デューン 砂の惑星 PART2のレビュー・感想・評価
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圧倒的な映像と音圧、デートには不向き
正直言って疲れたわぁ。
圧倒的な映像、圧倒的な音圧。
できればIMAX、そうでなければなるべくデカいスクリーン大音量の映画館で観るべき。
ストーリーは王道ながらもマニアックSF、デートには向かない2時間半。
圧巻の映像美&音響による宇宙戦争叙事詩
1も好きでしたが、2の方が圧倒的に好きです。
私としてはレベッカ・ファーガソン演じるレディ・ジェシカの活躍が良かったです。
前作からの彼女のビジュアルの違いの背景がわかり、実は主役級のキャラなのですよね。
ビジュアルという点では、レア・セドゥ演じるレディマーゴット・フェンリングも美しかったです。
なにより、アニャ・テイラー・ジョイの出演も嬉しかったですね。
さて、ポール(ティモシー・シャラメ)とチャニ(ゼンデイヤ)の恋愛模様がどうなるかも
見どころですが、良い時間のかけ方&愛の紡ぎ方をしていて好感が持てたのですが、
最後半のフローレンス・ピュー演じる皇女イルーランとポールの関係性、というか
ポールの矛盾あるセリフまわしが「えっ!?」って感じで、節操ないなと思った次第です(笑)
そして、ハビエル・バルデム演じるスティルガーとジョシュ・ブローリン演じるガーニイ・ハレックの
おっさん二人によるポールへの信奉具合も良かったです。
あと、忘れてはいけないのが砂虫(サンドワーム)。
砂虫の登場シーンが複数あり、大迫力で見応えがありました。
それから、メカの造型なんかもめちゃめちゃカッコイイので、観ていて本当に至福でしたね。
続編が待ち遠しいですが、パンフレットを読みながら待ちたいと思います。
part1を観ていない人間が…
サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!スペースオペラを超える砂の大河!
まず初めにことわっておくと、私はSF映画はとーっても好きな方だ。その大前提において、本作は(今のところ)今年最大の期待作。
きたきた。
★5、というより★8くらい付けちゃおう!!
あー面白かった!
もう一度言いたい!
めちゃくちゃ面白かった~!
映像、ビークルデザイン、衣装、音楽、どれを取っても良く出来ていて、世界にどっぷり入り込むことができた。謎要素が、色々と解き明かされて言うこと無し。
原作はさらにディープなSF作品だが、今回のDUNEはこれ完全に地球の近代史だよね、っていう味付けがあり、個人的には入りやすかった。
アトレイデス家=英国
ハルコンネン家=ロシア
フレメン=中東アラブ諸国
宇宙皇帝=アメリカ
どう見てもこうでしょ、と。
そうなってくるとですよ、ポール・アトレイデスはあたかもアラビアの「ロレンス」のようであり、物語はともかく、映画・見ものとしての話の流れが分かりやすかったのは、そのおかげかもと感じた。
次回作では他の大領家との決戦になるはずなので、きっと見た目 中国か、インド、はたまたアフリカ系などの国家が出てくるのではないかと推測してます。
***
話は変わるが本作キャストの女優陣の豪華さといったら!レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、アニヤ・テイラー=ジョイ、今をときめく主役級スターがこれでもかと登場って凄すぎるぞ~~(^_^;) また登場の仕方もイイ。
ジョージ・ルーカスや宮崎駿にも影響を与えたと言われる「デューン」。映画化された過去作とは比べ物にならない出来の良さの本シリーズ。次回作もこの調子でがっつり作り上げてほしい。次が完結がどうかはわからないが、シリーズが続く限りは追っていきたい。いずれにしても壮大なフィナーレを期待!!
デューン決定版
物語からの逃亡を試みるチャニ
まずは、パート1に引き続きロケーションや小道具、衣装、CG、サウンド、すべてのクオリティが素晴らしかった。雨の降らない砂の惑星とそこに住むフレメンやワームなどの生物、ベネ・ゲセリットの企みと能力、選ばれし者ポールの予知能力……あれだけ壮大な世界観を、違和感なく再現したことが驚き。ムアディブ(砂漠に住むネズミ)だけ某アニメーションみたいなCGで和んでしまったが……。
妹がポールの予知にしか登場しない、ダンカンがほとんど出てこない、最後の決闘も分かりやすく決着が着くなどなど、あれでもストーリーは随分削ぎ落としたんだなというのが分かる。削ぎ落としてあのボリュームと絵の強さということは、原作がどれほどすごい作品なのかということがしみじみと感じられる。そしてそれを40年前にデイヴィッド・リンチ監督が映像化しているのも改めて驚き。(もちろん本作と比べれば幾分レトロスペクティヴだが、その技術的な制限も相まってリンチ版は味がある。)
そして何より、本作の見どころはゼンデイヤ演じるチャニの存在だろう。原作やリンチ版と比べても明らかに「強く、独立したキャラ」設定になっている。ポールとジェシカがフレメンの信頼を得ていく中、ポールを愛しつつも盲目的な信仰と権力への従属を拒否する。正直(作中でいつも隣にいた女性フレメンのように)他のフレメンと同じ環境で生きてきたのに、それもリーダーであるジャミスの娘としての役割もあったろうに、なぜチャニだけ周囲に迎合せず冷めているのか…というのは引っかかるけれど、デューンの新たな主人公として、「これは…この後どうなるんだ?!」と思わせる展開になったのは現代版ならではだと思う。
それにしても、ポールとチャニのロマンス要素だけ、あの世界観の中でどうしても浮いているように感じてしまうのは私だけだろうか…?文化も言語も全く異なる星の人間と「なんとなく良い感じ」になってロマンスに発展するか?という。まぁ、ティモシー・シャラメとゼンデイヤっていうイメージがかなり強いキャスティングだから余計に際立って見えるというのもあるだろうけど…。エンドロールでこの2人専属のシェフの名前が出てきたのには驚いた。
大迫力!
IMAXで鑑賞。
音や揺れを感じて3時間弱完全に砂漠に溶け込んでた🤩‼️
戦争・信仰・権力抗争・資源問題などテーマがめちゃ重いのに面白すぎる!!
ってかティモシーシャラメ、公爵家の坊ちゃんから戦士、そして指導者になっていく演技が凄すぎ。
リメイク前のデューンでは救世主が現れて砂の民を導きハッピーエンドに。って感じだったけど、今回は、
息子を救世主に仕立てていく母の巧妙さや、救世主の苦悩、そして救世主を愛してしまった無情さ等、様々な立場の人間のそれぞれの思惑が描かれてて本当にすごかった。
特にハビエルバルデムが演じる砂の民の指導者スティルガーが主人公に盲信していくところ、震えた🫨
いや、実際IMAXで観ると砂虫の登場に何回も震えた🫨笑
とにかく間違いなく今年No.1映画‼️
次作こそIMAXで見たい!
開始早々「続編はIMAXで見ようと思ってたんだった…」と言うことを思い出した。
全編通して重低音の効いたサウンドが魅力的なのでIMAXじゃないにしても良い音の環境で鑑賞したい作品。
あとはYouTubeでもなんでも良いから、前作のストーリーとか勢力図は復習しておくと良い気がする。
本作も上映時間が長めなのに加え、出てくる家系の名前とかややこしかったりするので、なんだか途中からやや迷子になった気がする。
ただストーリー迷子になっても映画体験としては映像、音どちらも満足感が高い。
アクション面もかっこいい。
白黒闘技場のも良いし、最後の決闘も「!!」って感じでよかったなぁ。
フレメンの民との行動はポールが何やっても、預言通りだ…ってなる感じが面白かった。
そして救世主とかはその民しか乗りこなせない動物的なものを乗りこなすもんなんだね。
しかもでっかいヤツ。
この辺りは「アバター」を思い出した。
あんなでっかい砂虫なんであんなフックみたいなの引っ掛けるだけで操れるんだろ…?ってのは気になるけど、まぁそう言うもんなんだろうな。
とりあえず前作よりもより物語がドンっと動いた感じで、続編も楽しみ、そして次こそIMAXで見ようと思う!
しれっとアニャテイラージョイ出てたの嬉しかった。
レア・セドゥも役にピッタリ
夕日をバックにしたカットや独特な三日月など景色も素晴らしくPART1の初め位の海や水が出て来たシーンが懐かしくなるくらいにPART2は砂だらけ。
前作のラストシーン直後から物語は始まるので未鑑賞の方は必須、時間が経った方は再鑑賞してからが良いかと。
主要人物の3人ポール、チャニ、ジェシカが凄くいい。そしてベネ・ゲセリットが怖い。
原作の一部では語りべが皇女イルーランなのでその要素も少しだけ入っている。
リンチ版も始めで取り入れていた。
270席程のIMAXで前列から3番目で観たがシアター全体や座席がビリビリするくらいに重低音だ。
■映画の中の専門用語
デューン(惑星アラキス)
サンドワーム(超巨大砂蟲でフレメンはシャイ=フルードと呼ぶ)
メランジ(老化を抑えたりするスパイスでアラキスでのみ採取出来る、ドゥニ版ではメランジと言わない?)
フレメン(アラキスの砂漠の民)
ベネ・ゲセリット(超能力女史修道会)
クイサッツ・ハデラック(人類を超越した伝説の未来予測能力者)
リサーン・アル=ガイブ(「外世界からの声」と言う意味でベネ・ゲセリットがフレメン達に教え込んでいる救世主の事)
メンタート(演算能力者 アトレイデス側のスフィル・ハワトやハルコンネン側のパイター)
手首の戦闘モードスイッチ(スピードの早い物を通さないバリア)
浮遊装置(巨大なハルコンネンの移動装置)
オーニソプター(トンボの様な飛行機)
惑星カラダン(アトレイデス家が統治)
惑星ジェディ・プライム(ハルコンネン家が統治)
スペースギルド(精神肉体訓練した集団の星間輸送等を牛耳る巨大組織)
西暦10191年くらいが舞台。
映像と音響が美しかった
砂の惑星に没入体験、そりゃ終わらないわな!
ドルビーシネマで鑑賞。
前作もそうだったが、デビッド・リンチ版との違いを無意識に探す鑑賞体験となってしまう。それはもうおじさん映画好きの宿命みたいなもの。ただ、この続編はリンチ版で大幅に端折られた部分を丁寧に描いていくものだとはわかっていたので違いもなにもない。
だから、フレメンたちに受け入れられ、救世主として崇められていく過程が丁寧に描かれていてとても満足。イスラム圏と西洋文化の争いのメタファーみたいな設定と、ただの復讐劇ではない奥深さがあってとてもいい脚本だった(原作が素晴らしいということでもあるが)。
リンチ版ではいつの間にか乗りこなせるようになっていたサンドワームだったが、本作では初めて乗りこなすシーンもあって嬉しくなる。このシーンは、映像もだけど音響とその振動がとにかく素晴らしくて感動してしまった。他にも爆発するシーンの音響がすごい。ドルビーシネマとかIMAXで観るべき映画だな。追加料金払う価値はある。
後半は予定通りフェイド・ラウサとの決闘に繋がっていくのだが、フェイド・ラウサの異常性と強さの描き方もうまい。誰が演じてるの?となったが、そうか、「エルヴィス」のオースティン・バトラーだったか。なかなかの怪演だ。今後、さらにいろんなオファーが来るに違いない。
本作できっちり終わらせることなく続きを示唆しているところもありがたい。あんな終わらせ方するのも勇気がいったはず。あの戦いがどうなるのかが気になるが、それ以上にポールたちの関係もどうなってしまうのか。続きが気になってしまう。
中学生の時に読んだ原作は文庫本4冊くらいあったが、それでも大長編のほんの序章であることがわかって愕然としたことを思い出した。この続きをいくのか!?ヴィルヌーブよ!、それもいいだろう。いくならとことん付き合おうじゃないか!
ウ〜ン…!!
前作よりパワーアップ
前作は必見・再見/★1.5個分は第3部見るまでマイナス保留
IMAXレーザー(字幕)の前から4番目の中央席で鑑賞してきました。IMAXと12chサウンドシステムにて極上の没流感を味わいました。本作は重厚な低音効果音が特徴でもあり映画の味わいを深めてくれます。画質良いにこしたことはないですが音響重視でも良いと思います。ベストは動きも加わる4DXかもしれません。
前作は必見、前作見た人でも再見してから本作を観ることを強くお勧めします。
本当になんの繋ぎもなく前作の続きとして展開します。前作の雰囲気をまとって見に行かないと、話しの展開もそうですが、気持ちが追いつきません(恐らく前作の記憶を辿っているとせっかくの映像と音響に没入できなくなる)。
私は前作を映画館で観てましたが、前日に改めて最視聴しておいたのは正解でした。
さて映画はIMAXと12chサウンドシステムによる極上の没流感もあり十分に楽しめました。
一方で評価は厳しく前作からの流れも加味しても3.5とします。本作単体で純粋に評価すると★3かもしれません。興行的に戦闘シーンを重視せざる得ないとは思いつつも、物語の展開と、気持ちの変遷の描画が少々雑に感じるというか、少し巻き気味に(短縮)に進んでしまうのが残念なところ。これが他の項にも影響し全体押し下げてしまう・・・。
ただし同監督での3部作を全て見たときに、この2作目の展開のさせ方(はしょり方)が必要だったと思えるなら評価は見直します。今の時点(2部作見終わった時点)では★5は上げられない。
映像 ★★★★ (良い)
音 ★★★★ (重低音が効果的、痺れるテーマソングが無いのは残念)
物語 ★★ (前作+本作までの評価、最終3部作にて見直す)
役者 ★★★★ (主役のテイモシーは見とれる美しさ、演技も良い)
編集 ★★ (3部作にまとめるのは無理なのかも・・・?)
粗さ ★★★ (砂の民の文明兵器などちょいちょい気になる)
・古代文明の精神的兵器を使って欲しかったかな
・決闘と刀剣で戦う意味づけが薄いかな
総合 3.5
本作は単に「迫力ある映像見た」ではダメ(勿体ない)なんだと思います。人物の気持ちの揺れ動きや、それに繋がる背景も丁寧に描いてもらいたい。私としては、3部作に綺麗に納めるのは無理があるような気がしてきておりちょっと心配です。
同監督での3部作を通したときに総合評価が★5個に化けることを願う。
余談
予告編で流れたマッドマックスのフュリオサにゾクゾクした。これはIMAXでの視聴確定かな。内容的には、不適切にもほどがあるとは思うのだが、今から見たくてしょうがない。期待通りでありますように。
SF 映画の金字塔だが、陣営の描き分けやストーリーの分かりやすさに難がある
字幕版を鑑賞。壮大な SF 映画の二部作の後編である。3年前に公開された前作についての説明や復習は一切なく、登場人物の説明もなく、前作の終わりの次のシーンがいきなり始まるので、忘れてしまった人も含めて前作を見ておくのは必須である。
「2001 年宇宙の旅」や「スターウォーズ」などで見たようなシーンがかなりあるのだが、成立時期はこの映画の原作小説の方が早かったので、こっちの方が本家なのである。他の SF 映画と最も色合いが違うのは、宗教性が非常に濃厚な点である。いかにもキリスト教徒が考えたような救世主像と、一旦死にそうになってから復活という手順を要す救世主の誕生までの経過が丁寧に描かれており、ストーリーの土台には疑いなくキリスト教の世界観がある。
画面の迫力は格別であり、IMAX で見るように縦横比が設定されているらしいが、当地には通常のスクリーンしかないのが残念だった。
基本的には復讐劇であり、敵対する一族が皇帝と結託して主人公の一族を滅ぼしたため、命からがら逃げ出した主人公とその母は、惑星アラキスの先住民、砂漠の民のフレメンと行動を共にして彼らを手兵にして復讐を果たそうとする。そのための手段として、息子を救世主として信じさせる大掛かりな演出を仕掛けるのだが、息子は体を張ってその演出を実現させようとする。
敵対する宿敵ハルコンネン家のトップであるウラディミールをはじめ、甥のグロッス・ラッバーンやフェイド=ラウサがいずれも残忍な性格であることはしっかり描かれていて、いかにも敵役の典型的な描き方であるが、実は主人公とただならぬ関係があることが明かされる。
巨大で凶悪な砂虫を乗りこなす砂漠の民の能力など、非常に見応えがあったが、砂虫が直進するのは、蛇が直進するようなもので、形状的にあり得ない。そもそも砂は岩と違って音を伝えないので、砂虫を呼ぶあの装置は全く機能しないはずだし、あんなに苦労して乗り込む必要があるのに、その後随分大勢が同乗していたりして、一体どうやって降りるつもり なんだろうかと、他人事ながら気になった。
勿体ないと思ったのは、各陣営の描き分けが十分にはできておらず、物語の進行がわかりにくかった点である。また、他人の行動を自分が発する言葉で操れるという特殊能力を持つ設定がそれほど活用されなかったことも不可解だった。
俳優陣はそれぞれの役に成り切っており、ハンス ジマーの音楽は相変わらず素晴らしく、見知らぬ惑星の風景をリアルに見せる演出手腕も流石だった。後世に残る大作という評価は揺るがないと思う。
(映像5+脚本4+役者5+音楽5+演出5)×4= 96 点。
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