ラーゲリより愛を込めてのレビュー・感想・評価
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今年一番の実写映画!
実話
ハンカチと替えのマスクいります
やっぱりみなさんおっしゃるように
まず、泣けます。笑
個人的に、戦争を扱った作品を映画館で見るのは、
観ているのが辛くなってしまいそうで敬遠してましたが…
確かに暴力的なシーンはあったものの、後半になるにつれだんだん少なくなっていったので、
怖いシーンが苦手な私でもなんとか観ることができました😂
最後に仲間たちが遺言を伝えに来てくれたことで、
彼の想いはちゃんと伝えられて、それが受け継がれて…という演出だったので、怖いシーンが多かった割に、観終わった後の余韻が重たくなりませんでした。
戦争は、自分の祖父や祖母が生きていた頃には日本も当事者で、そして今も世界では戦争が絶えない…
戦場では山本さんのように人間らしい心を持つことが困難になるほど残酷で、平和に暮らしていた善人でも卑怯者にならざるを得ない状況。
もし自分がそんな世界の当事者だったら…、そんな状況でも山本さんのように人としての道義を全うできるのか…自分に問いました。
私も山本さんが子どもたちに宛てた遺言にあったように、最後は道義が勝つ、という言葉を信じて生きようと思いました。😌
中島健人さん演じる新谷が、
純粋で、いい意味でちょっとバカっぽい役がすごくハマってて笑
怖いシーンの合間の息抜き的な存在になってました☺️
あとクロ🐕🦺がみんなの乗った船を追いかけてくるシーン、あそこが個人的に1番の泣きポイントでした( ; ; )なんて健気なの…
ただ、北川景子さんが美しすぎて、、、
4人の子どもを育てたお母さんにしてはちょっと美しすぎるかなと思いました笑
「ダモイ(帰国)」を信じる強さに感服
もっと暗くて重いストーリーかと覚悟をして臨みましたが、「希望」のお話でした。
第二次世界大戦後にシベリアに抑留された日本人のこと、漠然としか知りませんでしたし、深く考えてもこなかったのが正直なところですが、11年ですよ11年。長い!
来る日も来る日も酷寒の地で重労働。過酷さにリアリティが無い、って批評もお見かけしますが、これ以上に悲惨な映像でしたら私はスクリーンを直視できませんでした。(現実はもっと酷かったんだろうなぁ)ということは容易に想像できますのであそこまでの描写で十分でしょう。
あの状況でも希望を見失わない強さ。本当の人間の強さって優しさ、柔らかさなのかもしれないですね。
主演の二宮和也さんを始めとしたキャストの皆さんの演技にひきこまれました。
辺見じゅんさんのノンフィクションが原作ですが“クロ”のエピソードまで実話ベースだったとは!
「64 ロクヨン(全編)」等、瀬々監督の描く人間ドラマは個人的に大好きなのですが、この作品もこれまでと同様に(良い意味での)エンタメ性とのバランスがいい塩梅だと思います。
工夫された構成も活きていました。
たくさん泣きますが辛いばかりの涙ではないので安心してください。
戦争は終わっていません。まさに今、観るべき作品でしょう。
高い再現ドラマ
構成良し俳優さん良し
お客さんの反応が良かったので観てきました。
まず、ストーリーの構成がうまいなと思いました。予想しやすい展開だけど、それをも気にしない迫真の演技及び伏線の出しかた、回収の仕方。良かったです。最後の遺書のシーンでは、遺書を受け継いだ4人が家に来ますが、4通あった手紙の担当の仕方が良かったです。奥さんを失った相沢さん(桐谷健太)が担当したのは奥さん宛の遺書。お母さんを失った松田さん(松坂桃李)が担当したのはお母さん宛の遺書。主人公(二宮和也)を父のように慕っていた新ちゃん(中島健人)が担当したのは子供たち宛の遺書。そして、上司である原さん(安田顕)が担当したのは冒頭の書き出し部分。これは、遺書を書かせることを決めた原さんだからだと思いました。それぞれ4人の状況に合わせたことで、より深い遺書になりました。とても良かったです。
見たかった映画なので、満足しました。
私たちのお父さん世代は大概、第二次世界大戦に行っています。私の父は衛生兵らしく戦争のことは一言も話しません。義父は暁部隊で全滅した部隊ですが、物資輸送班で崖に落ちて命拾いしたそうです。義父の話では気が狂った兵士は穴に埋められたと話してました。ラーゲリーで亡くなった人を葬るシーンでこうだったと思いました。本当にあった話で山本さんの勇気ある行動は皆と仲間のの絆を深めて最後は涙が止まりませんでした。百歳で亡くなった歌人の母が貸してくれた、シベリア抑留の方の歌集を見せてもらったら、悲惨な毎日を歌にして凄さを感じました。二宮君はじめ、役者の皆さんの演技も素晴らしかった。辺見じゅんさん原作で、車の無い私は1時間に1本のバスに乗ってやっと見ることが出来ました。駅前の映画館は何とか行けますが見たい映画は少ないです。
「希望」を持って生き続ける。
生きろ!それでも生きろ!山本!
2022 No.1涙活映画認定📽
2022年最もあたしの涙腺にインパクトを与えた映画📽予告の段階からこれは泣くやつだよね?ってのはわかっていたけど、泣かせるポイントが正に予想の斜め上を行ってた。「あ〜そっちか〜」的な。
大概、原作のある作品ってタイトル変えると失敗するパターンが多い気がするんだけど、コレに関しては映画版のタイトルを変更してくれたことに完全に感謝の念しかない。原作そのままだったらネタバレもいいとこwww
戦争って多かれ少なかれ人の精神を壊すものなんだろうけど、そんな中でも理性ある人間らしさを忘れない山本さんの人としての魅力と、理不尽な捕虜生活の中で本能的な人間らしさ剝き出しになっている周りの人達の対比が見事でした。
ラスト20分は涙腺崩壊ゾーン。覚悟して観るように。
反動の日本兵は、シベリアの土となれ
不戦の誓い、新たに
太平洋戦争の敗戦を契機として、旧日本軍は解体され、新たな戦後の体制が築かれた。戦力の不保持を明記した日本国憲法もその一つである。憲法9条があっても敵国からの攻撃は防げないという主張もあるようだが、国家権力が自ら戦争を他国にふっかけることを制限する必要性はある。これこそ、先の大戦からの教訓である。防衛力強化を進める動きもあるようだが、専守防衛の原則に照らし、判断してもらいたい。
上記のごとく、講釈を垂れてみたが、今作では、旧ソ連のシベリアに抑留された旧日本軍兵士の過酷な生活が描かれた。加えて、兵士という職業の過酷さを思い知らされた。兵士が敵国民を殺す場面があったが、殺される方はもちろん、殺す方(兵士)もまた堪え難い精神的な苦痛を強いられることがよくわかった。戦争があらゆる人間を狂わせてしまうということについて、現代の権力者は自覚的であってほしい。また、前線に立つのは若者である。権力者は戦争が若者を捨て駒のごとく酷使する行いであるということにも思いを致してほしい。
むごたらしい戦争は決して起こしてはならない。人間の幸福追求を制限するからだ。一度始めた戦争は、なかなかやめることができない。戦争が終わっても理不尽な状況に置かれた兵士が多数存在していたことが十分それを主張する根拠となりうる。凡人が戦争の最中に希望を感じることは難しく、絶望を味わうことの方がずっと多いはずだ。
しかし、主人公・山本は、シベリアに抑留されてもなお、自ら希望を捨てることなく、また、日本に残した家族らの幸福を願い続けた。なかなか真似できるものではない。彼が希望を持ち続けたからこそ、救われた人々もいる。山本の周囲で共に暮らす兵士たちにも注目しながら鑑賞してほしい。
学校の先生お勧め映画
今もすぐそこで行われてる事
人を思いやる気持ちは人を支えて人を変える
戦争とは人間を捨てること
ならず者国家がウクライナに攻めてからもうすぐ1年が経とうとしている今、日本も台湾有事などが取り上げられるようになった今こそ、見るべき映画です。
いつ隣国から自衛隊基地を潰しに来るかわからないからのもありますが、1人の日本人として知っておく事実もたくさんありました。
この映画で私自身が受け取ったメッセージとしては
①戦争とは人間を捨てること
ニュースだけを見ていると、領土の奪い合いにしか見えない戦争だが、そこに関わっている一人一人は「人間」であることを忘れてはいけない。誰かの子どもであり、親であり、家族がいること。先人たちの「戦争は絶対に起こしてはいけない」という思いは人が死ぬことの残酷さだけではなく、人が「人間」らしさを捨てなければいけない苛虐的な残忍さこそが戦争をしてはいけない本当の意味ではないのか、考えさせられました。
②言葉とは思いを伝えるためにある
この作品とみるとなぜ言葉が存在するのか分かるような気がする。もちろんコミュニケーションだと謳う人も多い。それでも人に思いを伝えること、生きていた証を残すことも言葉の役割ではないか実感する。生きるとはどういうことなのかそれぞれ映画を見て考えて欲しい。
③「当たり前」は当たり前ではない
私たちは毎日「家」という帰る場所があり、美味しいご飯、兵器が飛び交うことのない綺麗な空があるのは本当に幸せなことなんだと再確認できた。いつ「日常」が壊れるか分からない。だからこそ周りの人たち、家族、そして環境に感謝しようと思える素晴らしい作品だった。人間生きているだけで偉いという言葉はわりかし間違ってはいないと思う。生きているだけで家族に安堵を与えることは常に誰かのために生きているに等しいのはないか。だからこそ1人1人の命の尊さを忘れてはいけない。
クリスマスイブの報道特集にウクライナの子どもたちがサンタさんにお願いするドキュメンタリーがあったが、日本の子どもたちのようにゲームや本ではなく、「世界平和」と書いている子どもがほとんどでした。戦争という人間の汚い部分を純粋な時期に見てはいけないはずなのに苦しんでいる子どもがたくさんいました。日本もいつ戦争に巻き込まれるか分かりません。だからこそ多くの人たちに見て欲しい、そんな作品でした。
どこにぶつけたら
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