「思慮深さが仇。」もっと超越した所へ。 movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
思慮深さが仇。
男性にはお米を持ってくれるから良いよね!くらいの期待しかしないで、素直に接しようと言うことらしい。
違う。お米の時くらいにしかあてにならない男を選ぶなと言いたかった。
ダメな男を作ってしまう女達なのではなくて、
女が真面目に自立しようとすると、
男などお米を持たせる時くらいしか不要になるから、
数いる男性の中で、その程度しか頼れない男とちょうど良くなるのだろう。
頼れるものは米と自分。
しっかり食べて、根性入れて、過ごすしかない。
作中のカップルは数年前は別の組み合わせで、うまくいかなかったのに、今の組み合わせだと普段はとても良い雰囲気。違和感を飲み込んで過ごす事を過去に覚えてしまったから。
今回は妥協をすることを覚えてしまった。
それが良しみたいなラスト
それで良いのかな?
彼女達は、一度言葉を飲み込んでしまう思慮深く賢い癖がある。
でも、対男性に対しては、深く考えない男には深く考えずリアクションしていかないと、自分に全てが降りかかる。
「えっなんで?」「えっそれはちょっとなー」
その場その場でレスポンスして、男性にも学習させていかないと。自分だけ学習する恋愛では片方しか成長しない。その成長を自分だけ享受してはいけないくらいに考えないと。
最後の、叫び合戦みたいなラストが、内容もテンションも、なんだかなぁだった。
あぁきっとこれ作中の彼女達と同じタイプがどうすれば良いのか考えついた解決策で展開しているんだなぁと感じさせられた。
違う!私も悪かったなぁじゃなくて、アレって人とは深入りしないこと。
・人のせいにする
・優しいけどだらしない
・卑屈
・威張れるところでだけ偉そうにする
・ヒモ、働かず人のお金を当てにする
どれも、
心の性別とか生い立ちとかを超越して、人間としてダメな気質じゃないかね?
そういうダメな人間性を許してまで付き合える、超越した器を持ち合わせた時、ふさわしい相手でないので、きっと時間の問題で別れると思う。
私もしっかり頑張ってしまう系なだけに、
それなりに学んできただけに、
その解決策、違う違う!そうじゃ、そうじゃない〜!
と感じてしまったが、
4人の彼女達が相手にぶちまける言葉の数々は、
スカッとさせてくれた。
でもそんな人と時間を過ごすほど人生短くないし、
人はそうそう変わらない。
こんな扱いされる自分ではだめだ!と瞬時に反応して、そうすることで変な男性をその場で門前払いするかその場で改めさせる、大切にされる能力を身につけて欲しい。