やがて海へと届くのレビュー・感想・評価
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結局、何が言いたいのだろう…。
何が言いたいのだろうか…。
まさか、この映画に、福島が出てくるとは…。
浜辺美波と岸井ゆきのが同級生…。
実際には、それなりの年齢差があるはずなので、キャスティングに無理があるのではないだろうか。
冒頭とラストシーンにアニメを使っているが、これはどうなのだろう。
まったく、とりとめのないシーンが続き、集中力は、ほぼ失われていく。
光石研が演じる職場の上司、楢原さんが自殺する。これは、何か意味があったのだろうか?
福島の人のインタビューは何だったのだろう?
浜辺美波が演じる、すみれと母親の葛藤とは何だったのだろうか?
意味不明なシーンに時間を費やすのなら、すみれと母親がなぜ離反していくのかを、最初に描く必要があったのではないだろうか?
原作は読んでいないので、わからない。126分がとてつもなく長く感じる。劇場内も、ほとんどの人が集中力を切らしている。
浜辺美波のズラは何なのだろう?滑稽でさえある。
音楽の選曲も最悪。
事実はわからないが、浜辺美波がやると言ったから、企画が通ったのだろうか?
宮沢りえがやると言ったから、企画が通った「紙の月」を思い出した。
厳しい…。映画として成立していない評価不能作品と言えるだろう。
恋愛以上、友情以上
岸井ゆきのさん、人間のお芝居と思えないほど美しいタイミングで美しい涙をこぼす。アニメで描いたらそうなるのも分かるけど、生身の人間があんなふうに泣けるものなのか。北島マヤなのかな。
こういう名前のつかない感情をやりとりする女と女の映画ができたことがうれしい。異性に恋愛するまでの成長過程の幻覚などではなく、むしろ異性の恋人との明確で誰はばかることない関係よりも二人自身が二人だけで尊んでいる関係になっていて素敵だった。
私は、すみれから真奈への感情って、たぶん恋愛とはまたちょっと違うんだろうなと思う。同性の親友に恋して辛いじゃなくて、同性の親友のことが大好きすぎてずっと一緒にいたすぎるんだけど恋とも違うから困っているような、そういうふうに見えた。
恋人同士の関係性に落とし込めない感情だからこそ、結婚やら出産やらこの先のライフステージで容赦なく分かたれていくことを予感してしまって辛くなるっていう。キスは、キスするような関係になってでも一緒にいたい強い衝動があるだけで、キスがしたい衝動っていうわけじゃないんだろうなと思った。違うかなあ。
真奈からすみれへの感情は、すみれ以上に友情寄りに見える。もしも恋愛感情に近いものがもっと多く含まれていたら、敦に敦のことが嫌いだったと打ち明けられないと思う。誰かにすみれのことを話すときも、誰が相手でも何度でも「親友」と言い切って迷いが全然なかった。真奈のこの迷いなさ屈託のなさが、すみれを出て行かせたと思う。すれ違い切ないとも取れるけど、構成の異なる感情を抱き合っていても、お互いの心を温め合えていたところに私は希望を感じる。二人は素敵だったよ。
被災者が体験や思い出を語っていくシーンは、当事者じゃなくてよかったのだろうかと少し疑問。新谷ゆづみさん、主演映画でのお芝居も見ごたえがあったし、成功してほしい俳優さんだけど、この役は宮城や福島でオーディションして、当地の若い人にチャンスを配るほうがよかったんじゃないかという気もする。もうこの“当事者”問題、どこまでそうすべきなのか本当に難しいなと思うけど。
関係性また違うんだけど、これを気に入った人には『春原さんのうた』とか『君が世界のはじまり』とか薦めてみたい。あと漫画でジョージ朝倉の「ハッピーエンド」、志村貴子の「ラヴ・バズ」。
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