コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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気付かされる
17本目。
観終えて調べたら、リメイクか観てないな。
先生が、いい味出してたけど、それ以上に彼女の頑張りに感情移入。
コンサートの演出に、うちらでの当たり前が当たり前じゃないと気付かされる。
観てたお客さんも、そう思っただろう。
で、忘れた頃に伝えると言う事の大切さ。
いい映画だったと文章入力してたら、いやオリジナル観た様な気がする。
これをやる前だから、忘れてるだけ?
家族の送り出しがあってこそ
名作だと思います。
貧しい漁師の産まれで唯一の健聴者。手話による通訳で家族をサポートする役目。そんななか自分の夢となった合唱で、(家族をサポートするために一度はあきらめながらも)、家族と離れ夢に生きていくことを選ぶ。でも、家族はルビーの歌声がどれほど素晴らしいか分からない。それでも快く送り出した、素晴らしい家族の物語でした。
兄貴:
家族のために生きようとするルビーに対して、周りからのルビーの歌声の噂を聞きつけ、敢えて「この町から失せろ!」と、厳しい態度で妹の夢を実現させようとしていた。兄弟愛。
父親:
合唱祭での名シーン(無音状態)で、周りの観客がルビーの歌声に感動している様子を見て、また、その夜に「考え事をする」と言いながら外に出たあと、ルビーの歌を喉に手を当てながら感じ、翌日の入試に連れ出した優しい父親。最後の言葉は「Go!!」
母親:
最後までルビーに家に残って欲しかったのは母親だったと思う。ルビーが合唱を始めると「反抗期なの?」と言ったり。そんななか、ルビーが生まれてすぐ健聴者だと分かって「正直、心が沈んだ。分かり合えないと思った。」と正直に話をしながら娘との溝を埋めていく。
そんな家族へ、
入試の場面で手話を交えて届けたのが、「あいのうた」だったと思う。審査員へ、ではなく家族へ歌っていた名シーン。
家族の送り出しがあってこそ、好きなことができる。田舎を出た自分もそうだったんだなぁ・・。
(あと、ああいう先生いそう・・・という音楽の先生もハマリ役で何か良かった。)
フランス映画『エール』のリメイク作品
家族構成、両親が性病で受診するところ、歌手を目指すところなどほとんどがエールと同じ設定です。
きっと監督は尊敬の念を込めて、なるべく原作のままにして、アメリカの社会に合わせたのではないかと思います。
作品としては、とても良いと出来栄えで、楽曲もとても馴染みのあるので、こちらの方が親しみやすいです。
どんな状況でも夢を追い続けること、ダイバーシティの考え方とその実行が大切だと両作品を通じて思いました。
聴くことはできないが感じることはできるから伝わる。
圧倒的な歌声を持つルビーは音楽大学への進学を目指すが、家族のサポートをしないといけないという責任感から葛藤する物語。
父親をはじめとする家族がルビーの歌声を感じようとする行動に胸が熱くなる。
そのことを伝えていくための終盤の演出方法が秀逸で、映画館で観て良かったと思える作品だった。
映画を観た後に家族を大事にする気持ちになれるとともに、心が綺麗に浄化される。そんな作品だった。
「愛と歌声の旅立ち」ですね。ジョニ・ミッチェルの『Both Side Now』はやはり名曲であります。
①演出がやや平板で且つリズムが停滞するところがあるのが残念ながら、以下の2シーンは名シーンと言って良いと思う。②合唱部のリサイタルでルビーが歌っている最中に無音になり音が聴こえない世界というのがどういうものか疑似体験することになるシーンは上手いと思ったが、同時にこのシーンは娘の歌を聴くことが出来ない両親が娘の歌に人が涙するところを目撃することで娘の歌声がそれほど素晴らしいものであることを理解する特別なシーンでもある。③ややベタではあるが、バークリー校のオーディションで『Both Side Now』を歌い始めたルビーが両親と兄が二階の客席に座ったことに気付いて手話を交えて歌い上げるシーン。④あと、ルビー役の女の子が私の大好きなリンダ・ロンシュッタットに何処と無く似ているのが一番気に入った。⑤あと、マイルズ君、一人に喋るということは皆に喋るのと同じことなんですよ。分かったかな。まあ、ルビーと仲直りできて良かったね。⑥マーリー・マトリン、『Children of a Lesser God』以来のお目見えですが、さすがに年取ったねえ。
美しい歌声と愛に泣かされる
田舎の地味な女の子が音楽の夢を追いかける、わりとよくあるお話ですが、本作はそこに聾唖者の家族が絡むことで単純に夢を追いかけられない事情が加わり、もどかしくもあり、それ以上に愛に溢れた物語になっていました。
個人的な感想は、正直なところ全体的にはイマイチ。家族への愛と家庭の事情、自身の夢の間で揺れる主人公の葛藤が描かれていますが、肝心の家族との絆が薄く感じてしまい、物足りない印象。
ただ、ラストの歌はどうしたって感動するし胸に響き、多幸感に満ちた素晴らしいものでした。そこに至るまでの物足りなさを帳消しにしてくれるくらいに。笑
色々都合が良過ぎたり粗も感じますが、温かい気持ちになれる優しく後味の良い作品でした。
間違いなく「善い映画」です。心の清らかな人に最適。ただ私の心の中には「邪悪な神」が急降臨。
今週の封切り作は、明らかに不作。
「真夜中乙女戦争」と観るの迷ったが、「真夜中・・」から、強烈な若さ故のションベン臭さ
「ビリギャル」同様の胡散臭さ、腐敗臭が漂ってきたので
本作を鑑賞。
とにかく「善い映画」は相違ない。
「ビリギャル」を偏差値25とすると本作は間違いなく偏差値65以上。
昔で言うところの「ノーマライゼーション」
今の言葉で「ダイバーシティ」
そう、ハンディキャップある人も、健常者と全く同じ人間。
優劣があるはずがない。
無料リーフレット段階で、素晴らしい映画だと思えたし、それを裏切らない。
人間くささは同じはず・・セッ・クスもすれば、悪タレもつくのが当然。
客が3割ぐらいなのだけども、このコロナ禍で隣に座ってきた男性
最初は「ホモか・・」と警戒したが(すいませんLGBTの方への配慮に欠けますね・・)
大いに笑い、泣いている。
一方人格がイマイチダメなダメ人間の私の頭の中には暗雲がたれこめ
「邪悪な神」が急降臨。「そうじゃないだろ・」とささやく声に屈服した。
・お兄さん明らかに「筋肉質=上腕二頭筋のハリ」でないし・・
・そもそもビートルズが史上最強のポップスターであるのは相違ないし、そもそもポップスに名門音楽大学卒の経歴必要ないってば。ストリートで鍛えて、インディーズかメジャーでデビューすればいいじゃん。テノールだかオペラだかの声楽関係には学歴必要だけども。
・アメリカの高校生、教育、だらしなさすぎ、T シャツ着て学校くるなよ!それから学校のロッカーにシール貼って私物化するなよ。
わかりやすく言い換えると、欽ちゃんの笑い(コント55号時代時代を除く、二郎さんから独立したアットホーム路線の欽ちゃん)大御所「やすきよ」の漫才で笑えた人にはこの映画は向いている、笑いもツボにハマる。
ただ「とんねるず=くだらない楽屋ネタ」は大嫌いなんだけれども、基本欽ちゃんの甘ったるいぬるい笑い、やすきよ
の何の工夫もない、くだらなさ脱力感に欠ける笑いは体質的に受け付けない
ひねくれたオッサンジジイの私のツボにハマることなかった。ただ漫然とスクリーンが通り過ぎていった。
まあ「誰でも共感できる。」けれども「観る人を選ぶ」映画です。笑って、泣けた人は大善人間違いなし。
ただ、変な人に勧誘されて騙されないか心配。
心がドス黒く腐っている私には響きませんでした。
【実は星⭐️🌟2・5なんですけど、好感度UP!を狙って、星一つ盛りました。イヤ2つもって4.5
にしようかな?と企んだ私でした。】
お子ちゃまには是非見せたい映画なんだけれども、チコっとセッ・クスシーンが挿入されていて両刃の剣となってしまっている。
まあ「格調高い」アカデミー賞には最適かもしれない。
「ノマドランド」と若干似た「芸術性」はあるかもしれないです。
ちなみに有料パンフのデザインは秀逸です。
でも私には「アメリカ人は魚の調理、超低レベルだから漁師はやめとけば!」とか悪魔のささやきが聞こえて
常にうなずいていました。
いい映画ですよ。それは間違い無いです。
みんなに観てほしい
耳の不自由な家族の話。
そんな感覚で観ていたが、
自分事に出来ることも多かった。
何かを言い訳にしてないか。
家族の葛藤。
家族のそれぞれの想い。
ぶつけ合い、未来をひらく強さ
誰もが共感できる部分がきっとある。
そう思います
よかった〜。明日からもちょっと頑張ってみよ
あんまり期待しないで鑑賞しましたが、良かった〜。
まず主人公がかわいい、ダサいファッション、一生懸命、そして歌がうまい。
両親や兄も、俳優なの?健聴者?聾者?両方?演技してるの?地でやってるの?一瞬映画見てること忘れてしまうレベル。本当にうまい。日本の映画のわざとらしい演技とのあまりの違いに愕然。オーディション会場の立ち入り禁止の2階にちゃっかり入ってしまっても、許す許す。
うーん、いい映画だった。
家族4人と音楽の先生
家族4人役の演技がすばらしい。音楽の先生も。
下品なはずのシモネタを、唯一の健聴者の苦労の象徴として、笑いと共に表現しているのはかなりすごい。
いい映画です。PG12を気にせず見るのがおすすめ。
事前情報入れずに観るのは難しい映画ですがそうできたら最高。
最高の一作です! 最近、MARVELなどのエンタメ映画が沢山公開さ...
最高の一作です!
最近、MARVELなどのエンタメ映画が沢山公開されていて、それはそれは素晴らしい映像作品ではありますが、やっぱり映画ってこういうものなのでは?、としみじみ思ってしまいました。
本作は「エール!」と言うフランス作品のリメイクだそうです。私はそれを知らないけれど、リメイクとは言え本作は完璧だと思いました。
最初から最後まで飽きなかった。
主人公のルビーは歌が好き。(めちゃ上手い)
しかし彼女の両親と兄は耳が聞こえない。
父と兄は漁師だが、彼女による通訳が無いとまともに漁業が成り立たない。
そんな彼女に彼女のコーラス部の担任V先生は大学進学を勧める。ルビーは大学に行きたいのだが、家族は漁業のために家業を手伝うように言う。
親の経済力が子供の夢や希望を断つと言う、よくある話だが、とは言っても切ない。
家族はルビーの合唱発表会に参加する。耳が聞こえないから、目の前でルビーが歌ってる歌が上手いのかどうか分からない。
周りの手拍子に合わせて、ズレた拍手をする家族の姿や、音楽をミュートして、無音にする演出に、涙が止まらない。
大学受験については家族は納得した。ルビーの歌唱テストで、勝手に2階に現れた家族に向かって歌うルビーの歌唱に、またも涙が止まらない。
下ネタが何回かあって、結構面白いんだけど、でも感動も誘ってしまう作りに、本作の完成度の高さを感じる。
ルビーは結果大学に合格するが、彼氏は不合格だった。私は卓球漫画ピンポンを連想してしまった。
耳が聞こえない母親がテーブルにガシャンとがさつにお皿を置く演出は、ちょっとやり過ぎかなぁと感じたけれど、まぁ、そんな大きな問題ではない。
とにかく私は本作が最高な作品だと思った。
まだ2022年も始まったばかりであるが、今年はこれを超える作品が現れるだろうか。
新宿TOHO 朝一で、席が結構、うまってました!
言葉での会話ができない家族が、
一番、生々しくコミュニケーションできてる!
が、この映画のキモだと思います!
素敵で、力強い家族だ!(憧れます)
家族は、最初、さまざまなハンデに、
諦め、受け入れるばかりです。
でも、主人公の彼女が、歌の大学へ進みたいと、打ち明けたことから
微妙だけど、確実に家族の行動が変わっていきます。
歌、を知らない家族が!
ジョニー・ミッチェルの曲が、いい!
ここで!(感激ものです!)
(ウッドストック・60年代の曲です)
好きな場面は
オープニングの漁船、船上
合唱部のデュエットパートナーを自宅に招き
背中合わせで、発表曲の練習するとこ
兄貴が大好きな妹(主人公)に「出てけ!」と
言い放すシーン
バークリーの受験場面
トラックの荷台で、パパに、歌を聞かせてあげるシーン
あと、発表会のシーンで、突然
無音になる。 健常者に、アッ!と
感づかせてくれる・・音の無い世界のことを!
どこにも、暗さやマイノリティの引け目を
出さない
作り手の心意気が満ちている、作品です。
20年代版「旅立ちの時」
いつの時代にもあるテーマの
二者択一
家族を選ぶのか
自分の夢を選ぶのか
私たちの世代で言う
かの青春スター リバー・フェニックス主演
「旅立ちの時」を思い出しました
とてもハートフルで
クスッと笑えて
楽しめる作品でした
ルビー役に子が
アカデミー賞主演女優賞候補者ということで
是非とも戴冠して欲しい
最後の予定調和に向けてひたすら前に進む作品ですが、嫌いじゃないです。
自分以外の家族が聾唖者である女子高生がヒロインのお話。
ストーリーは他の人も書いていますが、最後の予定調和に向けて途中フラフラしながらもひたすら進みます。
ベタと言えばベタですが、嫌いじゃないです、この手のつくり。
というか、障碍者を聖人君子みたいに描く安いテレビドラマに比べれば、性欲も品格も差別もありのまま描くのは清々しいです。
特に気に入ったのが2点
〇音が聞こえないのに父親は車で大音量のヒップホップを流します。その理由は振動を感じるのが好きだから。これが伏線になっているとは思わなかった。終盤、聞こえない娘の歌を〇〇を通して感じる描写はいいですね。
〇あと、発表会で聾唖の立場に置き換わる描写についても、以前どっかで見た気もしますが、いいですね。
残念だったのは、
彼氏役の子はイケメンなのですが、ずば抜けた音楽の才能があるようには見えなかったこと。
彼を抜擢してヒロインとペアを組ませる理由はあるのかな・・
事業が簡単にうまくいったり試験になんとか間に合ったり、ご都合主義もそれなりにありますが、そこらへんは、まあ、気にしない。
フランス映画のリメイクとのことですが、元の作品も見たくなりました。
(アマゾンプライムで無料で見られるようです)
さらりと巧い!
また名画に出会ってしまった。
不覚にも3箇所のアハ体験で心持っていかれ泣いた。
歌の恩師が自分に与えてくれる事、人の感情が動くってどんな事か、改めてしみじみ。
あちらの人はクソ上手かガチ音痴かのどちらかしか居ない。本当に不思議。教え方が上手いんだろうな。
一箇所、絶妙で抜群の神演出に鳥肌立った。
一瞬彼らの世界が垣間見えた事で、この映画全体の見え方が変わる。
そんでこの父ちゃん、クソかっこええ。
最後、ちゃんと届いてほしい人に伝わるような歌い方をしてたところに、、、もうアカン。久々にキタなコレ。
良き映画。胸熱。演出に乾杯!!
感動的な話風
2022年劇場鑑賞18本目。
耳が聞こえないお父さんお母さん、お兄ちゃんの手話通訳や漁の手伝いをしながら高校に通う歌のうまい女の子の話。
障害者の家族あるあるで、避けられない家族の世話や、自分より障害者の兄弟姉妹の方ばかりかまって自分は犠牲になっている、という話をよく聞きます。もちろんうまいことやっている家族もいるのですが、この物語は17歳という年齢を迎え、やりたい事と家族のフォローの両立に悩むわけてす。
上記のタイトルの感想になった理由はとにかく両親、特に母親が娘に依存しすぎています。ラストに向かってようやく普通のレペルの親子愛になったかなという感じだったので特段感動には至りませんでした。シチュエーションは面白かったです。活かしきれてなかったかなあ。
夢中は最強!結局どれだけ信じられるか
鳥肌立ったし、目頭熱くなったし、なにより感情的に満たされた。プロットの枠組みとしては英国の炭鉱モノはじめ結構よく見るジャンルの王道感動系ではある。田舎町から夢に向かって羽ばたく自己実現モノとしていわゆるサプライズというものはほとんどない。…のだけど、見事に作品としての核を損なうことなく、しっかりとハートウォーミング心温まるほっこりカミングオブエイジ青春モノとして最後は期待通りの答えを期待以上の形で与えてくれる。大きな一歩を踏み出す、そのさまに裏切られない。分かっていてもやっぱり心の中はガッツポーズが出ちゃうよう。ステキな家族の形と愛にほっこり♪一風変わったパパ最高!
それを可能にしているシアン・へダー監督の温かな眼差しと主演エミリア・ジョーンズの輝き、キャストの素晴らしい魅力に抗えない。既に似た経験をしてきた(?)『シング・ストリート』の主人公が意中の相手役。そりゃ歌上手い。『シング・ストリート』といったら本作のお兄ちゃんもいい。家族というかけがえのない存在に足を取られて、なかなか抜け出せないという葛藤・障壁。けどそれは間違っても犠牲の上に成り立つような、そういう後ろ向きなものとは決して違う。だからそこに愛がある、応援したい背中がある。見てる方も前向きな気持ちになれる!そうやって心鷲掴みにされてしまった。例えば『ベック』の残念すぎる(歌声聞かせない)逃げの演出とは根本的に違うそれ。
勝手に関連作『リトル・ダンサー』『シング・ストリート』『リトル・ミス・サンシャイン』『フィッシャーマンズ・ソング』
私の時間
エール未鑑賞
聾唖の漁師の家族の中で唯一健聴者である娘が歌うことに目覚める話。
幼い頃から家族の通訳をしていた女の子と、彼女に頼り切りな両親。クソ兄貴だけは違うようだったけど、特に母親は…。
そんな家族の中で育ってきた女子高生が合唱部に入り、才能を見出されレテたことで変化し、家族との関係も変わっていく成長の物だけど、本人よりも家族の成長の方がメインという感じ。
それにしても主人公が良い子過ぎですね。
コミカルさもありつつみせる家族愛が優しく温かくて面白かったし、眠っていた力が大爆発みたいなやり過ぎもなくて良かった。
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