劇場公開日 2022年4月1日

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「浜辺美波透けすぎ、透明にみえたよ」やがて海へと届く サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0浜辺美波透けすぎ、透明にみえたよ

2022年4月7日
iPhoneアプリから投稿

2022年劇場鑑賞23本目 凡作 48点

透明感抜群の浜辺美波が本当に透明に見えてくる作品。

今作の結論を先に申し上げると、全体としては微妙。

けどしっとりとしたタッチでセリフやカットに空気を感じ、とても心地が良かった。

愛がなんだの岸井ゆきのの演技光ってましたね。杉野くん旬だけど彼でなくても良かったかなあ、、美波ちゃんはまあハマり役でした。

ビジュアル的にもそうですが、役自身も今までに無い少しだけ大人の美波ちゃん良かったです。

特に二つのシーンが印象に残っていて、一つは部屋で岸井ゆきのが浜辺美波のことを思い馳せているシーンで、ゼロ距離にいる浜辺美波の透け感というかほんとはいない彼女がそこに見えているかのようなシーンお互いの目の演技。

浜辺美波のアンニュイなふわふわした目つきと岸井ゆきのの撮影では目の前にいるのにほんとにそこに美波ちゃんがいないようなとーくをぼんやり見てるうつろな目線。絶妙でした。

もう一つは有給を使って海に訪れた先で同じように残された人々がビデオに想いを残しているシーン、心にきました。

所々不可解だったり、脚本の力量不足なところも感じましたが、随所にひかる演技力と空気で持ってきた作品でした。

サスペンス西島