「ラストは舞台劇そのまんま!!敷居を取っ払って、気持ちいーい!!」もっと超越した所へ。 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは舞台劇そのまんま!!敷居を取っ払って、気持ちいーい!!
元々が劇団「月刊 根本宗子」で上演された舞台作品。
きっと4つの部屋を舞台に作って並べてるか?
それとも回り舞台なのかな?
でも、並んで4個部屋がある感じだろうな!!
4組のカップルの恋愛模様をコミカルに描いた作品です。
4組のカップルの男性が揃いも揃ってヒモ体質。
よくぞ女性が4人を甘やかしてクズっぷりを許してるのが
不思議でもあり、
面白くもある。
おまけにカップルは互いに入れ替わっている。
はじめ、前田敦子の部屋に転がり込むのが菊池風磨だけど、
過去に遡ると前田の元の交際相手は千葉雄大でして、
その千葉雄大は今はタレントの趣里と暮らしているし、
その趣里がその前に同棲していたのが、売れないタレントの三浦貴大。
その三浦貴大が今、熱を上げているのが、風俗嬢の黒川芽以。
と、お相手は入れ替わっているのだ。
段々とコロナ禍の生活変化やストレスが溜まり、
カップルたちは仲が悪くなって行く。
そして、
ラスト!!
生活力の無い彼氏に愛想を尽かして女が男を遂に追い出す展開!!
と思ったら、
ガラガラガシャーンと暗転して、壁が取っ払われて持ち上がり
舞台は骨組みだけになります。
もう何もかも《丸見え》です。
もっと超越した所?
それはつまり男に多くを求めず価値観を変えること!!
私が男手が必要だとしみじみ思うのは、こんな時です。
1、運転が上手くていつもスーパーの入り口近くに停めてくれる。
(運転・・・長時間と長距離の運転はやはり男に限る)
2、重い買い物を持って運んでくれる。
3、雪かきをしてくれる。
あとは電気系統の修理とか高い所に手が届く。
力仕事をやってくれる時に、必要だなあ、
役に立つなぁ、有難いなぁ、と思うもんね。
(あとは地図が読める・・・とか、
(電気系統の修理とか、高い所に手が届く、とか・・・)
私は生活費は少なくとも半分以上は負担してほしいけどね!!
だからこの映画の4組のカップル、
特に女性は人が良過ぎて信じられないですよ。
家賃を全部払う・・・
ろくに仕事に就かない・・・
全く無理。
もう男に生活費を払え・・・って価値観は変えなきゃダメなのかなあ。
彼女たちの望みは、たったこれひとつ!!です。
《お米5キロを運んでくれること》
その程度しか求めてはいないのです。
潔いです!!
男に期待してないです。
つまり超越した所、とは?
敷居を取っ払って、
「人類皆兄弟」みたいな感じ?
男は女を養う・・・みたいな過去の価値観を捨てて、
価値観の変換・・・こそが、
超越した所。
と言う結論なんでしょうね!!
社会構造を変える・・・なんて、
無理っぽいから、
意識を変えて、まぁそこそこ楽しくやりましょうよ!!
だねっ!!
共感、コメントありがとうございます。
リアルな芝居との落差も相俟って、最後のメタ的な演出は賛否別れるでしょうね。
しかし、仰る通り自分は面白かったし、ニマニマしちゃいました。笑