「希望を捨てない」ラーゲリより愛を込めて Rさんの映画レビュー(感想・評価)
希望を捨てない
クリックして本文を読む
戦争が終わっても、こんな境遇にいた人たちがいたんだなと。贅沢なんて言わない、ただ家族に会いたいというそれだけなのに。帰りたいのに帰れない、いつ帰れるかもわからない。希望を持ち続けるのは難しくて、山本さんのように人間らしく生きられることは本当に尊いことだと思う。
山本さんのおかげで、心を救われた仲間がいて、その仲間たちのおかげで、形を変えて家族のところに帰れたんだね。
愛する人を待ち続けた家族。また会えると信じ続けるのは難しい。強く生きた奥さん、頑張った。
遺書の分割はうまかった。各人のこれまでのことが担当部分と重なって、やられたという感じ。
俳優の皆さんも素晴らしかった。
ニノの演技は味があるね。山本さんの人柄がよく表現されていて、最後は本当に死んじゃいそうだった。
安田顕さんの最初の廃人感もよかったし、一等兵じゃなくて山本と呼んだ桐谷健太もよかった。
ケンティーに似てる人いるなと思ったら本人でびっくり。いつものキャラとは全然違って、いい意味でオーラが無く映画に溶け込んでいた。
北川景子の泣き叫ぶシーンもすごかった。
ミセスの主題歌も良い。
コメントする