劇場公開日 2022年12月9日

ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価

全500件中、101~120件目を表示

5.02度目の鑑賞。一生胸に残り感じた想いを大切にしたい映画

2023年8月11日
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鑑賞方法:映画館

“戦争の後遺症”というにはあまりにも理不尽で無情な出来事だと感じずにはいられない。
特に冒頭約30分間は体感以上に長く重い時間に感じます。
今回この映画を鑑賞するのは2回目になりますが、このリアルな残酷さがあるからこそ後の過酷な収容所生活での僅かな希望やラストシーンの感動、この映画のメッセージが胸の奥に届くのだと思います。

二宮さんの演技は言わずもがなですが、今まで仲間を励まし続けた山本幡生が訪れる死を目の当たりにし放った叫びの声、表情、強い目全てに絶望感が溢れた演技は圧巻の一言です。
主要キャストの方々だけではなく出演されている皆さんの演技がとにかくもう素晴らしいです。

ラストはやはり“泣く”ではなく“泣き続ける”の表現が適切。
私自身、初鑑賞の際は苦手な描写も多く「見続けられるかな?」と多少不安にかられたりしましたが、それでも昨今の時代ここまでストレートに戦争における悲惨さを伝える映画はとても意味があると感じます。
今の世の中、世界情勢における重要なメッセージを受け取りました。

きっと何度観ても胸打たれ、勝手に涙が溢れる映画だと思います。

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ME.

4.5だから生きて、生きてて欲しい。

2023年8月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

シベリアの強制収容所で捕虜にされた主人公。いつか日本に帰れる日を思いながら仲間達と小さな希望を信じ、生きていく話。

収容所での日々はほんとに過酷で見てて胸が痛くなるシーンが多かった。でもこの話はノンフィクションだからこういう事を二度としちゃいけない。忘れてはいけないと思いました。

主人公がずっと希望を抱き続ける姿や仲間たちを励ます姿をラストシーンで思い出すとマジで感動します。映画中で何回泣いたことか。。。

主題歌のSoranjiもまじでいいんよな。。この曲を聞いてこの映画を見ようと思い、鑑賞してみましたが映画を知る前と後では歌詞の意味が100倍も伝わってきます。

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Nagi

3.0瀬々さんらしくない凡庸故残念

2023年8月3日
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2022年劇場鑑賞100本目 良作 62点

個人的に世間の評価高過ぎな作品

2022年劇場鑑賞103本で今作が記念すべき100本目で、生涯で100本超えたことが無かったし、瀬々さんの作品は好きなのでそんな中での鑑賞だったのですが、期待外れでしたね〜

瀬々さんの他の作品のレビューにも書いていますが、瀬々さんって作品ごとの熱量や作家性の入れ具合の差が激しくて、世間での評価が高いのはどちらかというと熱量低く作家性も高くない、世間に媚びた売名(?)目的で受けた作品で、個人的に好きなのはちゃんと瀬々さんを感じる作品で、楽園とか明日の食卓です

多分瀬々さんが有名監督に仲間入りした作品の64より前は社会風刺×ピンクの作品が多くて、有名になる前にピンク映画を撮っている方は多いですが社会風刺は瀬々さんの個性で、楽園や明日の食卓はそれを感じるけど、今作やとんび、糸はそこの強みがあまりない(護られや友罪、64は個人的に微妙)

まあ今作も歴史を描いているのでどちらかというと得意なジャンルだと思うけど、発揮しきれていなくてそのままお利口に作ってしまったというか、味付けがなくて瀬々さんである必要が感じられない

物語の展開はまあ当たり障りない現実的なドラマで、語り手の松坂桃李は演技力や風貌含め適任で、個人的にはもっと松坂桃李の映画にしたほうが瀬々さんの映画になった気がします

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サスペンス西島

4.54分割された希望と愛

2023年7月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

4つに分けられた遺書には、絶望の中でも決して無くさなかった希望と愛が詰め込まれていた。

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上みちる

2.5消化不良の脚本

2023年7月13日
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鑑賞方法:映画館

日本映画の父・牧野省三が唱えた映画の三要素である、スジ(脚本)、ヌケ(映像表現技術)、ドウサ(役者の演技)の内の、スジとヌケが不十分な出来栄えで、残念ながら、大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞した辺見じゅん氏の原作の持つ、崇高で荘厳な極限の同胞愛人間愛を表現できていないと思います。

主人公の山本幡男がなぜ収容所の捕虜皆から敬慕され、尊敬されるのか、互いの感情が一体化し同調していくプロセスの表現が不十分です。山本は、ただ奔放に思いついたこと、己の感じたことを、思慮分別なく子供のように言いまくるばかりのようにしか見えません。残念ながら捕虜の皆の眼差しや表情を見ても、彼ら全員が望んでいることを慮って代弁しているようには感じられず、そのために独房に拘束されるのも自業自得にしか思えません。
これは決して主人公を演じる二宮和也の演技不足ではなく、そもそものシナリオに問題があるように思います。収容所の過酷さ、そして捕虜の苦しみ、悲しみ、悩みを切実に具体的に描ききれていないせいでしょう。極寒の地で自由を奪われて心身ともに悲惨な絶望状態に置かれ、無気力にならざるを得ない酷い環境であることを映し出してこそ、皆を庇い皆の願いを代弁する山本の言動の崇高さ気高さが観客にアピールします。
しかしスクリーンでの収容所の空気は、何だか明るく希望的なように感じられました。
本作のモチーフが、山本の遺書を記憶して口述で遺族に送り届けるという、代償のない、ただ献身的な行動の動機がこの点に収束するだけに、このシナリオの欠陥は致命的です。

ストーリーが進行する視点の置き方にも問題があります。
収容所シーンになって以降は、てっきり松坂桃李演じる、傍観者と共鳴者の狭間で揺れ続ける松田一等兵の視線で映像が進行していると思っていましたが、どうも半ば過ぎてからは松田自身がストーリーから外れていき、安田顕演じる屈折し苦悩する元上官の目線に移ったようでいて、でもそうでもないようで、ともかくカメラの視座の所在がブレ続け、従い敢えて言えば“観客目線”の、誠に中途半端な映像になってしまった感がします。

ヌケ(映像表現技術)では、北川景子演じる山本の妻が典型ですが、殆どの登場人物に10数年のただひたすら耐える長く苦しい歳月が積み重なった加齢が全く見えません。容貌に老いが、動作に衰えが全く出ていませんので、物語に鬱屈した重圧感が出て来ず、スクリーンからは悲愴感や閉塞感が湧いてきません。

山本を、人間愛の権化とし聖人君子のように描くシナリオもあり得たと思いますが、それにしては、本作には徹底した悪人がいません。アクの強い、いかにも憎たらしい悪役がいてこそ正義が際立ち、観客に感動をもたらします。日本人の中で権威を笠に着た傲慢な言動を取るシーンはありますが、終始主人公と対峙するということにはならず、インパクトは弱いものです。
“悪人”を担うはずの監視者のロシア人は、理不尽な暴力的残虐性が異常に強調されますが、理屈や対話が全く通じない、いわば獣と同様に映されていて、憎悪の対象になりようがない描かれ方です。

ただ後半の見せ場である遺書を伝える4人の行為には素朴に感動します。見返りの全くない、ひたすら犠牲的献身的な行動には純粋に心を打たれます。
但し、役者自身が慟哭していては、観客は泣けません。役者の側は悲しみを押し殺して耐え忍んでこそ、観客の涙腺を刺激することになるのだと思います。

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KeithKH

1.0ラーゲリだけに、ただのゲリです。一つも面白くない。

2023年7月10日
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あまりにも内容が浅くて10分でまとめれるような内容をだらだら長くしてるだけで
緊張感も何もなく、泣かせにこようと必死なのが透け透けな全く心に刺さらない映画。
何を伝えたかったのかがわからない、低予算のドラマレベルの出来でした。

こんなの見るくらいなら時間勿体無いから、
ヒトラーの忘れもの、1917 命をかけた伝令、アメリカンスナイパーを見たほうがいい。。

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ぷち

4.5終戦後79年。今に伝える【シベリア抑留】

2023年7月9日
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琥珀糖

5.0役者さんが凄い

2023年7月7日
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泣ける

悲しい

知的

全体的に役者さん皆が凄かったです、二宮和也さんは硫黄島同様違和感なく(二宮和也さんに見えないくらい)当時の兵士でしたね。今回驚いたのが中島健人さんがいつもの王子様感が全くなくて別人にみえます。それと北川景子さんはレベルが上がったと感じるほどでした。佐久本宝君やカロリーメイトの子とか推してる俳優さんもいて良かったです。主題歌は皆さん合うと言われますが僕はなんか合わないなって感じました。

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ジョバンニ

4.5希望と道義は大切

2023年6月10日
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希望と道義は大切だなと思いました。
子どもたちへ、出世しなくて良いから道義を守れと。
妻への労いの言葉も良かったなー。
北川景子が子どもたちにはあくまでも強い母親で、土にひれ伏して泣くシーン以降は涙が止まらず。
犬のクロが船目指すシーンはヴァイオレットエヴァーガーデンのラストシーンではないですか。
どちらも涙溢れるシーンです。
遺書をソ連兵に取り上げられても分割して記憶して届けるのはまさに道義ですよね。
文字の書けなかった漁師が遺書を書き写したのですよ。
説明セリフがないのもほんとに素晴らしかった。
100点満点あげたい映画でしたが、惜しむらくはエンドロール。
もう、エンドロールクレメンタインでいいじゃない。
なんであんな曲流すかな。余韻に浸れやしない。
曾孫のコロナ禍での結婚式は良かったなあ。
妻があの時帰国しなければ命のバトンは繋がれなかったわけだから。
いい映画でした。

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momo

5.0ダモイのために

2023年6月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

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まさのすけ

3.5骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。 ソ連、ムカつく。勝敗の...

2023年5月13日
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骨折🩼のため久々の劇場。2本立て、1本目。
ソ連、ムカつく。勝敗の趨勢が決まってから日ソ不可侵条約という約束を破り参戦。なんて汚い。まあそれは今の某国を見ても分かるでしょう。返せ!北方領土。

ところで本作、ちょっと期待し過ぎたようだ。
・家族の別れがあまりに不自然
・北川景子が綺麗すぎ、戦中にあんなのいない
そして物語は既定の泣かせ路線へ。遺書の伝え方のみ驚かされた。しかしそれは原作、事実の良さ。
・キャスティングが軽い。松坂桃李のみ合格
・ラストの蛇足感
贔屓の引き倒しのアイドル好きの高評価がかなり入っていると思います(笑)

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はむひろみ

5.0絶対に見て欲しい

2023年5月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

この作品は泣けて
生きる帰るという覚悟を持って生きていた人達の作品です

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泥棒猫

4.5家族に伝えたい!! 頭の中の記憶をデータにして。

2023年4月16日
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鑑賞方法:映画館

自分たちは家畜では無い!!
シベリアの強制収容所に入れられて過酷な労働を強いられながら、人間としての誇りを失わずに仲間を護ろうとする姿がありました。
一度は仲間を売った兵士が、山本のために
人間の道義や生き方を問われる部分が
垣間見られました。
広い敷地で野球をする日本の兵士たち。
転がっていくボール、、、
を咥える黒い犬♥
山本の帰りを待ちわびる家族。
妻の愛すべきカタチ。
最後に、相沢が病床の山本に対して
初めて名前を呼んだ場面が心を打たれました。

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美紅

2.0ごめんなさい。

2023年4月16日
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鑑賞方法:映画館

理由は特に無いので好みの問題だと思うのですが、二宮和也が好きじゃないのでこの評価です。
せっかくの感動大作でも、彼が演じると全部胡散臭く感じる。どんな映画も、とにかく二宮和也がスクリーンに出てくると萎える。
何故彼が演技力を評価されてるか理解できません。

過酷な状況下の割に顔は綺麗だし…
他の役者さんの演技や、壮大な景色は評価出来るので★1おまけです。

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khs69

5.0映画ってすごく良いものですね

2023年4月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純に二宮くんが好きというのが鑑賞理由でしたが、本当にいい映画でした。

今、なに不自由なく生きれてることがすごく有難いなぁと。役者さん達も素晴らしく、本当によかったです。

自分が今まで触れてこなかった、知ってこなかった事実を、映画を通して知れることはすごく良いことだと思いました。

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kkis

5.0こんな悲しい物語二度と見たくない

2023年3月24日
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泣ける

悲しい

難しい

大宮のパン屋・・・。
いや、そうではない。
いわば、TBSが好きそうな物語な感じもする。
すべてをノンフィクションと捉えるのは浅はかでありますが、シベリア抑留の酷さに酷く涙させられました。
あまりにも悲しすぎて、劇場中にすすり泣く声が響いていました。
まー、玄関のハンガーフックは・・・、神は細部に宿る。だよ。

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もり045

4.0やっと観れた。

2023年3月19日
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お涙頂戴ではなく、家族に対する優しさ、想いやり、立身出世ではなく道義を、改めて教えられた。
戦争、抑留という理不尽な環境の中で、諦めず生きること、果たして自分にもできるだろうか。

自分の生き方を、妻に、母に、子に、そして同じ境遇の仲間に伝えていく人間性と共に、ただ想うだけでなく、
相手に伝える表現力、文章に起こすことの重要さも感じた。

記憶して伝えた仲間の皆さんの行動力も感動したが、山本さんの人柄と仲間に伝わった気持ち、影響力の
大きさなのだろう。

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Miya-n

4.5タオルハンカチとティッシュは必須です。

2023年3月15日
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鑑賞方法:映画館

第2次世界大戦後のシベリア抑留がテーマというだけで、暗くて観るのがつらそうと敬遠していました。
でも、この映画は映画館で観るべきで、終映も間近かもと思い、とうとう観に出かけました。

この映画のテーマは、「どんなにつらい状況でも、自分に恥ずかしくなく、希望を持って生きること」でした。
二宮和也さん演じる山本さんの希望は、シベリアから日本に帰還し、妻と4人の子どもたちと再び暮らすこと。
山本さんは、例えひどいめに遭うことになっても、仲間を励まし、自分らしく生きることを選択します。
ロシアでの過酷な生活で荒れていく仲間たちを照らす、温かい灯りのような人でした。

私自身も、周りの方々も、泣いている方続出でした。
どうぞ、大きな画面で、存分に涙活して下さい。
観終わった後も、温かい気持ちが続く映画です。

ああ、でも、ソ連からロシアに国名が変わっていても、約1世紀たっていても、ロシアって成長しない国だなとため息は出ました…。

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のりたまちび

3.0なんだかキレイすぎ

2023年3月15日
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戦争実話(元に)何だけど、イマイチピンと来ない。
何かが足りない、、、
大衆映画の限界なのか‥

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雨の夜はヤバイゼ

2.0日本の映画はここまで落ちたか!

2023年3月13日
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浅い!
お金をかけてセットを作って、有名どころの俳優を揃えて。それでこの程度ですか。

原作の素晴らしさがなかったら、「お涙ちょうだいの押し売り」以外のなにものでもないでしょう。
予定調和のストーリーで興ざめでした。
俳優さんたちの演技と原作の持つ力強さに助けられています。

見終わって何も心に残っていません。

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クラピカ