「壮大なSF叙事詩」デューン 砂の惑星 PART2 ホラー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大なSF叙事詩
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砂の惑星2作目。
過酷な砂漠に馴染み、リーダーとして頭角を現すポール。
フレメンを味方につけたことにより、ついに宿敵ハルコンネンを倒し、皇帝へと大きく歩み出す。
当初は、ハルコンネンを倒し、皇帝を目指すのが映画としてのゴールかと思いきや、
どうも通過点であることが分かった。
起承転結、物語の「承」通過点がいちばん難しい。始まりでも終わりでもない、でもそのシーンはなくてはならず、全作を見終えたときに、本当の評価が決まるんだろう。
今回恐ろしいと感じたのは、ハルコンネンでも皇帝でも砂虫でもなく、
ポールの母親だ。
息子に多くの犠牲を強いても、彼女が目指す世界とはどのようなものなのか。
皇帝に教母、大領家の思惑、戦争、
その先に緑の惑星があるのか。
壮大なドラマは始まったばかり。
最後まで見届けたい。
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