ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
全500件中、101~120件目を表示
2度目の鑑賞。一生胸に残り感じた想いを大切にしたい映画
“戦争の後遺症”というにはあまりにも理不尽で無情な出来事だと感じずにはいられない。
特に冒頭約30分間は体感以上に長く重い時間に感じます。
今回この映画を鑑賞するのは2回目になりますが、このリアルな残酷さがあるからこそ後の過酷な収容所生活での僅かな希望やラストシーンの感動、この映画のメッセージが胸の奥に届くのだと思います。
二宮さんの演技は言わずもがなですが、今まで仲間を励まし続けた山本幡生が訪れる死を目の当たりにし放った叫びの声、表情、強い目全てに絶望感が溢れた演技は圧巻の一言です。
主要キャストの方々だけではなく出演されている皆さんの演技がとにかくもう素晴らしいです。
ラストはやはり“泣く”ではなく“泣き続ける”の表現が適切。
私自身、初鑑賞の際は苦手な描写も多く「見続けられるかな?」と多少不安にかられたりしましたが、それでも昨今の時代ここまでストレートに戦争における悲惨さを伝える映画はとても意味があると感じます。
今の世の中、世界情勢における重要なメッセージを受け取りました。
きっと何度観ても胸打たれ、勝手に涙が溢れる映画だと思います。
だから生きて、生きてて欲しい。
シベリアの強制収容所で捕虜にされた主人公。いつか日本に帰れる日を思いながら仲間達と小さな希望を信じ、生きていく話。
収容所での日々はほんとに過酷で見てて胸が痛くなるシーンが多かった。でもこの話はノンフィクションだからこういう事を二度としちゃいけない。忘れてはいけないと思いました。
主人公がずっと希望を抱き続ける姿や仲間たちを励ます姿をラストシーンで思い出すとマジで感動します。映画中で何回泣いたことか。。。
主題歌のSoranjiもまじでいいんよな。。この曲を聞いてこの映画を見ようと思い、鑑賞してみましたが映画を知る前と後では歌詞の意味が100倍も伝わってきます。
瀬々さんらしくない凡庸故残念
2022年劇場鑑賞100本目 良作 62点
個人的に世間の評価高過ぎな作品
2022年劇場鑑賞103本で今作が記念すべき100本目で、生涯で100本超えたことが無かったし、瀬々さんの作品は好きなのでそんな中での鑑賞だったのですが、期待外れでしたね〜
瀬々さんの他の作品のレビューにも書いていますが、瀬々さんって作品ごとの熱量や作家性の入れ具合の差が激しくて、世間での評価が高いのはどちらかというと熱量低く作家性も高くない、世間に媚びた売名(?)目的で受けた作品で、個人的に好きなのはちゃんと瀬々さんを感じる作品で、楽園とか明日の食卓です
多分瀬々さんが有名監督に仲間入りした作品の64より前は社会風刺×ピンクの作品が多くて、有名になる前にピンク映画を撮っている方は多いですが社会風刺は瀬々さんの個性で、楽園や明日の食卓はそれを感じるけど、今作やとんび、糸はそこの強みがあまりない(護られや友罪、64は個人的に微妙)
まあ今作も歴史を描いているのでどちらかというと得意なジャンルだと思うけど、発揮しきれていなくてそのままお利口に作ってしまったというか、味付けがなくて瀬々さんである必要が感じられない
物語の展開はまあ当たり障りない現実的なドラマで、語り手の松坂桃李は演技力や風貌含め適任で、個人的にはもっと松坂桃李の映画にしたほうが瀬々さんの映画になった気がします
消化不良の脚本
日本映画の父・牧野省三が唱えた映画の三要素である、スジ(脚本)、ヌケ(映像表現技術)、ドウサ(役者の演技)の内の、スジとヌケが不十分な出来栄えで、残念ながら、大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞した辺見じゅん氏の原作の持つ、崇高で荘厳な極限の同胞愛人間愛を表現できていないと思います。
主人公の山本幡男がなぜ収容所の捕虜皆から敬慕され、尊敬されるのか、互いの感情が一体化し同調していくプロセスの表現が不十分です。山本は、ただ奔放に思いついたこと、己の感じたことを、思慮分別なく子供のように言いまくるばかりのようにしか見えません。残念ながら捕虜の皆の眼差しや表情を見ても、彼ら全員が望んでいることを慮って代弁しているようには感じられず、そのために独房に拘束されるのも自業自得にしか思えません。
これは決して主人公を演じる二宮和也の演技不足ではなく、そもそものシナリオに問題があるように思います。収容所の過酷さ、そして捕虜の苦しみ、悲しみ、悩みを切実に具体的に描ききれていないせいでしょう。極寒の地で自由を奪われて心身ともに悲惨な絶望状態に置かれ、無気力にならざるを得ない酷い環境であることを映し出してこそ、皆を庇い皆の願いを代弁する山本の言動の崇高さ気高さが観客にアピールします。
しかしスクリーンでの収容所の空気は、何だか明るく希望的なように感じられました。
本作のモチーフが、山本の遺書を記憶して口述で遺族に送り届けるという、代償のない、ただ献身的な行動の動機がこの点に収束するだけに、このシナリオの欠陥は致命的です。
ストーリーが進行する視点の置き方にも問題があります。
収容所シーンになって以降は、てっきり松坂桃李演じる、傍観者と共鳴者の狭間で揺れ続ける松田一等兵の視線で映像が進行していると思っていましたが、どうも半ば過ぎてからは松田自身がストーリーから外れていき、安田顕演じる屈折し苦悩する元上官の目線に移ったようでいて、でもそうでもないようで、ともかくカメラの視座の所在がブレ続け、従い敢えて言えば“観客目線”の、誠に中途半端な映像になってしまった感がします。
ヌケ(映像表現技術)では、北川景子演じる山本の妻が典型ですが、殆どの登場人物に10数年のただひたすら耐える長く苦しい歳月が積み重なった加齢が全く見えません。容貌に老いが、動作に衰えが全く出ていませんので、物語に鬱屈した重圧感が出て来ず、スクリーンからは悲愴感や閉塞感が湧いてきません。
山本を、人間愛の権化とし聖人君子のように描くシナリオもあり得たと思いますが、それにしては、本作には徹底した悪人がいません。アクの強い、いかにも憎たらしい悪役がいてこそ正義が際立ち、観客に感動をもたらします。日本人の中で権威を笠に着た傲慢な言動を取るシーンはありますが、終始主人公と対峙するということにはならず、インパクトは弱いものです。
“悪人”を担うはずの監視者のロシア人は、理不尽な暴力的残虐性が異常に強調されますが、理屈や対話が全く通じない、いわば獣と同様に映されていて、憎悪の対象になりようがない描かれ方です。
ただ後半の見せ場である遺書を伝える4人の行為には素朴に感動します。見返りの全くない、ひたすら犠牲的献身的な行動には純粋に心を打たれます。
但し、役者自身が慟哭していては、観客は泣けません。役者の側は悲しみを押し殺して耐え忍んでこそ、観客の涙腺を刺激することになるのだと思います。
ラーゲリだけに、ただのゲリです。一つも面白くない。
あまりにも内容が浅くて10分でまとめれるような内容をだらだら長くしてるだけで
緊張感も何もなく、泣かせにこようと必死なのが透け透けな全く心に刺さらない映画。
何を伝えたかったのかがわからない、低予算のドラマレベルの出来でした。
こんなの見るくらいなら時間勿体無いから、
ヒトラーの忘れもの、1917 命をかけた伝令、アメリカンスナイパーを見たほうがいい。。
終戦後79年。今に伝える【シベリア抑留】
シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に10年抑留されて病死した
ひとりの日本兵・山本幡男の人となりに感動して涙を堪えきれなかった。
ひとりの無名の巨人がいた。
ラーゲリで希望を決して失わず、誰よりもダモイ(帰国)を信じていた。
日本人捕虜・山本幡男は異国の地で何故妻にも家族にも看取られずに
死ななければならなかったのか?
声高に叫ばない反戦映画です。
57万人以上が強制的にシベリア奥地へ連れ去られ、零下40度にも及ぶ
極寒の地で
劣悪な環境と重労働で5万人以上が亡くなった。
戦争は終結していたのに何故?
ロシア(ソ連)は今も昔も非人道的で理不尽な国です。
慕われ惜しまれた山本の書いた4通の遺書。
1通目は「遺家族の者たちへ」
2通目は「母へ」
3通目は「子供等へ」
そして4通目は「妻へ」
【山本幡男の遺家族の者たちよ。
【到頭遺書を書がなくてはならなくなった・・・】
にはじまる一番の遺書を最初に届けたのは原(安田顕)。
この原の声の強さと万感の思い・・・ヤスケンは場をさらう!!
4通の遺書は、ソ連の検閲で奪われ原物を持ち帰ることがならず、
原(安田顕)松田(松坂桃李)新谷(中島健人)相沢(桐谷健太)が、
頭の中に記憶して持ち帰ったのだ。
2通目「母へ」を届けたのは松田(松坂桃李)
彼は収容5年後にやっと許された手紙のやり取りで、
待ちに待った手紙には最愛の母の死が書かれていた。
自暴自棄になる松田を支えたのも山本。
その松田がもっとも尊敬する山本の母親に届けたのだ。
(涙ながらに読む松坂桃李が上手い)
3通目は山本が残した言葉「遺書は笑顔で届けてください」
その言葉通りの笑顔で「子供らへ」届けたのは、
「僕の字は読めますか?」問う新谷。
新谷は文盲だったのを山本に習って字を覚えたのだ。
中島健人もアイドル返上の実力派に成長した。
4通目を届けたのは相沢。
桐谷健太は身重の妻を残して抑留された。
待ちに待った手紙が伝えたのは空襲で妻もお腹の子も死んだとの
知らせだった。
絶望する相沢に死を思い留まらせたのも山本だった。
「妻よ、良くやった!!実に良くやった・・・」
山本の万感の思い、伝えた桐谷も複雑な胸中を手堅く演じた。
戦後の食糧不足に4人の食べ盛りの子供を健やかに育てた
山本モジミ(北川景子)
北川景子を改めて見直す映画だった。
死の知らせを聞き、子供達には「大丈夫よ」と気丈に言いつつ、
庭に出て地面に突っ伏して「嘘つき、嘘つき!!」と咆哮する姿に、
なり振りかまわず役に没頭する女優魂を見た。
そしてプロポーズの場面。
海辺に座り言い出そうとした瞬間に言い出せず「帰りましょうか」
と口に出す二宮和也。
立ち上がり、帰り際、北川と二宮が同時に
「結婚しましょ!!」
和やかな雰囲気にホッと癒される。
その時の北川の艶やかさ華やかな美しさ。
4通の遺書を時間差で貰い終えた際の落ち着き・・・
すごい女優になったとしみじみと思う。
原作を書いた辺見じゅん。
ノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を
一番に讃えたいです。
何千通もの葉書や手紙を掘り起こして纏めたのですね。
そして死の床にあったとは思えないほど冷静な山本幡男さんの遺書4通は、
どんな大作家の文章より素晴らしかったです。
役者さんが凄い
全体的に役者さん皆が凄かったです、二宮和也さんは硫黄島同様違和感なく(二宮和也さんに見えないくらい)当時の兵士でしたね。今回驚いたのが中島健人さんがいつもの王子様感が全くなくて別人にみえます。それと北川景子さんはレベルが上がったと感じるほどでした。佐久本宝君やカロリーメイトの子とか推してる俳優さんもいて良かったです。主題歌は皆さん合うと言われますが僕はなんか合わないなって感じました。
希望と道義は大切
希望と道義は大切だなと思いました。
子どもたちへ、出世しなくて良いから道義を守れと。
妻への労いの言葉も良かったなー。
北川景子が子どもたちにはあくまでも強い母親で、土にひれ伏して泣くシーン以降は涙が止まらず。
犬のクロが船目指すシーンはヴァイオレットエヴァーガーデンのラストシーンではないですか。
どちらも涙溢れるシーンです。
遺書をソ連兵に取り上げられても分割して記憶して届けるのはまさに道義ですよね。
文字の書けなかった漁師が遺書を書き写したのですよ。
説明セリフがないのもほんとに素晴らしかった。
100点満点あげたい映画でしたが、惜しむらくはエンドロール。
もう、エンドロールクレメンタインでいいじゃない。
なんであんな曲流すかな。余韻に浸れやしない。
曾孫のコロナ禍での結婚式は良かったなあ。
妻があの時帰国しなければ命のバトンは繋がれなかったわけだから。
いい映画でした。
ダモイのために
公開からかなり経ちましたが、今更ながらのレビューをさせてもらいます。こちらの映画は第二次世界大戦後の日本兵達がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され日本に帰国(ダモイ)するために獅子奮迅する物語。涙無しでは私はこの映画を観ることは出来ませんでした。二宮和也さんは去年の8月に(TANG)以来で少し自分の中では下降傾向でしたが、圧倒される演技力を見してくださいました。この方はどうしてこんなに危機的な状況を何度も味わっているのに笑って居られるのかそしてダモイのために諦めない心山本幡男という男を僕ら若者は存在すらも知らない。歴史上の人物でも聞くことが少ない人間であるため知らない人が多い中二宮が演じることで完璧に憑依していたと感じます。そして幡男の奥さん役を演じた北川景子さんは、この時代に本当に生きていた様な人間じゃないかと思わしてくれるほど上手である。冒頭で幸せな家族を模様を見してくれたと思えば空襲のサイレンそして突然の別れそして幡男さんの死まで会えずに終わるこの作品奥さんのモジミさんはどれだけ待って帰ってくるか分からない時間をどれだけ過ごして来たのか必ずあの人は帰って来るとずっと信じている。強い心を持っている方なんだなと思いました。でも最後に幡男さんが亡くなったことを知った途端泣き崩れてしまうシーン全ての希望が無くなったかのように気力がないように見える北川景子の演技は魅了されました。さすがでした。母と離れてしまったしまい収容した松田研三役を松坂桃李さんが演じました。この方は流浪の月で植物人間の役柄を完璧にこなす程に優れた方で今回もボコボコに痛めつけられてしまいますが、山本さんに幾度となく助けられ人間として成長していく素晴らしい人間でありそれを桃李さんが演じたことにより好きな役になりました。新谷健雄を演じた中島健人さん、出てきたのは遅めでしたが私が印象を持ったのは、川でみんなが服を脱ぎ捨てはしゃぐシーンどれだけ苦しい状況下に置かれようと遊び心を無くさなかった健雄さんは無邪気ですごく愛おしかったです。中島健人君の坊主姿はイケメンすぎました。
相沢光男役桐谷健太この方に僕は拍手👏を挙げたいです。ほんとに最初は軍曹としての仕事を全うするためにみんなに当たりは強くいちばんは山本さんに敵対視を持っていたが妻の死を知ることで生きる糧を失ってしまう。そしてダモイをする意欲すらも見失い自暴自棄になってしまうだがそんな彼にも優しく接した山本さんに光男も心を動かれるのであった。
原幸彦役 安田顕 山本のダモイが決まって帰れると思った直ぐに戻れと言われダモイが無くなった事件を起こした発端の男最悪の手を下した原であったが山本の全く屈指ない姿に驚きを隠せず心を閉ざす彼だが最後には、、、
私が1番印象が残っているのが今記したこの4人が最後に山本幡男がガンで亡くなってしまうと知ってからの行動です。原はずっと看病をしてくれてくれたし松田と新谷の考えだったはずですが遺書を僕らで伝えようとそして山本さんは、何とか遺書を書き記すことが出来たがもう声を発することすら容易ではなかった。だが4人はこの遺書を必ず奥さんの元に届けようと奮闘するのであっただが遺書の存在は外国人たちにバレてしまいぐしゃぐしゃにされ燃やされてしまった。後は頭で思い出すしかない。そして皆が日本に帰国し一人一人山本家へと向かうのであったそこには改めて書き記した遺書で4人が一言一句全てしっかり伝える各々モジミはその皆様に感謝し幡男の全てを知ることが出来た。もう会えないが、貴方を絶対に忘れない。
賞を取られたこの作品改めて2度目いやDVDを購入検討したいと思いました。ありがとう山本さん。
骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。 ソ連、ムカつく。勝敗の...
骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。
ソ連、ムカつく。勝敗の趨勢が決まってから日ソ不可侵条約という約束を破り参戦。なんて汚い。まあそれは今の某国を見ても分かるでしょう。返せ!北方領土。
ところで本作、ちょっと期待し過ぎたようだ。
・家族の別れがあまりに不自然
・北川景子が綺麗すぎ、戦中にあんなのいない
そして物語は既定の泣かせ路線へ。遺書の伝え方のみ驚かされた。しかしそれは原作、事実の良さ。
・キャスティングが軽い。松坂桃李のみ合格
・ラストの蛇足感
贔屓の引き倒しのアイドル好きの高評価がかなり入っていると思います(笑)
家族に伝えたい!! 頭の中の記憶をデータにして。
自分たちは家畜では無い!!
シベリアの強制収容所に入れられて過酷な労働を強いられながら、人間としての誇りを失わずに仲間を護ろうとする姿がありました。
一度は仲間を売った兵士が、山本のために
人間の道義や生き方を問われる部分が
垣間見られました。
広い敷地で野球をする日本の兵士たち。
転がっていくボール、、、
を咥える黒い犬♥
山本の帰りを待ちわびる家族。
妻の愛すべきカタチ。
最後に、相沢が病床の山本に対して
初めて名前を呼んだ場面が心を打たれました。
ごめんなさい。
理由は特に無いので好みの問題だと思うのですが、二宮和也が好きじゃないのでこの評価です。
せっかくの感動大作でも、彼が演じると全部胡散臭く感じる。どんな映画も、とにかく二宮和也がスクリーンに出てくると萎える。
何故彼が演技力を評価されてるか理解できません。
過酷な状況下の割に顔は綺麗だし…
他の役者さんの演技や、壮大な景色は評価出来るので★1おまけです。
映画ってすごく良いものですね
単純に二宮くんが好きというのが鑑賞理由でしたが、本当にいい映画でした。
今、なに不自由なく生きれてることがすごく有難いなぁと。役者さん達も素晴らしく、本当によかったです。
自分が今まで触れてこなかった、知ってこなかった事実を、映画を通して知れることはすごく良いことだと思いました。
こんな悲しい物語二度と見たくない
大宮のパン屋・・・。
いや、そうではない。
いわば、TBSが好きそうな物語な感じもする。
すべてをノンフィクションと捉えるのは浅はかでありますが、シベリア抑留の酷さに酷く涙させられました。
あまりにも悲しすぎて、劇場中にすすり泣く声が響いていました。
まー、玄関のハンガーフックは・・・、神は細部に宿る。だよ。
やっと観れた。
お涙頂戴ではなく、家族に対する優しさ、想いやり、立身出世ではなく道義を、改めて教えられた。
戦争、抑留という理不尽な環境の中で、諦めず生きること、果たして自分にもできるだろうか。
自分の生き方を、妻に、母に、子に、そして同じ境遇の仲間に伝えていく人間性と共に、ただ想うだけでなく、
相手に伝える表現力、文章に起こすことの重要さも感じた。
記憶して伝えた仲間の皆さんの行動力も感動したが、山本さんの人柄と仲間に伝わった気持ち、影響力の
大きさなのだろう。
タオルハンカチとティッシュは必須です。
第2次世界大戦後のシベリア抑留がテーマというだけで、暗くて観るのがつらそうと敬遠していました。
でも、この映画は映画館で観るべきで、終映も間近かもと思い、とうとう観に出かけました。
この映画のテーマは、「どんなにつらい状況でも、自分に恥ずかしくなく、希望を持って生きること」でした。
二宮和也さん演じる山本さんの希望は、シベリアから日本に帰還し、妻と4人の子どもたちと再び暮らすこと。
山本さんは、例えひどいめに遭うことになっても、仲間を励まし、自分らしく生きることを選択します。
ロシアでの過酷な生活で荒れていく仲間たちを照らす、温かい灯りのような人でした。
私自身も、周りの方々も、泣いている方続出でした。
どうぞ、大きな画面で、存分に涙活して下さい。
観終わった後も、温かい気持ちが続く映画です。
ああ、でも、ソ連からロシアに国名が変わっていても、約1世紀たっていても、ロシアって成長しない国だなとため息は出ました…。
日本の映画はここまで落ちたか!
浅い!
お金をかけてセットを作って、有名どころの俳優を揃えて。それでこの程度ですか。
原作の素晴らしさがなかったら、「お涙ちょうだいの押し売り」以外のなにものでもないでしょう。
予定調和のストーリーで興ざめでした。
俳優さんたちの演技と原作の持つ力強さに助けられています。
見終わって何も心に残っていません。
全500件中、101~120件目を表示