LAMB ラムのレビュー・感想・評価
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ラムとは、生後1年未満の仔羊です。
夫婦が破滅していく…なんて書いてあったから、凄いのを期待していたけど そんなに面白くなかった。
羊を育てながら生活している夫婦。
ある日、いつものように羊の出産に立ち会っていると、羊ではない何かが生まれてきた。
過去に子供を亡くしていた夫婦は、生まれてきた仔羊?に“アダ”と名付け大切に育てていたが、突然その日は訪れてしまった……。
何しろ全てが抽象的過ぎて、何一つとしてハッキリと描かれていない。
全て観客に委ねる形なので、あのムキムキマチョメ〜ンが何者なのかも解らない。それも観ている人が自由に感じ取ってくれって感じですね。
「ローズマリーの赤ちゃん」みたいに “そいつ”が何処からかやって来て、羊に“植え付けた”訳だけど…そいつが何者なのか…サッパリ。山羊なら悪魔的な何かなのか?とも思うけど…羊???
まぁ、人間のエゴ的な話なのかな…。
アダと名付けられた仔羊?の生みの親?が窓の外でアピールしてたんだけど、奥さんがアッサリ射殺しちゃうんだよね。
でも結局は 目には目を、歯には歯を で 報復されるんだけど。
ダンナの兄弟(弟だっけ?)との関係性もよーわからんし、その辺りの説明もなにもなく丸投げ。
終わり方も唐突で ポカーンだし、どっちにしても、他の方の比較的高評価の意味は全く解らずで。
まぁ、「ラム肉」とか文字を打ち込むのもおぞましいんだけど、こんな赤ちゃんや幼児を美味しいって食べるくせに、「アダが可愛い」って言ってる人間はエゴの塊で、いちばん残酷で理解不能です。
映像美は良いのですが・・・
少し不思議な世界観の映像美をバックに、もっと不思議な世界観でストーリーが展開していきます。
産まれてきた「何か」の正体とは??その生誕の謎は??最期のシーンの意味は???
う〜〜・・ん〜・・・ 何でしょう?まずは消化不良です。モヤモヤしてます。
ま、興味があったら観て感想をお聞かせください。
「ある視点部門」作品を見ると、いつもこうなる。
甘い、辛い、酸っぱい、しょっぱい、
熱い、冷たいとか、
まったりしてるとか、香ばしいとか、かぐわしいとか
芳醇とかもちもちとか・・・
日本語には味を表現する言葉が豊富で、
それは日本人の食に対する姿勢や
食文化そのもののレベルの高さが伺えるそうな。
カンヌのある視点部門の作品はなるべく追うように
しているが、そのほとんどが
「おもしろい」や「つまらない」という基準では
言い表せない作品ばかりだ。
そして、この映画。
見終わった後、さまざまな感想、考察が
頭の中に渦巻いて、
多分、今日思ってる感想と、明日思う内容は
違うんだろうなぁという複雑な思い。
そしてそれこそが、「映画」を見終わった後の
だいご味だと思っていつも見ている。
台詞や音楽は極力少なく、説明もなく、
しかし映像的にはしっかりと描いており、
ほとんど退屈せずに引き込まれてしまった。
現代社会を投影した話にも思えるし、
”母”という生き物の生きざまにも思えるし、
人と動物の境界線の話にも思えるし、
北欧神話の逸話にも思えるし、
何かのメタファーにも思えるし・・・。
「おもしろい」と「つまらない」の中間にある
全ての感情を包含している。
自分のなかの”ある視点”を変えれば
また別の感想が生まれる。
誰かと朝まで飲みながら話したくなる。
まさに”映画”の持つ魅力のひとつ。
である。
「ET」をもっとダークにした作品かと思ったが…
「ET」をもっとダークにした作品かと思った。
「羊人間」のコトが世間にバレ、追い回される…というやつ。
(日本アニメでも「河童のクウと夏休み」という類似作もあった)
でも全然違った。
セリフは少なく、説明は一切なく、登場人物の表情から観客が「想像」するのがメインというか、
これほど「想像力をかきたてられる」作品も珍しい。
映画の作り方として、こんな手法もアリなんだ、というの驚きだし、
いくら低予算とはいえ、スポンサーもよくカネを出したね、
というのが正直なところ。
最後ヤバッ
東京方面でしか上映してなかったのでAmazonで観られて良かったです。
どんな展開で進むのか、ゆっくりなセリフ、シーンが流れて、のほほんと観てましたが急に展開が…!
コレは一体…………
呪いなのでしょうか。
もう少し続きが欲しかったけど、オカルト系は疑念を残すくらいが丁度良いかもしれません。
弟よ、良い時に帰った(  ̄▽ ̄)
アダちゃんにメロメロ
アマプラで鑑賞。
とにかくアダちゃんが可愛い。
あと、ワンコとニャンコも可愛い。
何か起こりそうで起こらない。不穏な「匂わせ」だけが延々続くのか――と思いきや!という作品
監督自身が言うように、セリフを極限まで削り情報の少ない本作は、テーマやメッセージ、何のメタファーか、裏設定など、いくらでも妄想・考察出来てしまうけど、最後の最後、アイツの登場で全部ひっくり返されてしまう。
あのインパクト一発で全部持っていかれちゃった。
あと、主演がノオミ・ラパスとは気づかず、観終わってネットで名前を見てビックリした。
不思議で不気味。。。
雄大な山々の麓で羊を飼育している夫婦のもとにある日、
産気づいた羊から不気味な子羊が産まれる。
山々も景色も流れている川も、
どこもかしこも美しい景色なのに終始不穏。
羊も可愛いイメージだったけど、
これに出てくる羊はどれも不気味…
普通に飼われているだけなのに悪魔のように見えてくる。
唯一可愛いのは夫婦が飼ってる犬と猫だけ。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、夫婦の奥さんもちょっと怖い。
そして最後、、、、
え!?ってなる。
なんだろう、ものすごく不穏な気持ちを残したまま観終わってしまった。
十戒を破ったマリア
神の子とくればメッシ?だが、神の子羊とくれば言わずと知れた主イエス・キリストである。そういえばメッシの顔もどことなく半羊人間アダちゃんの顔に似ていなくもないが、話がややこしくなりそうなのでこのくらいにしておこう。じゃあ、クリスマスの夜に“何か”によって妊娠させられた母羊から取り出された子供はイエスの分身なの?そこに留意するよりも、その半羊の赤ちゃんに死んだ子供と同じ名前をつけて、大切に育てようとした主人公マリア(ノオミ・ラパス)の行動に着目した方がより分かりやすい作品だろう。
聞けばこのノオミ・ラパス、6才になるまで映画の舞台になっているアイスランドに実際住んでいたそうでアイスランド語を話せるんだとか。鼻息荒く?巨匠タル・ベーラと共に製作総指揮までつとめている。実際人間よりも羊の数の方が多かった時代もあったアイスランドの、手つかずの荒々しい大自然をとらえたショットはお世辞抜きで美しい。そこで暮らす人間の小ささを強調したカットを多用した長編監督デビュー作で、若き映画監督ヴァルディミール・ヨハンソンは一体何を表現しようとしたのだろう。
ラストに姿をあらわす“何か”の造形や、飼われている羊さんたちを不気味に描いたタッチがロバート・エガース風なため、本作をホラーやスリラーにジャンル分けする人も大変多かったという。が、主人公の名前マリアや、羊飼い夫婦という設定、アダを抱きかかえたポスターの図柄やピエタを完全に意識した構図、そして嘆きのラストシーン....本作はやはり、某評論家が大好きなキリスト教、それも聖母マリアの受難を現代風にアレンジした作品だろう。
本当の母親からアダを盗み、アダを取り返そうとしたその母羊を殺害、夫の弟と不倫寸前までいき、おまけにその弟を騙して部屋に幽閉してしまうマリア。「アダは神からの授かり物よ」とは言いながら、十戒を次々と破り神=大自然に感謝しようともしないマリアに、天罰がくだるのはもはや必至だったのだろう。白雲?をバックにしたラストシーンのマリアの複雑な表情に是非ともご注目。今まで自分がおかしてきた七つの大罪を、顔の表情だけでみせようとしたラパス渾身の演技をとくとご覧あれ。
悪夢
面白かった。
常に不穏な雰囲気と日常が長い悪夢を観てるようで
ドキドキしました。
アダもフォルムは可愛いんだけど、
寄りで顔だけ見ると何を考えてるのか分からなくて、
よくよく見ると怖い感じがとても良かった。
見せ方も面白くて、
アイスランドの広陵な大地と
羊飼いの日常を静かに見せる事で、
アダの異物感がとても上手く表現されてたし、
常に見せるわけじゃなくて、なんかそこにいるみたいな
カメラワークも面白かった。
ラストはみんな「え?」って驚くと思います。
確かに変な映画なので、
言われてみればと思うのだけど、
それまでが静かな、
アダはいるけど、大人たちの目線で話が進むので
オチら際立ってたと思います。
マリアの因果応報と言うか、
羊は羊でも親でもあるのだものな…と
嫌だけど気持ち良い余韻に浸っております。
セリフ少な目
上映期間中見逃したのでアマプラで
子羊を我が子のように育てる、という情報しか知らなかったけどそんなもんでOKだった
セリフが少ないけど見やすい
時間も短めでいい塩梅
自分の兄弟の嫁にちょっかい出すのはデフォなの?
弟の立ち位置よくわからん
最後の最後でそーくんの?となる
が、その終わり方かってなる
私的にはなんでやねんである
アダちゃん可愛かった。
予告編から引き込まれました。
羊から生まれたソレを気持ち悪がる事なく育てる事を決めて、そこには幸せしかなかった。
途中で現れた弟も疑問に思うも最終的に受け入れた。
特に怖いと思う要素はなく、逆にアダちゃんカワイイって思って観てました。
たまにある謎を残して終わる映画でした。
結局何だったんだろう??
衝撃
結局アダの正体は一旦なんだっかのか。
北欧の神の一種なのか?
最初から最後まで不気味極まりないけど、グロさや気味悪いシーンはかなり少ない。
でもなんかずっと怖い。
不北欧の美しい風景がさらに怖い。
でもかなり好きな感じの映画でした。
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