「映画を観た。という気持ちになった」やがて海へと届く take-cさんの映画レビュー(感想・評価)
映画を観た。という気持ちになった
舞台でもなくドラマでもなく、映画を観終わったという気持ちになれた。
他の方が書いている通り、津波を絡めていることが却って焦点を暈している感は否めないが、それを差し引いても真奈とすみれ二人の視点で紡がれる淡くも切ない物語は優しくそして確りと心に沁みてくる。
台詞も少なくこれだけ空白の多い感情の隙間を埋めて余りある二人の演技は圧巻。
特にすみれが真奈を見つめる時の表情は息苦しいほど熱く、そして切ない。
もう一度観てしまうかも知れない。
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