「ジャスを知らなくても…⭐︎」BLUE GIANT ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャスを知らなくても…⭐︎
原作のファンで、コミックを読んでいたのであまり期待せずに鑑賞。
…が、しかしあまりにも良く出来ていて驚きだった。
上原ひろみが音楽監修ということだったが、ピアノだけでなくて
サックスもドラムも、原作の雰囲気そのまま。
石塚真一のライブシーンの絵、大のサックスや雪祈のピアノの音、玉田のドラム等の
描き方が素晴らしいので、いったいどうやってアニメで再現するんだろうと思っていたが、
時々 静止画が混じる違和感を除けばライブシーンは本当に良かった。
ところどころに散りばめられる大の上京する前の物語。
原作を未読な人には、分かりにくかったかもしれないが上手くまとめてあった。
原作の一巻づつの最後に語られる大についてのインタビュー映像もちゃんと入り、
それも面白かった。
ジャズは、身近にオタクのように好きな知り合いがいるので、馴染みはあったが、
雪祈が大に最初に逢った時に言ったように確かに死にかけているかもしれない。
でも、この映画がこれだけ評価されるのなら、大達のような若いジャズファンが
増えて、また新しいプレイヤーが生まれてくるのか⁈
そんなことを願わずにはいられないような気持ちになった。
連載は、今はアメリカ編だがヨーロッパ編がとても面白かったので次作は
それを期待したい。
いずれにしても、絶対に映画館で鑑賞するべき作品。
コメントする