四畳半タイムマシンブルースのレビュー・感想・評価
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あまり期待はしてなかったけど、予想以上に面白かったアニメ。 本年度ベスト!!
観賞後「四畳半神話大系」という原作がある事を知る(汗)
原作知っていたら満足度は上がっていたかも(笑)
あるアパートで唯一、四畳半の部屋にある一台の古いエアコン。
その壊れたリモコンを巡りタイムマシンでリモコンを復活させるストーリー。
100年以上、過去や未来を飛び交う壮絶な展開(笑)
登場人物達のキャラがみんな濃い。
そんな中、明石さんが美しい。
某コンビニの制服の様な姿が良い(笑)
時間軸が入り乱れた展開で訳が解らなくシーンもあるけど面白かった。
ラストの展開が素敵な感じで満足度が高いエンディング。
25年先の未来から来た田村くん。
宮下草薙の草薙さんにそっくり(笑)
彼が田村くんのCVやってると思ったけど違ってました( ´∀`)
まとまりがありすぎる!
時間内にテンポよく楽しめた。タイムマシンと理解するところがテンポ早いと思ったが、全ての伏線をサラッと回収し、尚且つ同時に澱みなくストーリーを進めることができていて凄い!ただまとまりがありすぎて、一発ホームランというより、ちゃんと面白いと感じる作品でした。個人的には初見でもグッど引き込むカタストロフィとかあったらもっと良かったかも!
君らしく踊ればいいじゃない
この作品が気になりすぎて
1日で前々から気になっていた「四畳半神話大系」のアニメを全話見て、ついでに「夜は短し歩けよ乙女」を見直してからの観賞。
実質「四畳半~」シリーズの映像コンテンツをたった二日でほぼ脳に納めた事になる。今考えるとなんて贅沢な話。
日曜日夜に映画館へ行ったのだが
それなりに客入りがあった。
それどころか上映三日目にして入場特典がはけきっているらしく、貰えずじまい。
Twitterでサーチしてみると土曜日の時点でもう特典が切れている映画館が続出だったらしい。想像以上の客入りなのかあまり刷ってないのかその両方なのか。
いずれにしても非常にイイ事。特典が貰えなかったのは悲しいが。
スタジオはサイエンスSARU、
原案は湯浅政明、監督は夏目真悟という
安定すぎる布陣。
さらには森見作品の中でも特に根強い人気をもつ「四畳半神話大系」とこれまた名作「サマータイムマシンブルース」コラボ作品を満を持しての映像化という、これだけで観に行く価値はある。
もちろん中身も文句なし。
タイムマシンを軸にしたゴタゴタを
四畳半ファミリーが森見節全開の会話劇を交えて進んでいくのはサイコーにテンションがあがる。
タイトルはアジカンが歌う主題歌
「出町柳パラレルユニバース」の一節。
まさにこの作品に出てくるキャラクターたちにピッタリの言葉。
上映時間も約90分で見やすい。
来週に特典が更新されるらしいので
もう一回観に行こうかと思っています。
家電の寿命とラップの耐腐食性を125年掛けて実験してみた。
いや。ラップは99年かw
森野登美彦大好きなbloodです。にしても、わざわざ劇場で見なくても良いか?ってのはあるんですが、前回「夜は短し歩けよ乙女」の時も同じ事を考え、後から後悔したよなぁ。と言うことで劇場鑑賞。やっぱり大画面のもんですわw
テンポ良いです。ケラケラ笑えます。サークルの映画脚本の滅茶苦茶さも楽しく、明石さんはやっぱり可愛いし、小津は悪魔。世代ですかね、ホントにハマりますw
有頂天家族も劇場で観たいよw
下鴨幽水荘も、糺ノ森も、廃れずに引き継いで欲しいもんです。
楽しかった。
とっても。
十数年ぶりの四畳半アニメ
四畳半神話大系が好きなら絶対楽しめる。個性的な登場人物がとにかく楽しい!当時夜更かしして観ていた時の懐かしい気分に浸れました。
自分は映画館で観たけれど映像クオリティがすごいとかそういう作品じゃないので別にディズニープラスで観ても良いと思います。
入場特典の小説が2日目にして終了してたのが唯一の不満かな。
してやられた
とてもややこしい。
どう見てもアレなタイムマシンは、あっちへ行ったり、そっちへ行ったり、行く人も数もバラバラ。
話が進むにつれて、張り巡らされた伏線は、カバンの中の充電コードとイヤホンのようにグルグルに絡まり、終盤にマジックのように解ける。
いろいろ考えながら観ていたけれど、悔しいくらいにモヤモヤが残らない見事なエンディング。
面白かった。
もはや漫談電子紙芝居の域
面白かった。昔やってた四畳半神話大系のアニメは観ていた。この企画小説や舞台?は観ていなかったが。
タイムトラベルものでは観客を置いていかざる得ないことになる説明も、この手のアニメなら文章表現の隙間を埋めるためにうまく利用でき、あろうことか説明のためのシーンも声優の芝居とキャラを使った図解のようになり、音楽もまったりと乗りとてもイキイキとする。
ということで、漫談紙芝居を観ているようでいつまでも楽しんで観ていられる。そして濃いキャラクターの中、突如現れたタイムマシンを巡り小さく壮大な騒動が繰り広げられ、縦軸の主人公の明石さんへの恋物語としてもとてもうまく集約される。
夕方の鴨川の気持ちの良さたるや。
なんだか自分の若い頃楽しんでたものをいろいろ思い出した。楽しかった。
この手法は面白い
2022年劇場鑑賞226本目。
この映画のために2週間で四畳半神話大系とサマータイムマシンブルースを鑑賞。
サマータイムマシンブルースのストーリーを四畳半神話大系のキャラクターで行うというものなのですね。
瑛太が私で、上野樹里が明石さんというわけです。そして両方に共通して出てくる田村くんをどちらも本多力が演じているのが良かったですね。もう声だけで誰が演じているのかわかっちゃう。
ストーリーはそこまで一緒にしなくても、というくらいサマータイムマシンブルースと同じに進んでいきます。でもキャラは四畳半神話大系から少しもずれていなくて、すごいことだなと思ってみていました。
サマータイムマシンブルースでちょっとモヤッとしていた部分もこの映画で一言足すだけで解消されていてすごくうまくできているなと感心する作品でした。他にもこういうのできたら楽しいですね。まぁ贅沢を言えばキャラクターが暴走してオリジナルの作品と違うラストに向かっていく方がサプライズになっていいかなとは思いますが。
彼らのなんでもない日常を眺められるだけで幸せ
四畳半シリーズのお馴染みのキャラクターたちがタイムマシンという装置を使って繰り広げられるストーリー。
タイムマシンという非日常なアイテムは、彼らのいつもの日常に自然に馴染んでおり、
いつもの四畳半シリーズの特別編という印象は良い意味でなく、いつものなんでもない日常を楽しみながら、さらに時空系ならではのストーリーが加わり、力を抜いて楽しめる満足度の高い作品だった。
何故週末の淀競馬場へ行こうと思わないのだ?
四畳半原作者の森見登美彦とタイムマシンの上田誠は共に1979年生まれで同時期に京都で学生生活を過ごしておりこのコンビが生み出す前時代的な下宿屋を舞台としたあまりにも狭い世界の仲間内でのくだらないあれやこれやが今の若者に受け入れられるとは到底思えないが大学寮で4年間をそれこそ樋口師匠のような8回生と共同生活で過ごした私にはすごく懐かしい(彼らは20年も年下なのに!)青春なのである。寮の食券は朝昼晩3食で500円だったがそれも買えなくなると皆で飯を炊いておかずは冷や奴のみだったが何故かサッポロジャイアントだけはしっかりあったことよ。せっかくのタイムマシンを壊れたクーラーのリモコンを取りに一日前に帰るという無駄遣いがありあまる若さと時間を無為に浪費するモラトリアム時代とシンクロしなんでも描けるはずのアニメという最強の武器を手にしながらこんなくだらない小さな世界に閉じこもっていることがなさけなくも尊い。志が低くて何が悪いのだ。
見事な伏線回収ぶり
四畳半メンバーの相変わらずのテンポのいい掛け合いが微笑ましかった。四畳半神話大系を知らない友人に予め前作を勧めた上で行きましたが、曰く「見ずに行っても面白かったかも」とのこと。
ダレるシーンもあるかと思いきや、そこは映像にリズムよく動きがあり、また、センスのいいギャグにもなっています。
そしてそれらのほとんどが伏線としてあとからすべて回収され、起承転結すべての箇所でカタルシスを得ることができます。
締め方も美しい。素敵な作品です。
古本祭りで見つけた掘り出し物
たとえていえば、こんな感じ(あくまでも個人的な感想です)。
カバーなど無い、表紙からしてよれているような、古本屋で買った岩波文庫の少し気取った理屈っぽい文体で、『夏への扉』をスケールダウンしてワザと安っぽく気楽な娯楽作品に仕上げた。
全体的にテンポも良く、脇を固めるそれぞれのキャラ立ちもほどほどで違和感なく馴染めるようになってます。
ハマる人はとことん、そうでは無い人も心地よい目まぐるしさを味わえる作品だと思います。
やっぱり最高
森見登美彦&中村祐介&サイエンスSARU、そしてアジカン。
いつものワールド全開で、ボクらの卑屈な童貞心はまた鷲掴みされてしまう。
タイムリープものとして目新しい構成とは言わないが、ファンとしてはもうあのキャラクター達が好き勝手やってる姿だけで満足。
ワクワクと可愛いが詰まった、価値ある92分でした。
(あと、エアコンは水没してません)
面白かった。明石さんが良かった。
私が暮らす、京都の古い下宿、下鴨幽水荘で、ある夏の暑い日に下宿で唯一のクーラーがリモコンの水没で使えなくなってしまった。私が明石さんと対策を考えてる時に、田村と名乗る見知らぬ男子学生が現れた。田村は25年後からタイムマシンに乗ってやってきたというので、そのタイムマシンを借りて昨日の夜に戻り、壊れる前のリモコンを持ってこようと考えた。昨日に行ったが、そこで小津たちが勝手気ままに行動し、過去を改変してしまい・・・てな話。
タイムマシンものはよくあるし、そこで過去の自分と遭遇するといけない、というのもわかる。なので、なかなかスリルがあった。
最初何が起きてるのかわからないシーンから始まるから???状態からその伏線が回収されていくのも面白い。
明石さんが声(坂本真綾)も良くて素敵だった。
この世界観がクセになる!
その独特の世界観がクセになるテレビアニメ「四畳半神話大系」。言うまでもなく私も瞬く間にその魅力の虜となり、バラ色のキャンパスライフを夢見る「私」と個性豊かな仲間たちが繰り広げるドタバタ劇を毎週楽しみにしていたものである。本作はその劇場版ということで、期待に胸高鳴らせてさっそく鑑賞してきた。(いつもとレビューの文体が異なるのは、多分に本作の影響を受けたためであることはお察しのとおりであり、以降は浅沼晋太郎さんの声で脳内再生していただければ幸いである。)
ストーリーは、「私」が下宿する下鴨幽水荘の唯一のエアコンのリモコンが壊れたことに端を発し、「私」と仲間たちがたまたま見つけたタイムマシンで過去から故障前のリモコンを取り戻すというもの。この狭く古びた下鴨幽水荘を舞台にし、リモコン奪取というしょうもない理由でタイムマシンを駆り、100年以上の時を越える壮大な物語を描くという、まさに「四畳半」の真髄のような珠玉の作品と言っても過言ではない。
おもしろい!開始10秒で広がる四畳半ワールドに、懐かしさとともに妙な心地よさを覚えたのは私だけではないはずだ。テレビアニメの主要キャラはそのままに、各キャラにしっかりと役割と見せ場を与えていきいきと描き、ストーリーにもがっつり絡めているとあれば、文句のつけようもない。愛すべき悪魔キャラの小津をまさか大スクリーンで観る日が来ようとは夢にも思わなかった。
一方で、劇場版の尺を生かした数々の伏線とその回収も見事であり、その緻密に練り上げられた脚本のすばらしさは筆舌に尽くし難く、これはもう実際に貴君の目で確かめてもらうほかないだろう。足早に駆け抜ける展開が目まぐるしい場面転換を生み出し、「私」を始めとした主要キャラが勝手気ままな別行動を取るため、話はさらにややこしくなり混迷を深めていく。しかし、それを「私」の語りによって補足しながら怒涛のごとく突き進む展開に、観客の誰もが疑問やツッコミを挟む余地はなく、物語の成り行きに身を委ねるほかない。
そんな複雑さをもちながら、序盤で起きたチグハグな会話や行動、カッパの銅像、明石さんの気になる相手、見知らぬ学生の田村、モチグマン等の数々の伏線を回収する終盤の収束には、もはや心地よさしか感じない。ラストの明石さんのセリフも感慨深く、「私」の求めるバラ色のキャンパスライフは、実はもう手の届くところにあったのである。まさに「好機はいつも目の前にぶら下がっている」のである。
いつもの面々のドタバタを描きながら、終わってみれば、目の前にあるものを掴んで自身の手で未来を切り拓けというメッセージが心に響く本作。頭から尻尾の先まであんこの詰まった鯛焼きの如く、ラストまで濃密な満足感を得られること請け合いである。
主演の浅沼晋太郎さんはじめ、坂本真綾さん、吉野裕行さん、中井和哉さん、諏訪部順一さん、甲斐田裕子さんら、テレビアニメキャストに一分の隙もない。本作ではキーマンとなる田村も、聴いた瞬間に本多力さんだとわかるものの、このイメージとキャラのマッチングならば、キャスティングにいささかの異論も生じまい。
この世界観に魅了された御仁が多いと見え、私が足繁く通う田舎の映画館も稀に見る盛況ぶりであった。とはいえ、初見で本作の真の楽しさは味わうことは難しいだろう。せめて事前にテレビアニメの数話も視聴して、下鴨幽水荘の人物相関ぐらいは押さえておきたいものである。
さすがだなぁ!
なんと言っても凄いよね!
絵も映像も音楽も演出も内容も全ての世界観がいつも素晴らしいです!
中々こういったストーリーは思いつかないと思います!
タイムマシンをあんなくだらないリモコンの為に使うのがまた面白い!笑笑
でもあのリモコンのお陰で色々変われたんだよね!
なんかこの話の続きがどうなったかめちゃくちゃ気になります!
またその後の映像化もいつか期待してます!
田村君は誰なんやー!?って思う方是非劇場に足を運んでみて下さい!
いつものわちゃわちゃしてる世界観で繰り広げられるストーリー!
頭も使う所もあるかもしれないけど最後はスッキリ出来たのでわかりやすくて良かったです!
ありがとうございました!
やや数学・物理的な知識、京都の地理や国語力が要求されるが高評価。
今年288本目(合計563本目/今月(2022年10月度)2本目)。
「それがいる森」が極端な地雷だったのもあって、お口直しで0分差でこちら。
元のアニメがあることは知りませんでした。ただ、未見の方でもはいっていきやすいように配慮(登場人物の自己紹介など)はあります。
元ネタは知らなかったとはいえ、いわゆる「四畳半もの」(四畳半でなくても、趣旨的にこの映画のネタと同じになるものを含む)という類型って存在するんですね…。
あえて難点をあげるとすると、元映画の趣旨的に数学・物理的な内容が多く(表立っては出ないが、結局は学部レベルのそれらの知識が裏にかくれている)、一方で、表現(この映画、主人公の「一人語り」が結構多いです)が、そこそこ国語力を要求される(センター試験レベルの現代国語の国語力はないと詰まります)上に、そうかと思えば京都の地理を前提にしたセリフも出るので、ややそこは知識が必要(アニメ版をみていれば不要?)かな…というところです。
そうした点で引くとしても0.2とまりであり、切り上げても5.0あるので特に減点対象はなしにしています。「独特な国語力」は、大学レベルの国語力くらいは要求されますが、京都の地理については(ただ、京都市内の特定の場所しか出ない)予習があると有利かも(関西圏では、大阪と「その場所」をつなぐ京阪電車がありますが、そのサイトを見ているだけでもだいぶ違う)という印象です。
予想を上回りも下回りもしない
《四畳半神話大系》のキャラクター構成で《四畳半タイムマシンブルース》をやっているので、変化はほぼなく同じシリーズの違う話を観てる感じ。それ以上でも以下でもないんだよね。
ただ、話はヨーロッパ企画・上田誠さんの戯曲《サマータイムマシン・ブルース》を《四畳半神話大系》の世界で焼き直してるんだけど、ちょっとアニメだと観づらいね。タイムトラブルネタのあれこれを伏線回収の感じでやってくから、「あれが、こうで、こうなって」を考えないといけないのがしんどい。
明石さんが「先輩はここに残って」と語るシーンは、小説だと、もっと熱く感じるんだけど、アニメだとそこまでじゃなかったな。「どうしてそんな−−」のシーケンスがなかったから、余計にそう感じたのかも。
このテイストでまた何か作れば、それなりに人も集まると思うけど、作り手として、それは、どうなんだろうと思いました。それは森見登美彦さんもそうなんだけど。
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