候補”として育てる設定だが、期待していたバイオレンスは控えめで、正直肩透かしを食らった。

物語の主軸は“ミスマガジン出身のキャストありき”のアイドル映画的なノリ。そう割り切って観たほうがしっくり来るかもしれない。ストーリーには破綻も見えるが、ラストへ向けて一気に熱量を上げていく構成は、まさに阪元印。

邦画でアイドルを起用し、終盤でしっかり盛り上げるのは難易度が高い中、その手腕は感じた。一方で、“殺し屋もの”としての満足度は低く、個人的には物足りなかった。

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abu