「インディペンデスデイ:サガ」ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス てんぞーさんの映画レビュー(感想・評価)
インディペンデスデイ:サガ
伝説の山田たえがメインヒロイン昇格。29歳。ミサトさんと同じ。謎だった0号の意味も伝説の意味も大体半分くらいは明かされた気がする。自我を取り戻して凛々しい山田たえは異常にかっこいい。
正気の山田たえはとてもシリアスなので、ご当地アイドルに何ができるのか!などと他メンバーと衝突する場面もあって、滅茶苦茶なくせして意外とリアリティレベルの高いゾンサガの風味もよく効いている。
じゃあ山田たえは何ができるのかと言えば、そこは「私は特殊な訓練を受けているから」でゴリ押す所が可愛い。実際、射撃能力は高いが、肝心な所で妙に抜けているのが更に可愛い。三石琴乃まだヒロインいけるな。
他メンバーも宇宙人にステゴロで立ち向かったり、水野愛がレーザーで宇宙人を薙ぎ払ったり、色々とハチャメチャ。
炎上するゆめぎんがの屋上に立つフランシュシュは異常にカッコいいし、ゆめぎんがの何か巨大な丸いやつに押しつぶされる所はゾンサガらしくて好き。
最初のライブは小規模で演出控えめな代わりフランシュシュ個々の表情と動きが豊かで見ていて可愛いし、これから始まる映画への期待が膨らんでいい感じ。
ラストのライブはご当地アイドルとして出発したフランシュシュにとっては集大成ともいえる規模の一大ライブで、一人ずつ登場するシーンはカッコイイし歌も良いし山田たえも正気で歌っている。
各自のソロパートが良かったので、欲を言えば山田たえのソロも欲しかった。
ライブの中、徐々に正気を失い始めるたえの姿はとても心を動かされる。
最後にはまた自我を失ってしまうたえを、泣きそうになりながらも笑顔で受け入れるさくら。二人の関係性の深まりと終着の情緒がとても良い。
結局、正気の山田たえは去り、ゾンビィ0号が帰還する構図には何とも言葉にできない感情がある。
最後は0号がさくらを見つけ、飛び付いて頭を齧り出すといういつも通りのやり取りだが、さくらを見つけた時の、一瞬だけ映る0号の表情が迷子から帰ってきた子供のようで、色々な感情があふれ出す。まさか山田たえに泣かされる日が来るとは。
最後の最後、いつも通りのフランシュシュの1コマの中に一番の感動がある終わり方を称賛したい。
・明言されてないけどビックリするほど死傷者出てるよね
・本当にJAXAと連携して宇宙開発に力を入れてる佐賀
・実在する宇宙科学館ゆめぎんが
・ご当地ネタに嘘はつかないゾンサガ
・佐賀で万博開催の方が宇宙戦争より難しそう
・それにしても佐賀はいつも何と戦ってるんだ
#短評
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