「原作を知る人も知らない人も今週は本命か準本命。」アンチャーテッド yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を知る人も知らない人も今週は本命か準本命。
今年44本目(合計317本目/今月(2022年2月度)16本目)。
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この間に「フルーツバスケット preclude」もみましたが、本映画のレビューに需要はないと思うので飛ばします。あえていえば「どこの国の民法の話をしているのか理解が困難」という点はあります(私は原作は読んでいません)が、趣旨的に理解は可能だし、どう辛く評価しても★4.5はあると思います。
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さてこちらの映画。
ゲーム作品などで元ネタがあることは知りませんでした。たた、丁寧な導入部分もあるし、ストーリーがわかりやすいので「何がなんだかわからない」ということは少ないのではないか…と思えます。
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※ タイトル名 uncharted は「地図に載っていない」という意味の英単語。chart (「地図」は、年代によっては数学の「チャート式」でお世話になったことがあると思います。
chart には名詞として「地図」のほか「地図にのせる」という動詞用法もあります。
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ストーリーも、いわゆる「パズル」「謎解き要素」が非常に強く、何か書き始めると一気にネタバレ案件かなぁという印象です。
物語の大半は、序盤はスペイン、後半は「スペイン語が話される、ある東南アジアの国」に移動します。小さい子が見てもわかりやすいように、「ストーリーがわかりやすい」という点はかなり高評価になるのでは、と思います。特に男の子が好きな「冒険もの」「黄金を発見する」「航海」といった、男の子があこがれるものがふんだんに入っていて、お子さん(とくに男児)の方がいれば、一押しかなという印象です。
この映画は元ゲームがあるという事情もあるようなので、あることないこと書けませんが、ゲームを知らなくてもわかるように、いわゆる「一般的なファンタジーRPG」(日本では、DQでもFFでも良い)の知識があれば格段、そうでなくても「ひねりというひねり」がほぼほぼ存在しないので、混乱する要素は低いです。
今週(2/18~)、「どれ観に行こうか?」となった場合、一つの選択肢になるのでは…と思います(ただ、航海もの・冒険ものという要素が強いので、女児の子にはあまりウケはよくないのでは、とは思えますが)。
いかんせん上記にも書いたように、「黄金をゲットするための色々な冒険・パズル・謎解き」の部分に焦点があてられますが、これらを書くとネタバレになりますし…。とはいえ、数学的に高度な内容が求められるわけでもないですし(中学1年程度の英検5級くらいあれば有利、に過ぎない)、「原作を知っていれば有利だが、そうでなくても十分楽しめる」のはその通りで、この映画はその手本になるのでは…と思います。
今週どれ観に行こうか…となった場合、家族構成にもよりますが「冒険ものが見に行きたい!」となった場合、候補にあがると思います。原作(ゲーム)は知っていれば有利程度で、知らなくてもぐいぐい引き込まれるし、少なくとも男児・女児の子が見ることも想定したのか「ひねりのひねり」はないに等しいので(悪い言い方をすれば、ストーリーが単調に過ぎる、点はあります)かなりハードルは低いです。
評価にあたっては、下記を参考にしました。
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(減点0.1) 上記の通り、この映画の少なからずの部分はスペインないし、スペイン語が話される国です。ただその割に、看板などの字幕が少なく、既知とする英単語から類推しなければならないところは少なからずあります。
ただ、それとて、お店が「薬局」だの「スーパー」だの、「訳せば有利になるかもしれないが、訳漏れがあっても理解不能にはならない」点はあります。
(減点なし/減点0.2?(判断保留)) 私自身、元ゲームを知らないので何ともいえませんが、後半(ラストあたり)、飛行機と船が出るあたりですね…そのあたり、物理法則を完全に無視しているのでは…と思えるシーンがあります(地球上ではどこであろうが、重力加速度は同じだし、物理法則も同じ)。そのため「物理法則上、ありえない描写」がされている部分が結構あります。
ただ、これも「ゲームを知っていれば理解できる」のか、「ゲームとは無関係で、小さい子が見に行くことを想定して、そこまで物理現象うんぬんまで考慮しなかった」のか不明で(どちらにも取りうる)、とりあえず真相不明なので「減点なし」にしましたが、仮にあるとしても「減点0.2」扱いです。
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