ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
全525件中、101~120件目を表示
面白かった!
ストーリーラインがとても綺麗。
冒頭の数分でストーリーライン「戦禍により家族と生き別れ、収容所に送られた主人公が、苦しい家族のもとに帰り着く話」がぱっとわかる。
その後の展開がなんとなく読めるな…と思いつつ話を追っていくと、ミッドポイントのあたりで主人公の死。せめてこれだけでも…と仲間たちが必死に守ろうとした遺書のノートもロシア兵に没収されてしまう。おいおいどうするんだよ…という絶望のなか、主人公の死から2年後にやっと解放の日が訪れる。無機質な電報の数文にて主人公の死を伝えられる家族。主人公の生還を信じて待ち続けた妻は「嘘つき!」と泣き崩れる。
安心してほしい。結論として、主人公はきちんと家族のもとに帰ってきた。
主人公の誠実さ、ひたむきさに感化され、なんとしても主人公の夢を叶えようとする収容所の仲間たちの奮闘する姿がよかった。
なおラスト、長男の結婚式での長尺のスピーチがくどかった。冒頭の結婚式につながる演出は良いが、スピーチの内容はばっさり切って数分短くしたほうが絶対に美しい。ということで〆のキリの悪さ分-1して、それでも大満足の⭐︎4つ。
事実に基づいたヒューマンドラマ
史実に基づいた映画(クロの話も)。しかも戦争そのものではなく「戦争の後遺症」を描いた映画というのは言い得て妙だったし戦争映画というよりはヒューマンドラマだった。
たくさんのものを奪われながらも大切な人を想い愛と信念と希望を持って生きる姿が心に残った。
戦争のことはある程度知識があるものの、シベリア抑留については詳しく知らなかったがこんなにも理不尽で非道なものだったのかと衝撃を受けた。目を背けたくなるシーンもあるけれど映画というエンタメを通してだからこそ届くものもあるのだと思う。
2022年公開の年は劇場でなんとしても観たかったのに都合付かなく....
2022年公開の年は劇場でなんとしても観たかったのに都合付かなく..原本購入しました.
2023年になり.U-nextでポイント利用で観れる!と知り...普段ポイントを使わない私が.ポイントで購入拝観いたしました.個々の思いにボロボロあふれる涙で.止める事ができませんでした. 私も.学徒出陣で伯父が満州からハバロスクへ抑留された.と.耳にしていましたので.
重なりました.伯父は「もう戻らないとおもってくれと伝えてほしい」と.知人に託して.
抑留の年の12月に病死したとのことでした. それを伝えに.戦後過ぎてから訪ねてきてくれたとも聞かされていました.これが頭の中で響き..重なり...観ているのもやっとでした.
これからも世界中の多くの人達が鑑賞してほしい作品ですね.
退屈せずに観れました。
もっと予算があれば
俳優は素晴らしい方ばかりなのに全体的に時間と予算がかかってない。ロシア兵もどっから集めてきたのか演技できない人たちばかり。せめて撮影期間は伸ばしてもらわないとみんな捕虜にしてはふっくらしてるし歯も服もきれいだし全然捕虜ではなかった。水が貴重だったから風呂なんて入ってないはずなのにみんなヒゲまできれいに剃ってる。さすがに演技とCGだけで没入感に浸るのは難しい。不必要な犬も含めて本当に事実を元にしてるのかと疑いたくなる。ただ映画が悪いわけではない。限られた時間と予算で幅広い年齢層に観てもらうためには仕方ない。シベリア抑留という日本人が勉強してこなかった戦後の悲劇について取り扱ったのは大変素晴らしいと思う。この映画をきっかけにもっと日本人には知って欲しい。二宮和也の最後の演技は見事だった。この人に出来ない演技はあるのだろうか。
泣きどころ満載
肝心なところ辿り着くまでが長く飽きてしまう
「ラーゲリよろ愛を込めて」を観ました。
原作の小説は読んでいません。そして原作がノンフィクションであることをはじめて知りました。
内容については簡単に言うと、第二次大戦後シベリアに抑留されていた男が病死し、その遺言を仲間が伝えるというものです。
映画は134分あり、遺言を届けるまでが長く飽きてきます。そしてそのほとんどが事実ではなく脚色された部分らしいのでもっと短縮した方が良かったと思います。
遺言4通の紙は没収されてしまい、仲間4人がそれぞれ記憶して遺族に伝えるという重要なシーンをもっと感動的に描いてほしかったと思います。
それにしても北川景子はキレイなままで10年後でも変わっていませんでしたね。もうちょっと老けさせた方が良かったと思います。
それと最後の結婚式のシーンも蛇足だと思います。
何より驚いたのは犬のクロは事実ということでした。
戦争は残酷
戦争は終わってからも戦争だ。
戦争は、終戦で終わるのではない。実話を元に
戦争の悲惨さを伝えた映画。どこまでが実話で
どれが映画としての演出なのかは分かりませんが、
涙そして涙のストーリーが展開していきます。
遺書を記憶して家族に届けるシーンは、
まさに号泣ですね。今の時代、いろいろと
考えさせられる映画です。
鑑賞出来て良かった
リアタイでは観れなかったので
劇場で観たいと思い待っていたら
県民共済シネマホールで上映されるのを見て
132席と小ぶりながらも、音響も良く
混雑していなかったのが良かった😅
最優秀主演男優賞取った2人の共演
推しの松坂桃李くんに二宮くん
他のキャストさんも豪華✨
どんな過酷な環境でも仲間を励まし
人間らしく生きようとする山本
山本の帰りを待ち続ける妻・モジミ。
この運命に翻弄されながらも夫の帰りを信じて
再会を願い続けた2人の11年…
収容所での出来事は過酷で
あの時代はそんなのが当たり前だったのかと思うと
自然と涙こぼれます😭
やっぱり劇場で観れて良かった✨
二宮くんの病床での芝居は言葉に出来ない程👏👏
トーリくんも変わらず素晴らしい演技👏👏
今回初めて演技をみたケンティー(中島健人)も
素敵な役どころで輝いて見えた✨
収容所での犬のクロが実在していたという…
希望を見いだせない中でのクロの存在
ラストの場面は涙なしでは観れなかった😭
「氷の海を追ってきたクロ」として
書籍化もされているらしい
戦争のない世界であって欲しいと
心から思えた作品でした🥺
いわゆる終戦は終戦じゃなかったことに衝撃
実在の人物たちの話だということで,一つ一つのエピソードに説得力があった。ラーゲリで仲間達の暮らしを支えた山本さんは、誰に恥じることのないまっすぐで誠実な一生を,ラーゲリのベッドで終えた。
ジャンルは戦争映画だけれど戦闘シーンはなく、ラーゲリでの不当な扱いをら淡々と描く。それは驚くことに終戦と言われた年からずっと何年も続くのだ。
こんなこと許されるのかと思ってしまった。
国交を回復してようやく帰国が叶う。12年もの月日が経っていた。
戦後と一言で言うけれど,どれほどの時間と多くの人のかなしみや苦しみが詰まっていて、それは私たちが思うよりずっと長かったのだなぁと衝撃だった。
二宮くんの演技,素晴らしかった。同僚達の届ける遺書は涙なしには聞けなかった。
心に沁みる映画だった。
記憶で遺書を届ける、なんというラスト、名ラスト
終戦後のソ連による日本人シベリア抑留の話。 現実にあった話。 終戦...
現代の私たちにも刺さる『希望を持つ』という言葉
祖父が抑留経験者と知る
ネタバレ
泣けた・゜・(つД`)・゜・
遺書を記憶して家族に届ける。
なんて思いやりのある行動なんだ・゜・(つД`)・゜・
北川景子が良い演技してたわあ。すごい。
二宮の訃報を受け取った後の泣きの演技がね。
心が辛くなった。
父の父がシベリア抑留から帰ってこれた人らしいけど、
父にそういう話をもっとたくさん残してくれていたらなあ。
知らなかったよわたし。
わたしが物心つくまで唯一生きていた母の母とも、
もっとお話していたらなあ。
知らなかった(言われたけど覚えてなかった?)こととはいえ、
抑留経験者の親族として、シベリア抑留について何も知らなかったのが恥ずかしい。
シベリア抑留は歴史上の出来事、くらいの認識だった。
まさか身内にいるとは。
一気に当事者意識が芽生えた。
あんな、考えるだけでも過酷な環境を生き、日本に戻り父を育てたなんて。
戦中、戦後をたくましく生きてくれたご先祖様に感謝です。
本も読もうっと。
22.12.31 映画館
全525件中、101~120件目を表示