やがて海へと届くのレビュー・感想・評価
全122件中、41~60件目を表示
一回では理解しがたいのか
浜辺美波さん、岸井ゆきのさん二人の関係性がどうなのか?
本格派女優の演技を楽しもうと観ました。二人の演技は流石に抜群でした。ストーリーも3.11の津波に絡め
考えさせられるものに仕上がってました。
最初のアニメや浜辺さんのポーチを岸井さんが拾ったとこなど伏線が散りばめられており回収しきれなかったので、一回では理解しがたいという評価に。
sea you
原作は未読です。キャストはかなり豪華ですが公開規模は小さめという不思議。内容を見てかなり納得しました。最近よく出会う「考えるな、感じろ」系の映画でした。どうも自分はこういう作品と相性が悪いみたいです。
真奈とすみれという親友同士の百合的な話かと思っていましたが、その様な要素は殆どなく、居場所を探していた2人が居心地の良い空間で過ごすスローな物語と思いきや、すみれがいなくなった後の話を軸に描かれていきます。まぁ遺品整理を親友たちがするのには違和感がありましたが。
3.11を絡めて物語を進めてくるとは思いませんでした。不快になる様な作りではないのですが、半分近い尺を使って新しい物語を展開していくのは胃に重たいものがきました。津波が関わるのは仕方ないとして、そこをアニメで表現したり、役者の顔をアップにして撮ったりとどこか大事な部分から逃げている様に思えてしまい乗れませんでした。
眠気と格闘する場面が多かったです。原作読み込んできます。
鑑賞日 4/4
鑑賞時間 11:50〜14:10
座席 G-4
観る人に考えさせる作品
真奈は大学に入学し、すみれと出会い、2人は親友になった。ある日、すみれは一人旅に出たまま姿を消した。すみれがいなくなってから5年、真奈はすみれのかつての恋人である遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取った。カメラに残されていたのは、真奈とすみれが過ごした時間や真奈が知らないすみれだった、てな話。
結局、すみれは東北へ旅に出て3.11の津波で海に流されたって事みたいだけど、分かりにくかった。
遺品を形見分けだなんて元恋人がしても良いのかな?夫婦なら有りだろうけど、普通は親だよね、なんて違和感を感じた。
すみれは親に反発して家に寄り付かなくなり、真奈と同居を始め、次は男と同棲、ってミステリアスだなぁ、って思った。寂しい子だったのかも。
観ていて、ドライブマイカーみたいな、観る人に考えてくれ、っていう作品なのかと思った。
最初と最後はアニメで、最近アニメと実写の混在が流行ってるのかな?
悪くはないが、何が言いたいのかわからなかった。
岸井ゆきのと浜辺美波は2人とも良かった。
フワっと
映画紹介に騙されないようにしてください
・一人旅に出たまま突然姿を消してしまう。
・ビデオカメラに残されていたのはすみれの秘密だった
上記のような映画紹介に「ほう、面白そうだな」と思って見てたら、ウソというか、そう説明できないこともない。
というだけのことでした、なーんだ。
血液型診断や占いと同じです。
繊細な感性 神経質
大胆不敵 鈍感、無神経
一本気 短絡的
直情型 無鉄砲
気配り 空気読みすぎ
モノは言いようですね。
主演女優お二人が綺麗だし、表現が上手だし、アップの多用でとても近しく思えるし…
女優を愛でる。そういう映画だと思えば良い映画です。
あの重いテーマをこういう形で表すことの意義とか狙いが丸っきり伝わってこないので、終盤からは困惑して何を見ればいいのか分からなくなりました。
震災絡みとは知らずに観ました!
震災について(表現は悪いかもしれませんが)あまり情報を欲張らずに内容絞っているところはいいと思います。ドキュメンタリーな部分では行方不明の方の帰りを願う想う当初から、ときが経った今では偲ぶ想いへの変化が感じ取れ込み上げるものがありました。それを上手に表現できる岸井ゆきのさんの演技も沁みるものがありました。
震災が題材と思ってなかったので冒頭のアニメーションの意味するところがはっきり分からなかったけど、途中で津波というワードが出てきたところで府に落ちました。
途中から同じ画像が繰り返されるのは、なくてもわかる浜辺美波さんのすみれのまなに対する優しさがより深みを増すという一面もありましたが、くどくて映画の時間短いんだから考えないとせっかくの役者の演技がもったいないような気がしました。やりたいことはなんとなくわかるけど、まなとすみれの見え方の違いがほとんどなかったから(本当はその違いを表現したかったのかもしれませんがそうするとそれは全く伝わってこない)二人ともお互いに対する想いは岸井ゆきのさんと浜辺美波さんの演技でしっかり伝わってたので、この監督さんか脚本さんは役者を信頼してないのではないのかな。。。
点数が付けられない作品
だけど投稿出来ないので3点としました。
出だしの意味不明だけど美しいアニメーション。
後から3.11の津波の事と知る。
「電車は来ないよ」とか
「後ろを振り向かない」
などのメッセージが恐ろしい。
震災を美しい映像にした事にどんな意味があるのか解らないけど浜辺美波さんと岸井ゆきのさん二人の演技は良かった。
浜辺美波さんは相変わらず美しいけど岸井ゆきのさん。
美しかったりそうでもなかったり表情が豊過ぎる。
桜や菜の花。海岸の映像が美しかった。
点数はつけられません( ´∀`)
海ってそういう・・・
浜辺美波さん
置いてけぼり‼️
喪失感を持ち続けられることは強さだと思う
親友が突然亡くなった。いや,いなくなってしまった、
明確に病気や事故で亡くなって,見送ったわけではない。
震災に巻き込まれた可能性は高いけれど確実なわけじゃない。彼女を取り巻く人たちはもちろんみんな悲しみに浸る。でも,少しずつそのことを受け入れ、彼女は亡くなってしまったと整理して日常に戻っていくのだ。
主人公はそれができない,納得しない。喪失感を持ち続けられることは生きてる時の彼女への思いの深さだけではないだろう。映画の中でもいなくなった親友は主人公に言っている。自分で思ってるよりあなたは強いよと。
そう、この主人公の持つ強さを,岸井ゆきのが見事に演じきった。彼女あっての映画だろう。最後の独白は彼女のアドリブらしい。お見事としか言いようがない。素晴らしかった。
きっと忘れないだろう
前情報を入れずに観てしまったので
3.11が話に絡んでくることを知らなかったので浜辺美波演じるすみれが何故いなくなってしまったのか考えながら見ていて
理由がわかってくると3人の関係から消えたのでは無く本当にある日突然もう会えなくなってしまったということが
とてつもなくやりきれない気持ちになってしまって
これは岸井ゆきの演じる真奈のように気持ちの落としどころがわからず
答えが出ないなと思ってしまった
原作では震災で帰ってこなくなった…とあらすじが始まるが
映画ではアニメーションから始まり
あのアニメーションも最初は何も知らなかったので美しいけど何処かこわいアニメーションだなと思ってたけど
後半流れたアニメーションは理解していたので恐さの理由はそういうことかと思いながらも自然に帰っていくそれをみて
少し安心を覚えた。
ある程度知った上で見るべきだったのか
知らずに見るべきだったのかはわからないし
見た側で全然感想は違うであろう落としどころだったであろう映画だったけど
たまたま映画ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌を見ていて、それを引きずっている事もあり泣いてしまったし、真奈は過ごした大切な時間を忘れないだろうと感じました
ボクはこの映画好きです
すみれを探す《心の旅》
すみれってどんな子だったんだろう?
“普通とは違っていた?“
水をすくっても指の隙間からこぼれ落ちる。
すみれは水のようにすくえない。
不思議な映画でした。
分かったようでも、次の瞬間もう分からなくなる。
「喪失にから再生」
多分テーマは、そう。
でも一方で、
すみれを探す映画でもあると思う。
自分(私)は、非常に現実的な人間(リアリスト)なので、
ミステリーを読むように、
ミステリー映画のように、観るしか方法がみつからないです。
真奈ははっきりと口に出しています。
「親友が津波で、帰って来ないのです、
「一人旅が好きで、あの辺りに出かけたことは、分かっています」
冒頭のアニメーション
カーキ色のブルゾンにジーンズ。
赤いスニーカーの少年。
海に足をつけて、どんどん深みに進んで行きます。
そして、実写に変わって、
すみれの喪失に苦しむ真奈の描写があり、
真奈とすみれの出会い、
大学の同好会の飲み会。
真奈が無理して飲んだビールに悪酔い。
すみれはそんな真奈を介抱してくれる。
機転も効いて頼もしくてミステリアスなすみれ。
ある夜、母親と喧嘩して家を出て、
ずぶ濡れの子猫みたいに真奈の部屋に住み着いてしまう。
真奈が「かけがえのない彼の存在」を匂わせた後、
すみれは遠野(杉野遥亮)に、
『私たち一緒に住まない?』と言って、
真奈の部屋を去っていく。
そしてある日、一人旅に出かけて、
それきり、
5年も消息が分からない。
遠野とすみれの母親は、葬式を終えて、
すみれが死んだものとして、
アパートを引き払ったり、形見分けをはじめる。
それが残された人の当たり前の生き方、
真奈はどうしてすみれが、ふっと帰って来る気がする。
死んだことにする事が、許せない。
大学を卒業してレストランで働く真奈は、
すみれを失った悲しみから
抜け出せないでいる。
何度も訪れたと言う「福島」に国木田(中崎敏)と
ドライブで出かける。
そして3.11で家族の戻らない人々の話を聞く。
(今でも遺骨を探す人々がいます)
終盤で、
すみれの側から、振り返るパート。
すみれが遠野の元へ去った理由、それは
真奈が仄めかした彼氏の存在にあるのではないでしょうか?
2人が話した最後の日。
バス停ですみれは真奈に、
「真奈は自分で思っているよりずうっと強い人だよ」
と、言い残す。
そして一人旅に出かけます。
ラストのアニメーションに続きます。
岸井ゆきのさんの哀しみを背負う佇まい。
浜辺美波さんの、女神のようで神秘的とも言える美しさ。
海はあまりに大きく、
強くて、
人を呑み込む
海の底知れなさ、
人は抗うことが、
出来ない
《翌朝 2度目の鑑賞》
冒頭のアニメーションをみてドキッとした。
もしかして、すみれは男の子になりたい人、
だったのかも?
髪が最初のロングから、ボブになり、
ショートカットに、
「昔からその髪でなかったのが、不思議な位、」
服装もフェミニンなワンピースから、
ラストの駅のベンチに座ってるすみれは、
カーキ色のブルゾンに、赤のスニーカー、
すみれは男の子になりたかったの?
そうして真奈の恋人になりたかった?
そのビデオカメラには、知らなかっな彼女の
秘密が残されていた・・
(そう映画解説には書いてある)
真奈はすみれを親友として好きだった。
しかし
すみれは真奈が考えてる以上に真奈が好き。
恋人として好きだった。
私が感じたすみれの秘密って、
そんな気がする。
すみれは男の子に生まれて、真奈の恋人になれたら、
良かったね。
福島から帰った真奈は吹っ切れたように言う。
「今日の天気は晴れ」
ふんわりと考えれば良いのかな
良質な邦画
私は何でもかんでも言葉で説明する作品が苦手なので、とても満足のいく2時間でした。私なりの解釈の余地があり、今後も折に触れてこの映画を思い出す気がします。映画館で見る価値のある映画でした。
ただ…宣伝文句というか、あ、そういう行方不明なのか…と思って、事前に明かされてた方がよかったような気もするし、かといって事前に明かされてたらたぶん辛いだろうと考えて見なかったな、とグルグル思ったのでマイナス1.5にしました。
映画としてはすごく満足です。ただ、私にとってもその出来事は深く刻まれていて、当事者の人とか、どうなんだろうなと…余計なお世話ではあると思うのですが。
そういうことも含めて様々なことを考えられる映画でした。私は、見てよかったです。
切なく悲しい【喪失と再生】
全122件中、41~60件目を表示