「ドラマと現実が入り混じる」やがて海へと届く taretanさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマと現実が入り混じる
想像していたのと違った(いい意味で)
タイトルが的確に物語と伝えたいことを表している。
浜辺美波が出演していることで非日常感が感じられる一方で、現実な問題とリンクしている、不思議な感覚だった。
過去と現実が入り混じり、事実が徐々にわかっていくのはさながらミステリーのよう。
中川監督の作品は一貫して静かな雰囲気で、一見退屈だが、最後の方でつながり、それが昇華される。
今回も、途中までは苦悩している主人公がメインシーンだが、いまいち感情移入できず、もやもやはした。
ただ、最後はスッキリしつつ、鑑賞者にも考える余地を残され、映画の両面を感じた。
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