「言葉はいらない愛の物語」コーダ あいのうた まさのすけ(まさき)さんの映画レビュー(感想・評価)
言葉はいらない愛の物語
私は予告編から既に泣きそうでした。自分の夢のために一生懸命に頑張る自分とそれでも家族のためにこれからの事を考える自分の葛藤激な娘、そしてCodaの3人父、母、息子
娘は家族の通訳係そして高校三年生というそこから自分は感情移入ができました。私が印象的だったのは、母がルビーが産まれてくる際「本当があなたも耳が聞こえい方が良かった」と言ったシーンでは、今後の不安な事を考慮した母の優しさであり
兄の「お前が産まれなかった方が楽しかったという」セリフも逆にルビーが苦しんでしまい大変な思いをしてしまうという兄の気遣いだと私は思う。
父も同様にルビーの今後を応援したいが、父の漁業も成功させたい。
音楽の先生も然りこのルビーの歌声を世に教えて上げたい気持ちどれもが素晴らしい感情だと思いました。
さらにルビーの友達も決してルビーの家族をバカにせず自分も手話を覚えて家族を支えたのは、泣きました。合唱コンクールも大学の試験もどのシーンも素晴らしかったです。自分も少しずつ手話を覚えたいと思いました。
結論 人間に言葉はいらない 新年から最高の映画に出会いました。2022年ベスト10入り確定です。
追記
now(2022/08/27 でAmazonプライムで本日に2度目の鑑賞を致しました。やはりこの作品は、素晴らしく綺麗に描かれています。全てに悪がなく全てに愛が込められているなと感じ取れます。
ルビーは本当に優しい娘で自分の夢と家族の幸せどちらか1つを選べと言われても不可能に近しいだろうに
そして音のない世界に突然飛ばされたら私は、絶望に嘆くだろう。辛い・分かってあげれない・バカにされる・自分の娘、息子の声を聴くことさえ許されない。そんなの信じたく無いだろうに、、、
兄のルビーを信じている優しさ、家族ばかりに気を遣わず本当のお前を解放しろという。気持ちに胸が込み上げて来ました。
母は、2つの意味で自分の娘を祈った。まともに会話出来なくなってしまい最低な母親になってしまう気持ちと、わかり合いたくても意思疎通が出来ず疎外感を与えてしまうじゃないかと、思う気持ち。その2つは、ルビーに辛い人生を送って欲しくないと言う親の気持ち。父も同じで音楽会後の2人のシーンでも耳は聴こえなくともその本人の喉に触れる事でルビーの一生懸命さを感じ取ることが出来、決心する事が出来たんだと思います。娘の幸せを奪い取るのは、父として果たして正しい判断なのか父にも葛藤はあったと思います。ルビーは、優しい子だから自分の夢を捨て私たちと共に来るだろう。だけれどもそれは、私たちが実の娘をただただ苦しめるだけでは、無いかと感じたんだと思います。
そしてV先生です。やはりこの先生は、沢山の種からひと握りの素晴らしい粒を見つけ出す天才だなと感じました。先生は、初めからルビーを世に出したい一心だったと思います。その熱い眼差し気持ちがきっと父にも繋がったんだと思います。
今日は、24時間テレビです。世の中の障害を持つ少年少女の頑張る姿を皆で見守る番組です。酷い意見も多く「やる意味がない」「障害者き〇い」などと酷い言葉を並べてヤジを飛ばす糞健常者は、この世にいりません。昨今では、その方たちが、どれだけの苦労をしているのかを容易に知ることが出来、更には自分達で発信やドラマで伝えりしていることが多くなっています。もっと増やしていいとわたしは思います。普通の人の何十倍も頑張っている人たちを私は応援したいです。
Codaを2回目観れて良かったです。本当にありがとうございます。