「面白かったけどエンディングが。。。」もっと超越した所へ。 miaicegirlさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったけどエンディングが。。。
凄く面白かったです!登場人物達の掛け合いが凄く面白く、そこがこの映画の1番の強みだと感じました。一人一人の登場人物がどんな人なのかを細かく演技や演出で描かれていて、凄くよかったです。
演者達は全員役にはまっていて、私は特にオカモトレイジさんと伊藤万理華さんの掛け合えが好きでした。
最後の大団円は、この映画は舞台の原作だと聞いて、なるほど!と思いました。この演出は好きでした。女子達が集まる事で凄いテンション上がりましたし、可愛かったです。でも美和に「あなたが一番ダメだよ」と言うのはどうかなと。だって子宮がんってさっきわかったんだよ!もっと優しくしてあげて!
でも四組ともよりを戻すのがな。。。メッチャ嫌でした。え?これは我慢できるの?絶対もっといい人いるよ?全カップルには言わないですけど、そのまま別れればよかったのにと思いました。
トミーはゲイとの事ですが、そのことを知ってるのに好きになってしまったと彼のせいにするのはどうかと思ってしまう。それに女性2人とも好きになってしまうのが少し納得できませんでした。まるで男女間の友情は存在しないと言われてるみたいで、そうとはハッキリ言っていませんが…ゲイと知っているのに好きになってしまうのはそっちに責任があるのではと思ってしまいます。でもまあ、千葉雄大さんならゲイだと知ってても好きになるかぁ。
でも流石に最後の「女の子って柔らかいね」とトミーが言うセリフには頭を抱えてしまいました。ゲイからストレイトになった。。。風を描く「ハッピーエンド」は嫌です。
書いた通り嫌だなぁと思うところは多々ありましたが、それは登場人物を想っての「嫌だなぁ」なのでそれは凄くいい映画の証拠です。なので凄くお勧めする映画です。