「ポヤポヤした芸術的なのはダメらしい」もっと超越した所へ。 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ポヤポヤした芸術的なのはダメらしい
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4組の男女の恋愛模様をみせる群像劇。
流される女と押しかける男、ギャルとチャラ男、女優と恋愛対象が男の自称オカマ、風俗嬢と肯定されたい男な入れ込む客という恋愛と言って良いのか?な関係から始まっていく物語。
誰しも持っている面倒くさいところを拗らせ強調した感じのキャラクターが近づいていったり、馴れ合っていったりをみせていく流れで、そして実は2年前は…女優が元彼が同業って言ってたからなんとなく察しはついていたけれど、見事な90度回転のスワッピングですかw
そしてみんな掛け違っていって…男も女もやらかす側と受け入れる側という立場の違いはあれど、目の前しか見えなくなって繰り返すよねという、痛みやダメさが感じられるなかなか面白いドラマだった………………えっ!?
なるほど舞台劇の映画化なんですね!!をもろに感じる超ありがちな転換ですねw
そしてとりあえずの大団円ですか。
ここまでやるとコントですよね。
これはこれで面白かったけれど、テイストが変わりすぎたし、それが解ってからをみせるのは長ったらしくも感じる。まあ、元が舞台劇だから仕方がないか。
映画としてみてしまうので、個人的にはそのままモヤモヤや痛みを残して終わるか、コメディにするなら更に90度回転させて、匂わせとして次と出会うぐらいのところをみせて終わるのかなと思ったし、その方が好みかな。
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