やがて海へと届くのレビュー・感想・評価
全122件中、81~100件目を表示
何を思い、どう考えるかは人それぞれ
どんなに考えても決してわからない人間の内面を描いた物語であると同時に、地震(津波)が大きく関わる作品となっている。また、真実が直接描かれていないため、鑑賞者の解釈に委ねる部分が多い。テーマが難しく様々なことを考えさせられる作品だと感じた。
真奈(岸井ゆきの)とすみれ(浜辺美波)の意味深長な表情がとても良く、物語に大きな効果をもたらしていると感じた。
すみれは他人に明るく振る舞うことができるため、他人からすると社交的な性格のように感じる。しかし、他人に合わせる(チューニングする)ことで自分の想いをあまり伝えられずに気疲れしてしまうこともあるのかなと考えた。また、「やりたいことがあっていいな」や「どっかに行きたいとも思わない」というすみれのセリフ等から、すみれは心に闇のようなものを抱えて生きているようにも感じた。
「1人の人間が行方不明であること」や、「1人の人間が自殺したこと」に対して、関係性(親友、家族、恋仲)やその人間の印象(頼りになる上司、過度な八方美人な上司)によって事の重大さ、感心の度合いは全然異なるのだなと感じた。
(よそから来た人間が新しく店長に就任するシーンにおいて)組織から1人の人間がいなくなったところで、組織には影響があまり無いことは分かるが、「1人いなくてもなんとかなっちゃう」というまなの言葉はとても哀しかった。
個人的に、「怖いけど生きてる」「みんな知らないうちにいろんなこと押し付けてる」「みんな傲慢」「自分のことを守るのに必死」「ムダなことを減らしていく」「自分が思っているよりずっと強い人だよ」という言葉が印象に残った。
すみれ、聞こえるかな?そちらからこちらは見えますか?
中川監督、というので迷わずに観た。
しかし。人付き合いの下手な主人公、友人の不可解な死、真相を探しに行く旅、同行する異性の友人、気づきのキッカケになる民宿、、、原作は知らないが、なんだかこれじゃ「走れ絶望に~」の二番煎じじゃないか。
でも相変わらず光石研はいい役どころをこなしてて良かったなあ。
2人は可愛い
繊細な小説のように膨大なスペースの行間があり、それを自分で埋められるかどうかで評価は変わるかも。
ただ、東日本大震災を真正面から描く作品は覚悟して臨めるが、ストーリーの1要素として急に入れられるとシンドくなってくる。
関係ないけど、岸井ゆきのの田舎くさい可愛さは異常。いい意味で
CMでのハードルが上がった分残念
岸井さんと浜辺さんの共演で、あのCMなら当然期待大。
しかし、大事な場面でのアニメーションだったり、語りだったり。
監督は、何を伝えたかったのか?
本筋の部分でのストーリーや演技はとても良かったし、岸井さん視点、浜辺さん視点の映像や繊細な表現は素晴らしかったので、勿体ないという印象。
終盤のまとまりの無さが残念
全員が上手な俳優さんの映画は貴重です。岸井ゆきのさんはいかにもなはまり役。浜辺美波さんは過去作品とはちょっと違ったキャラで可愛いだけでない彼女の実力を発揮しました。いかにもラストシーンっぽかった東北の海のシーン以降が見せたいものが多すぎてバタバタなのが残念でした
それぞれの
受け止め方って勿論違いますからね。特に自分以外の人への感じ方は違います。主人公の二人でさえも、仲は良さそうですが、ビデオまで見返すとやはり考え方が違う様な気がしました。
一回では理解しがたいのか
浜辺美波さん、岸井ゆきのさん二人の関係性がどうなのか?
本格派女優の演技を楽しもうと観ました。二人の演技は流石に抜群でした。ストーリーも3.11の津波に絡め
考えさせられるものに仕上がってました。
最初のアニメや浜辺さんのポーチを岸井さんが拾ったとこなど伏線が散りばめられており回収しきれなかったので、一回では理解しがたいという評価に。
sea you
原作は未読です。キャストはかなり豪華ですが公開規模は小さめという不思議。内容を見てかなり納得しました。最近よく出会う「考えるな、感じろ」系の映画でした。どうも自分はこういう作品と相性が悪いみたいです。
真奈とすみれという親友同士の百合的な話かと思っていましたが、その様な要素は殆どなく、居場所を探していた2人が居心地の良い空間で過ごすスローな物語と思いきや、すみれがいなくなった後の話を軸に描かれていきます。まぁ遺品整理を親友たちがするのには違和感がありましたが。
3.11を絡めて物語を進めてくるとは思いませんでした。不快になる様な作りではないのですが、半分近い尺を使って新しい物語を展開していくのは胃に重たいものがきました。津波が関わるのは仕方ないとして、そこをアニメで表現したり、役者の顔をアップにして撮ったりとどこか大事な部分から逃げている様に思えてしまい乗れませんでした。
眠気と格闘する場面が多かったです。原作読み込んできます。
鑑賞日 4/4
鑑賞時間 11:50〜14:10
座席 G-4
観る人に考えさせる作品
真奈は大学に入学し、すみれと出会い、2人は親友になった。ある日、すみれは一人旅に出たまま姿を消した。すみれがいなくなってから5年、真奈はすみれのかつての恋人である遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取った。カメラに残されていたのは、真奈とすみれが過ごした時間や真奈が知らないすみれだった、てな話。
結局、すみれは東北へ旅に出て3.11の津波で海に流されたって事みたいだけど、分かりにくかった。
遺品を形見分けだなんて元恋人がしても良いのかな?夫婦なら有りだろうけど、普通は親だよね、なんて違和感を感じた。
すみれは親に反発して家に寄り付かなくなり、真奈と同居を始め、次は男と同棲、ってミステリアスだなぁ、って思った。寂しい子だったのかも。
観ていて、ドライブマイカーみたいな、観る人に考えてくれ、っていう作品なのかと思った。
最初と最後はアニメで、最近アニメと実写の混在が流行ってるのかな?
悪くはないが、何が言いたいのかわからなかった。
岸井ゆきのと浜辺美波は2人とも良かった。
フワっと
どんな映画なんだろーと見てたら、途中からガラッと変わり、、ドキュメンタリーチックになったりしてやや困惑。。何を伝えたいのか押し付けない感じが、いいような悪いような、なんとも言えない感覚。集中力抜群のときに見たほうがいいっすね。派手なところがないので、じゃないと演技や演出の細かいところを拾えない気がする。
映画紹介に騙されないようにしてください
・一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。
・ビデオカメラに残されていたのはすみれの秘密だった
上記のような映画紹介に「ほう、面白そうだな」と思って見てたら、ウソというか、そう説明できないこともない。
というだけのことでした、なーんだ。
血液型診断や占いと同じです。
繊細な感性 神経質
大胆不敵 鈍感、無神経
一本気 短絡的
直情型 無鉄砲
気配り 空気読みすぎ
モノは言いようですね。
主演女優お二人が綺麗だし、表現が上手だし、アップの多用でとても近しく思えるし…
女優を愛でる。そういう映画だと思えば良い映画です。
あの重いテーマをこういう形で表すことの意義とか狙いが丸っきり伝わってこないので、終盤からは困惑して何を見ればいいのか分からなくなりました。
震災絡みとは知らずに観ました!
震災について(表現は悪いかもしれませんが)あまり情報を欲張らずに内容絞っているところはいいと思います。ドキュメンタリーな部分では行方不明の方の帰りを願う想う当初から、ときが経った今では偲ぶ想いへの変化が感じ取れ込み上げるものがありました。それを上手に表現できる岸井ゆきのさんの演技も沁みるものがありました。
震災が題材と思ってなかったので冒頭のアニメーションの意味するところがはっきり分からなかったけど、途中で津波というワードが出てきたところで府に落ちました。
途中から同じ画像が繰り返されるのは、なくてもわかる浜辺美波さんのすみれのまなに対する優しさがより深みを増すという一面もありましたが、くどくて映画の時間短いんだから考えないとせっかくの役者の演技がもったいないような気がしました。やりたいことはなんとなくわかるけど、まなとすみれの見え方の違いがほとんどなかったから(本当はその違いを表現したかったのかもしれませんがそうするとそれは全く伝わってこない)二人ともお互いに対する想いは岸井ゆきのさんと浜辺美波さんの演技でしっかり伝わってたので、この監督さんか脚本さんは役者を信頼してないのではないのかな。。。
点数が付けられない作品
だけど投稿出来ないので3点としました。
出だしの意味不明だけど美しいアニメーション。
後から3.11の津波の事と知る。
「電車は来ないよ」とか
「後ろを振り向かない」
などのメッセージが恐ろしい。
震災を美しい映像にした事にどんな意味があるのか解らないけど浜辺美波さんと岸井ゆきのさん二人の演技は良かった。
浜辺美波さんは相変わらず美しいけど岸井ゆきのさん。
美しかったりそうでもなかったり表情が豊過ぎる。
桜や菜の花。海岸の映像が美しかった。
点数はつけられません( ´∀`)
海ってそういう・・・
2022年劇場鑑賞82本目。
開始早々浜辺美波演じるすみれが亡くなっている事はわかるのですが、どうして亡くなったのか、長年患っていた病気とかではないんだろうな、くらいしか分からず、事故なのか自殺なのか分からないまま彼女との想い出を振り返って進みます。
中盤で分かる死因と、すみれ視点で前半を振り返る構成に特に謎解きの回答としての意味はほとんどなく、いい映画なんだろうけど自分には浜辺美波のかわいさだけでなんとか持っている映画だと思ってしまいました。
岸井ゆきのは上手い女優だと思うのですが、浜辺美波とアップで並ぶと口の大きさ倍くらい違うなあとか失礼な事しか頭に浮かばなくなって申し訳なくなりました。
気持ち的には分かるけど
後半の浜辺美波主体性のシーンは、入れない方が良かったのでは。
あくまでも、ヒロインから見た彼女像だけで充分ではないのか?
これではどちらの人物ともに心情が中途半端になってしまっただけの気がする。
浜辺美波さん
浜辺美波さんを見に行った様なものでした。
最初から抑揚のないストーリーで、寝落ちしそうになるのをこらえるのが大変!
いろいろな伏線があるにもかかわらず、その回収がはっきりしないのもストレスです。
津波に飲み込まれる様子をアニメーションで表現するのだが、同様な表現が他の映画でもあったなぁ
うーん
なんだかわかりにくいというか…。
他のレビューにもあるように
「何を感じればいいのか」というような気持ちにも。
実際終わった時に、特に何も感じていなかった…。
ただ、アニメーションはなかなか。
ラストのアニメーションは変に惹き込まれたし、ウッ…とくるようなそれもありました。
余談ですが、主役の岸井ゆきのさんは、後半に進むにつれてだんだん可愛く見えるようになりました笑
なぜだかラストが一番可愛かった。メイクでしょうか、髪型でしょうか。
全122件中、81~100件目を表示