BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
全650件中、461~480件目を表示
胸熱なジャズの世界
原作未読。スッと物語が入ってくる構成で、原作未読でも分かりやすかった。
何より音楽!!!
アニメーションとは思えない滑らかさと、ジャズの音楽が素晴らしかった!演奏時、登場人物がなぜこの楽器をやっているのか何を表現したいかなど構想してるシーンがあって、現実ではただの演奏シーンだけど、登場人物の思い入れが分かってアニメーションならではの表現が好きだと思った。
個人的に好きだったところ
・主人公の大が真っ直ぐにジャズを愛していて打ち込んでいる。ひたむきに努力できることも才能。
・沢辺くんがソーブルーの方に叱られて自分の至らない部分に気づき、直す謙虚さ。豆腐屋さんにサインを渡すところは、心の中で拍手を送った。
・たった3ヶ月でめっちゃドラム上手くなってる玉田くんそりゃ大学の単位落とすよね〜とは思った。
演奏時に聞こえるブレス音が違和感なく、俳優さんたちはたくさん研究されたんだろうなって思った。
何かにひたむきに努力できる人は、素敵だと思った。
人、音楽、映像、声、全てに拍手を送りたくなる作品。
原作既読未読関係なく、3DCGがショボくても見ておくべき映画
原作未読、映画情報一切入れずに見てきました。
見てすぐ原作全部読んで
2回目見てきました。
まず3人の声が俳優さんだというのを
後で知って驚きました。よかったです。
ストーリーは2時間の中に収めることを考えたら
かなりパッチワークされてますが妥当なように思います。
ただ師匠とのやり取りがなく、「半年レッスン受けた」という大のセリフと
インタビューでしか出てこないので、どうしても大の演奏の裏付けが
乏しくなってしまい、初見はちょっと違和感ありました
(そもそも師匠なんだって、ちゃんとわかってなかった)。
あと、沢辺の So Blue のライブが Cotton's に変更されてたのは
よくよく考えてみると、沢辺が先に So Blue に出て、JASSとして出ないと
上原さんのJASSとしての演奏が So blue で流せないし、
原作とは違って、最後のライブが映画の見せ場なので、
音源的には別撮りでしょうから、多分2人の演奏として流すこともできるんでしょうけど、
最後のライブのシーンが盛り上がらないから演出上しかたなく
変更されたんでしょうね。
ただ、車に正面から直撃されて数時間手術で生死をさまよった翌日に
病院脱走して演奏っていうのは、流石に無茶が過ぎて違和感ありますがw
まあ実は弾けます、弾きますの方が盛り上がりますからね。
しゃーないのかなーって思います。
音楽は素晴らしいですね。
普通にライブ感覚で音楽聴くためだけに
見に行っても良い、というか行きたいクオリティだと思いました。
So Blue は、ロビーとかフロアの様子とかかなり実際の雰囲気出てましたね。
ライブシーンでは1曲目終わりに普通に拍手しそうになりました。
映像は誰もが感じるんじゃ無いかと思いますが、
演奏シーンの3DCGは違和感ありすぎで、いらなかったように思います。
THE FIRST SLAM DUNK 見た後でというのを差し引いてもひどい。
リアリティを上げるために入れてるCGの方が
手書きより違和感あって、むしろリアリティを損ねているってのは
シャレにならない。。。
THE FIRST SLAM DUNK の井上監督は
3DCGしか選択肢が無いけど違和感出たら意味がないということで
徹底的にリアルを追求されたようですが
映画見た感じ、引きで演者を同時に動かさないとってシーンもそんなになかったし。
シンバルのアップとか、客席からステージ上がるところとか、
そこCG必要なの?って正直思いました。。。
大はまだマシだったように思いますが、
沢辺とか首ふり人形みたいだったし、玉田も顔がへんてこでしたね。
そもそも原作は音無しでも読めるんだから
映像だって、というか映像こそ素晴らしい音楽があるのだから
運指とか演奏をきっちりかっきり動かそうとしなくても成立した気がします。
もしかしたら、動きの再現の為というよりも
アニメーターの負担軽減や納期、予算の問題なのかも知れませんが。
全体的にとても素晴らしいだけに
あの違和感は、本当にもったいなさ過ぎるように思いました。
残念。
まるで、悟空とベジータの究極の闘い‼️
原作未読、全然OK!!
ジャズの魅力は少数精鋭なところがクラシック音楽と違うところ。こじんまりとした環境で音を鳴らす個性豊かな三人の男たちによる青春と情熱をジャズを通して見事に描き切っていました。
テナーサックスに絶対の自信を持つ宮本、冷静で現実主義のピアニスト沢辺、宮本に影響を受けてドラムを叩くことを決意した玉田。この三人が十代の節目としてジャズの大舞台「SO BLUE」を目指す青春アニメ。
演奏ばかりだけではなく、泥臭いバイトをしている様子がさらにジャズに対する情熱に拍車がかかっていて「キャラクーの意外性」の多い描写があって楽しめました。また、ドラム未経験の玉田がどのように二人の後を追いかけるシーンも面白かった。
リアリストの沢辺が高級ジャズクラブ「SO BLUE」の支配人・平の「JASS」に対する批評のシーンが個人的にお気に入り。プライドの高い間宮が酷評されたシーンは自分の胸に突き刺さる場面でもあった。技術云々よりも人に対する態度や音楽に対する姿勢を平さんに指摘された瞬間は今作のターニングポイントだと感じました。そこから間宮の奮闘振りは感情移入せずにはいられませんでした。
実写俳優が声を当てているとは思えないほどクオリティが高い作品で、期待を大きく上回る映画でした。
青く光り輝く音楽に酔いしれる。
悪くは無いが解釈違い
ジャズが好きだと公言しているジャズにわかとしてぜひ見なければ行けないと思い、見に行ってみました。
正直もっと渋いものを期待していたので、自分の予想と大ハズレだったことにまずびっくり。そして演奏がぬるぬるCGだったことにまたびっくり。
主人公がなぜジャズが好きなのか、玉田がなぜジャズを続けているのか、なぜSo Blueに来た観客たちは泣いているのか。
ジャズに高い敷居を感じる大衆たちにジャズとは何なのか、という答えをくれる映画ではありませんでした。
強いて言うなら「ジャズって、なんかいいな」が答えだったのかもしれません。
宮本のテナーサックスというエネルギーの塊をひたすらただ塊のままに観客にぶつけていた、というのが終わってみての感想です。
それがジャズなのかもしれませんが、私にとってのジャズではなかった。それが映画終わりに感じた空虚の原因なのかもしれません。
これ以上言ってしまったら、大衆の目に触れさせるものではありませんのでネガキャンような表現はこれにて失礼します。
演奏時の演出はとても面白かったです。
先程述べたエネルギーの塊をとても感覚的に、情緒的に、ダイナミックに表現していました。泣きはしませんでしたが、観客が思わず聞き入ってしまうものだと思います。
またその演出が、上原ひろみの音楽をより視覚的に表現し、わかりやすさを産んでいたと思います。
あのダイナミックかつ唯一無二な演奏は、「わからなーい」の一言で済まされてしまいがちだと思います。それを一言で済まさせない、上原ひろみを私たち一般人の分かるところまで翻訳してくれる演出だったと感じました。
音楽に関して素人の私が言うことはありません。ピアノソロ覚醒後の演奏時は、まさに今そこで上原ひろみが弾いているような幻覚に陥りました。
見に行っておいて良かったな、と帰り道に感じられる映画でした。
エンターテインメントは非日常空間を作りその空間を支配する
120分間のジャズの世界への片道切符。ジャズは歌詞がないようなオーケストラの演奏というイメージを持っていましたが、それは大間違いでした。エンターテイナーが自身の魂を売り出す音楽です。負けるのを恐れずに、恥ずかしがらずに自分の最大限をさらけ出す自己表現が音楽です。たった10%の可能性をポジティブに捉え、自分とチームに誇りを持っている主人公。自分が本当にやりたいことは何か?一生後悔しない決断をしたときの力と成長は恐れしく。ファンとして追いかけ何回も足を運んだ際に追いかけてよかったと思う彼らの成長を体感した際は涙が出てきます。選択肢には正解がない。しかし、色んなマイナスな他の要素が邪魔して来ます。一区切りの際に自分たちが最強だったな、やってよかったなと思う選択とその選択を信じ続ける自分とそれを応援する仲間を大切に今を後悔しないように思いついたことは行動できるといいですね。
4.3カッコ良かった♪
JAZZのライブに行ったような高揚感
スクリーンでのジャズ鑑賞は新鮮
サックスがメインの人気アニメで、あの上原ひろみが音楽を担当と聞いて鑑賞を楽しみにしていた。ジャズなのでトリオの3人がメイン。主役の宮本大は分かりやすい明るいキャラクター。ジャズ歴はわずか3年だがジャズに惚れ込み、毎日河原でサックスを拭きまくる。単身で上京し、ライブハウスを回るうちにピアニスト沢辺と巡り合い、同居のドラム初心者の玉田と共に“JASS”を結成。まんまブルーノートの“So Blue”に10代のうちに立つことを目標として全力でしのぎを削る。沢辺のピアノは実際は上原ひろみが弾いているので佳境に進むにつれ、HIROMI独自の超絶技巧で奏でられた馴染みのフレーズが心地よく転がりこみ、聴く側もスイングが止まらない。それに負けない馬場智章さんのテナーサックスが素晴らしく映像と共に飛び込んでくる。初心者のハズの玉田のドラムは石若駿さんが叩いているから終盤にかけて上手くなりすぎるのはご愛嬌だ。特にSo Blueでの映像は写実的で美しく、ジャズのようにウィットに富んだストーリーを盛り上げる。スクリーンでジャズが観れるとはと新鮮な気持ちで映画館を後にした。
いいねー。
JAZZって熱いんですよね
原作が大好きなので楽しみにしていました。
映画で久々泣きました。
良かった点
・何といっても音楽が実際に聴こえ、映画館の音響の迫力もありさらに深く作品に入り込めます。
・俳優陣の演技が自然でよかった。
・ライブシーンの熱さやトランスしている状態の演出。
悪かった点
・ライブシーンなどの3DCGに違和感がありました。
・テンポが速く、原作にあった余韻や間などない箇所がいくつかあったのが残念でした。
2時間にまとめているのでしょうがないとは思いますが
最後の電話のシーンは大好きだったのであそこだけでも時間を伸ばしてでもじっくりやってほしかったです。
大好きな漫画をこれだけの作品に仕上げてくれたスタッフ関係者に感謝です。
また映画から知って見てよかったという方はぜひ原作読んでいただきたいです。
情熱がほとばしる豪華でズルいキャスティング
原作詰込感あり。それ以上にライブ感あり。
レビューの点数が非常に高く、即ポチでチケット予約。原作は無知の状態で鑑賞。
ストーリー展開は分かりやすく、原作を映画向けに2時間詰め込んだ感じです。
ジャズの知識ゼロの自分にもジャズのメロディが心地よいです。
宮本大君の随所に散りばめられたセリフ、心に刺さりますね。今の自分に活を入れられるよい刺激になりました!
終盤の演奏のシーンは圧巻でしたね。生演奏を聴いているような感覚です。色使いや、シーンの切り取り方は斬新でした。
原作マンガを2時間に無理くり詰め込んだ感は否めないですが・・。
なお主人公・宮本大の声優を務めた山田裕貴さんは見事でしたね。違和感全くないながらも、主人公としてある程度存在感のある声が求められると思うのですが、見事にはまっていました。
この映画鑑賞を機に「自分も有名なジャズの曲位は教養として押さえておこう~」なんて感じたり。
アニメ史上最高傑作
ヘコむな!ツッパれ!
これは、予想外の力作。
評価が高いために急遽鑑賞したのだが、めちゃくちゃいい映画でした。ジャズの素晴らしさ、美しさを丁寧に伝えながら、3人の友情や夢に突き進む強い闘志をしっかり描く。ここまで胸アツな映画とは...今年は映画館で見るべき映画が多いな〜。
山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音という配役が最高に上がる。3人とも、声優力バツグン。声のハリにジャズに対する強い思い、熱量が感じられ、感情移入しまくり。他2人は音楽をやっていく中でぶつかる壁がすごくよく描けていたが、主人公はほぼ無く、そこにはちょっと物足りなさは感じてしまった。でも、キャラクター自体は非常に魅力的でした。
この映画では多くの演奏シーンがあるが、どのシーンも凄まじい迫力で圧巻。あまりの破壊力に、涙腺ダムは崩壊。彼らの想像を絶する音色に何回だって泣けてしまう。音楽とは、こんなにも神秘的なものだったのか。ジャズとは、こんなにも人を動かすものだったのか。「ラ・ラ・ランド」に次ぎ、ものすごい体験をすることが出来ました。これは映画館必須。「トップガン マーヴェリック」と同じくらい、配信では意味が無い作品です。
洗練されたアニメーション技術にも、同時に圧倒される本作。3Dアニメーションにはまだ違和感を感じるものの、漫画では表現しきれない、映像作品である為に出来る演出にこれまた涙が止まらない。特にラストシーンなんかは、鳥肌と涙に襲われ、そんな稀有な体験に自分でも驚いてしまう。これが、自分が、映画界が、求めていた音楽映画だ。
セリフの一つ一つが、観客の心を揺さぶり、胸に突き刺すもので、青春映画としての質も並じゃない。エピソード不足は否めないが、こんなにも胸が熱くなり、踊る作品を見せてくれたことに、鑑賞からしばらくだった今でも興奮が抑えられない。米アカデミー賞に選出されるんじゃないかレベルの技術が詰まっています。
期待しすぎると、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもだが、〈体験〉という形で鑑賞して欲しい。これこそ、IMAX上映をするべきであろう。多くの人の目に止まって欲しい、素晴らしい作品でした。是非とも、いや、絶対に劇場でご覧下さい。
全650件中、461~480件目を表示