「8人によるコロブチカ、またはオクラホマ・ミキサー実写版」もっと超越した所へ。 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
8人によるコロブチカ、またはオクラホマ・ミキサー実写版
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日本人の主食は米!米=女が作る?食べるのは誰?あきたこまち、ゆめぴりか、富山県産コシヒカリの米パック。そして男はみんな寄生虫。ただし、男にはつまらないプライドがあって、愛情はあるものの、またどこかに行けばいいと思ってる。
2020年1月15日からの物語スタート。まだコロナ発症例のない頃で、次の場面はぼちぼち日本にもコロナの波が押し寄せてきた3月14日。マスクをして完全にガードしているようにも思えるが、その頃はまだ未知のウイルスとしてじわりじわりと浸透してきた時期だ・・・今となっては懐かしい。
元は舞台劇だと知り、会話の応酬や男女の性格の違いが浮き彫りにされはじめ、やがて破局に向かうのかと思った矢先に時代は2018年に飛ぶ。舞台だと4つの部屋が正面を向き、それぞれの会話劇がメインとなるんだろうな~と想像がつく設定だ。
ただ、あらすじを読んでみても子役が2人いるし、その過去が鈴(趣里)によって語られていたし、5万円の振り込みやそれぞれ男の過去も徐々に語られているので、ある程度予想がついてしまった。これはまさにフォークダンスでパートナーが移動するやつだ!そしてそれを検証するべくドラマにはまり込んだが、やはり大きな失敗は三和が怜人に毎月5万円貢いでいた事実だろう。男のそれぞれのクズっぷりは女が稼いで家賃の支払い能力があったことで、甘えが極度に増長したものだったのだ。
怒濤のタイムスリップは舞台上の大道具とミックスした映画的トリックを使ったり、何かと楽しい。戻る時間が小さな幸せ分だったことも良かった。「グリルズ」というのも覚えたけど、やっぱ金髪ギャルと万城目のカップルが最も面白かったなぁ。
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