「いい塩梅で爽やかに感動できます。」コーダ あいのうた バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
いい塩梅で爽やかに感動できます。
リメイク元の作品「エール!」は未見です。人間の内面や闇をぐりぐりとジリジリと炙り出すような・・・ヒリヒリしてゲロ吐きそうになるヒューマンドラマが好きな捻くれ者の私でも、さわやかなカンドー話は大好きなんですよ。
本作は家族愛っす!離れることのない心。伝わり合う愛情。嫌いだけど好き、好きだけど嫌い。だって家族なんだもん、大切なんだもん!聾唖の家族を歌声が繋技、そして未来の道を照らす・・・なんとまぁグッド・ストーリー!!!
いー塩梅の波風立ちます。
いー塩梅のスポ根、成長物語。
いー塩梅のユーモア。
いー塩梅の涙腺刺激。
いー塩梅の結末。
濃すぎず薄すぎずベタすぎずの感動エンタメ。ホント、いー塩梅(拍手)
本作のキーとなているであろう歌声の聴かせ方(見せ方かな?)は「ずるいっ!」って心で叫んじゃいましたよ。泣いちゃいますよ、これ。もー。やるなぁ。クライマックスの演出が良いのです。お父さん目線の一連の展開はマジでずるいよ。でもって、ラストのお父さん・・・なんだよ。なんだよー!です。
みなさん、最後の最後のお父さん、大注目ですよ。私はここで涙腺のダムは最大の決壊です。見せ方がいいんだよなぁ。普通で。それがいい。(ネタバレっぽく書いちゃってすみません)
これ見よがしの感動を大上段に構えた映画ではありませんが、爽やかな後味で劇場を出られます。おすすめですねー。
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