LAMB ラムのレビュー・感想・評価
全283件中、101~120件目を表示
不思議で不気味。。。
雄大な山々の麓で羊を飼育している夫婦のもとにある日、
産気づいた羊から不気味な子羊が産まれる。
山々も景色も流れている川も、
どこもかしこも美しい景色なのに終始不穏。
羊も可愛いイメージだったけど、
これに出てくる羊はどれも不気味…
普通に飼われているだけなのに悪魔のように見えてくる。
唯一可愛いのは夫婦が飼ってる犬と猫だけ。
ネタバレになるので詳しくは書けないが、夫婦の奥さんもちょっと怖い。
そして最後、、、、
え!?ってなる。
なんだろう、ものすごく不穏な気持ちを残したまま観終わってしまった。
十戒を破ったマリア
神の子とくればメッシ?だが、神の子羊とくれば言わずと知れた主イエス・キリストである。そういえばメッシの顔もどことなく半羊人間アダちゃんの顔に似ていなくもないが、話がややこしくなりそうなのでこのくらいにしておこう。じゃあ、クリスマスの夜に“何か”によって妊娠させられた母羊から取り出された子供はイエスの分身なの?そこに留意するよりも、その半羊の赤ちゃんに死んだ子供と同じ名前をつけて、大切に育てようとした主人公マリア(ノオミ・ラパス)の行動に着目した方がより分かりやすい作品だろう。
聞けばこのノオミ・ラパス、6才になるまで映画の舞台になっているアイスランドに実際住んでいたそうでアイスランド語を話せるんだとか。鼻息荒く?巨匠タル・ベーラと共に製作総指揮までつとめている。実際人間よりも羊の数の方が多かった時代もあったアイスランドの、手つかずの荒々しい大自然をとらえたショットはお世辞抜きで美しい。そこで暮らす人間の小ささを強調したカットを多用した長編監督デビュー作で、若き映画監督ヴァルディミール・ヨハンソンは一体何を表現しようとしたのだろう。
ラストに姿をあらわす“何か”の造形や、飼われている羊さんたちを不気味に描いたタッチがロバート・エガース風なため、本作をホラーやスリラーにジャンル分けする人も大変多かったという。が、主人公の名前マリアや、羊飼い夫婦という設定、アダを抱きかかえたポスターの図柄やピエタを完全に意識した構図、そして嘆きのラストシーン....本作はやはり、某評論家が大好きなキリスト教、それも聖母マリアの受難を現代風にアレンジした作品だろう。
本当の母親からアダを盗み、アダを取り返そうとしたその母羊を殺害、夫の弟と不倫寸前までいき、おまけにその弟を騙して部屋に幽閉してしまうマリア。「アダは神からの授かり物よ」とは言いながら、十戒を次々と破り神=大自然に感謝しようともしないマリアに、天罰がくだるのはもはや必至だったのだろう。白雲?をバックにしたラストシーンのマリアの複雑な表情に是非ともご注目。今まで自分がおかしてきた七つの大罪を、顔の表情だけでみせようとしたラパス渾身の演技をとくとご覧あれ。
北欧ホラー(怪談)
(エゴへの戒め)
吹雪の山里に不協和音が鳴り響く
ちょっと不思議な怪奇譚。
アイスランドの人里離れた山に住むひと組の羊飼いの夫婦。
愛し合って助け合って暮らしているけれど、
欠落感が漂う。
会話は少なく、
山と川と一本道と素っ気ない一軒家。
事細かに語られませんが、
幼くして亡くした娘を忘れる事が出来ない。
ある日、羊の赤ちゃんが産まれます。
マリアとイングヴァルに走る緊張!!
何か不思議な羊が生まれた。
夫婦はアダと名付けて、愛し育みます。
田舎には美し過ぎる妻マリア(ノオミ・ラパス)
ジェラルド・バトラーを優しくしたよう夫のイングヴァル。
足りないものはただ一つ。
・・・娘。
・・・愛娘。
でも母羊から奪ってはいけません。
殺すのは、もっといけません。
他のものから奪った幸せは・・・因果応報。
報復がなされます。
民話の教えです。
「ボーダー 二つの世界」とも少し似ています。
北欧の神話(言い伝え)・・・
トロール(異形の妖精)も思い浮かべました。
アダは羊の妖精
無垢な感じがする
アダの雰囲気がどことなくミッフィーに似てる
不協和音の調べ、
そして
悲劇が起こる。
牧羊神パンの怒りを買ったのか?
エンディング曲
ハイドンの弦楽合奏曲が
厳かで美しい。
悪夢
面白かった。
常に不穏な雰囲気と日常が長い悪夢を観てるようで
ドキドキしました。
アダもフォルムは可愛いんだけど、
寄りで顔だけ見ると何を考えてるのか分からなくて、
よくよく見ると怖い感じがとても良かった。
見せ方も面白くて、
アイスランドの広陵な大地と
羊飼いの日常を静かに見せる事で、
アダの異物感がとても上手く表現されてたし、
常に見せるわけじゃなくて、なんかそこにいるみたいな
カメラワークも面白かった。
ラストはみんな「え?」って驚くと思います。
確かに変な映画なので、
言われてみればと思うのだけど、
それまでが静かな、
アダはいるけど、大人たちの目線で話が進むので
オチら際立ってたと思います。
マリアの因果応報と言うか、
羊は羊でも親でもあるのだものな…と
嫌だけど気持ち良い余韻に浸っております。
セリフ少な目
上映期間中見逃したのでアマプラで
子羊を我が子のように育てる、という情報しか知らなかったけどそんなもんでOKだった
セリフが少ないけど見やすい
時間も短めでいい塩梅
自分の兄弟の嫁にちょっかい出すのはデフォなの?
弟の立ち位置よくわからん
最後の最後でそーくんの?となる
が、その終わり方かってなる
私的にはなんでやねんである
え?何が言いたいの?
何がしたかったのか。。。。
何もかもが中途半端で理解できない。。
これって面白いの?
もしかして奥深い哲学的な何かがあるの?
全くわからなかった。
理解できないその1
羊の顔をした子供がいたら通常色んな問題が起こりうると思うのだけど
全てスルー?なんで?
理解できないその2
あの不倫は何?いるの?おっさんがやって来たことでなんかトラブルがあるのかと
思いきや何もなし。。いらなくね?奥さん無意味に嫌な女だし。羊のお母さんを殺しちゃうのも
なかなか残酷だよね。理解できないこともないんだけど、親羊を殺しつつなんか不倫っぽいことして、、、
理解できないその3
羊男の登場、唐突じゃない?自分の子供だから連れて行き、奥さんを殺されたから
その復讐?わからない。。なんか羊男とか捻りも何もなくて。裸だし。。
これは奥さんに対する因果とかそう言うこと?
子供の羊が一番哀れじゃない?人間の親に育てられ、人間の文化で暮らしたのに
突然現れた本当の父親が育ての親を殺し、子羊を人間の文化から切り離す。
何だか何をしたかったのかマジでわからん。
ダラダラ何も起こらないし、静かだし。。
何か訴えたいことがあったのかもしれませんが、僕には全く読み取ることができませんでした。
羊たちは沈黙しない、復讐する
第一章
羊から生まれた半分羊・半分人間の生命体。観客は見た目の異様さに引きまくるところだが、主人公の夫婦は感動して泣き出すほどにこの新しい生命の誕生を奇跡だと喜び、喪くした娘アダと同じ名を付けて育てることを決意する。しかしアダは無意識のうちに羊たちや自然の中に還ろうとしてしまう。
第二章
夫の弟という第三者の登場により、やっと観客と同じ感覚の持ち主が現れる。邪魔者の母羊を殺すほどの妻の入れ込みっぷりを目撃し、夫にはほっといてくれと言われ、二人を正常な状態に戻すためにアダを殺そうとするが、アダの目が羊のもの(瞳が横長)ではなく人間のものであることに気付き、受け入れる
第三章
本物の父親が現れ、羊たちが代々受けてきた仕打ち(描かれてないが屠殺だろう)の報復として夫と犬を抹殺。アダを連れ去る、というか連れ帰る。最後はこの父親がおそらく妻を犯し(妻の表情と息づかいが夫とセックスしているときと全く同じ)、新たな生命の誕生が予感されるところで終わる。
めちゃくちゃ面白かった。弟が現れるまで台詞はほとんど無いし、白夜の中の大自然なので場面もほとんど同じ。それなのに画面がずっと緊張している。
何か不穏なことが起こりそうな気配満々の前半、からの和やかな家族団欒の中盤、そして一気にネタバラシというかこの生命体の正体が明かされるクライマックス。アダの誕生は奇跡なんかではなく、代々この土地で殺されてきたであろう羊たちが人間に復讐する機会を得るために自然が遣わしたきっかけだったんじゃないかな…
ちなみに夫婦は牧羊犬としての犬とペットとしての猫を飼っているが、本物の父親に殺されたのは牧羊犬だけで猫は無事だった。この辺りにも、代々虐げられてきたであろう羊たちの恨みつらみを感じて、背筋が凍った(そして猫ちゃんが無事で安心した)
アダちゃん可愛い♡
prime videoにて字幕版鑑賞
一言でいうと、とっても面白い!
まず、羊の出産シーンが凄い! そして、私がマリアなら「えっアンタまさか羊と…」と旦那を疑います(笑) 産んだ瞬間に我が子を奪われた羊のお母さんの気持ちを思うと切ないし、本当にマリアの行いは許せないですね。羊男はちょいちょいあの羊舎に通ってたみたいですが、そこで数多くの羊の中からあのお母さん羊と恋をして、愛の結晶が生まれたのか…と思うと感慨深いものがあります。 ただ羊男の生い立ちの描写があればもっと良かったですね。あの男は「人間と羊の子」なのか、他にも沢山の羊人間がいるのか…
ラストシーンでは、マリアに対して因果応報ザマーみろと思ってしまって、羊の方に感情移入しっぱなしでした。アダちゃん可愛いし、他の羊たちもとっても可愛くて、動物園で羊と戯れたくなりました。
(夫婦のSEXシーンはただのサービスカットかな!?笑)
アダちゃん可愛かった。
予告編から引き込まれました。
羊から生まれたソレを気持ち悪がる事なく育てる事を決めて、そこには幸せしかなかった。
途中で現れた弟も疑問に思うも最終的に受け入れた。
特に怖いと思う要素はなく、逆にアダちゃんカワイイって思って観てました。
たまにある謎を残して終わる映画でした。
結局何だったんだろう??
衝撃
結局アダの正体は一旦なんだっかのか。
北欧の神の一種なのか?
最初から最後まで不気味極まりないけど、グロさや気味悪いシーンはかなり少ない。
でもなんかずっと怖い。
不北欧の美しい風景がさらに怖い。
でもかなり好きな感じの映画でした。
思ってたよりも可愛いかった!
すごく楽しみにしていてやっと観れたので嬉しい!
ミッドサマーと同じ監督って聞いてたから、どんな気持ち悪い(褒め言葉)映画かとおもって身構えていたら
アダが想像の数十倍かわいくて気持ち悪さはなかった!
ずっと薄暗い天気で、話の流れに起伏もなく
しばらく誰も何も発さない時間もあって、表情の変化とかも少ないし、静かな映画だなという印象でした!そこも不気味で良かった……!
人の形を部分的にした羊なんか産まれたら、もっと慌てふためくとおもうけどな!?
何も言わずに室内に持ち込んで、何も話し合わずに当たり前かのように育ててて不思議だった……どうしてそんなにすんなり受け入れられるんだ……奇妙……良い……
表情の変化も発言もあまりしないとおもいきや、着いてくる親羊に対して「来るな❗️」
ってすごい形相で叫んだのはびっくりしちゃった笑
「おい風呂のぞいてんじゃねえぞ❗️」って冗談で言ってたら、そういう関係で「あ、」😌
お酒入った状態でも、拒めててすごい!えらい!!……真実の愛だね~
冒頭から「ズシン、ズシン、」って現れる『何か』は悪魔かなにかかな~と思っていたら……!!
羊たちの角をみていたら「こういう悪魔いるよな?」って途中で映画止めて調べたりしてたら、調べてたやつまんま出てきて笑った😌しかもこれ、人殺す時は銃つかうんかーい!
でもこれは親羊と同じ運命みたいな意味もあるのかな??
犬は最初に出てきた瞬間から「死んだらやだな🥲」って考えてたけど、やっぱり殺された……あぁ。。
アダの親羊ってオスだよね、、?角生えてるし
この羊はメスでも角が生えるのかな?とも考えたけど、
(羊飼いの知識がないけど)子供を産む羊は腰あたりに黄色い印をつけられてるみたいだし。。
人型の羊が産まれたこと以前に、オスが子供を産むって言うこと自体、奇妙で本来は指摘するべきなのかな……
(追記)羊ってオスとメスも角生えるの……?!
『何か』に怯える羊とか、異変を察知する犬とか、動物の演技(?)(魅せ方?)がすごいなと思った!!人間じゃないから言葉で「こういう演技をして」とか出来ないのに、どうやって撮影してるんだろ…
あと、夫とその弟似すぎ!笑
釣りして「詩は好きか?」って話してるところ、本当に夫だと思ってて、時間軸どうなってんだ??って混乱した笑
章で構成されてる映画はじめてみたな!なにかモチーフとかがあるのかな??基礎知識がなくて検討がつかない🥲
色んな考察を読んでみたいとおもっています!!
静かで丁寧な描写に脳筋オチの落差
ラストが唐突ってのは聞いてたけど、2時間たっぷり安易なジャンプスケアも使わずに丁寧に静かに不穏な雰囲気を作っておきながら、ラスト5分で脳筋みたいなオチに笑った。確かに理屈は通るかもしれないけどそうじゃない…。納得してしまったけれども。
ジャンプスケアが苦手なので、女神の継承の前半やこの作品みたいに、静かに会話少なめに描写で不穏さを表現するのが好きで、猫や犬や羊たちが目で語る演出がすごく良かった。
特に犬は表情豊かで、猫はニャルソックしてる行動(視線の先)が良い。
登場人物も、善良で真面目だけど狂ってしまった夫妻と、クズだけど正常な夫の兄の対比が良い。
このクズ兄は絶対金のためにいらんことするぞ…とか、この夫婦に子供ができて、その子供はまんま羊の姿をしてるオチじゃね?とか、逆に普通の子供が生まれたあとのアダがどうなるか…とか、この夫婦が宇宙人で羊は人間牧場的なものっていうことでは…?とか色々ラストを想像してたのに、まさかのオチたった。あの2時間は何だったのか…。
羊の娘のアダの造形は絶妙。
頭と右手が羊、他は人間。結構生々しい。コミュニケーションはできるようだが言葉は話せない。
頭だけかと思ったら右腕も蹄なので、どこまでを人とするかということを考える時に絶妙。人魚は人寄りだけど魚人は魚寄りとか。
食事シーンでもこの頭と両手が見えるのが良い。
食事シーンも多いので、ヤン・シュヴァンクマイエルのオテサーネクも彷彿とさせられる。
読後感?は全く異なるけれど。
不思議な雰囲気の映画
セリフが少なく、映像で語るタイプの映画。
海外の土地のせいもあるが、どことなくホラーな雰囲気がずっと続く。
しかし、特に何も起こらず淡々と進んで、唐突にオチがくる。
オチは好きだが、もっと振りがあるか、もう一展開あれば評価が上がったと思う。
全体的に何かちょっと足りない感じがした。
欧州の幽玄
命は生まれいずるというけど、
次々、無限に生まれてくるのではなくて、
もしかすると本当は限られた数の命を、
アチラ側とこちら側で取り合っているだけなのかもしれない。
ふと思った。
マリアたちはその境界のすぐそばに住んでいたせいで、
きっとあっけなく失い、そして奇跡のように得、唐突にまた失った。
だからか、あの世とこの世の境、
日本で言うところの「幽玄」をほうふつとさせるアイスランドの景色が
この世の果てのようで強烈な印象を放つ。
この物語の主役は人でも、アダでもなく、
そんな自然の、あの土地が持つ「幽玄」にも似た雰囲気そのものではなかろうかと感じている。
代用の仕様なく、あの場所でしか撮れない作品。
有るようでなかなかないだろう。
予備知識なしで鑑賞し、今も感想を書いているが、
とにかく一番衝撃的だったのは本編が終わった瞬間で間違いない。
思わず「えー!」と、声が出そうになった。
いやー、映画ってなんでもありだ。
脱帽。
でもって、どこが15Rだったのかも謎。
トップが映っていたからかな。
グロシーンがあるのかと、めちゃくちゃ構えていたの、ソンした。
ミッドサマーが陽なら、こちらはミッドサマー陰版とも思ってみたり。
自然の驚異に飲み込まれてしまった夫婦の姿
シュールでナンセンスでブラックな怪作。
オープニングから得体のしれない”何か”の主観映像で始まり、完全にホラーテイストで開幕する。しかし、実際に物語が進行すると、単純にホラージャンルに括ることが出来ない、独特のタッチを持った作品であるとことが分かる。
そもそも、このアダとは何なのか?その正体については様々なメタファーが込められており、観た人によって解釈が分かれそうである。
自分は、この物語は人間に対する自然の驚異を描いた寓話と捉えた。いわゆる日本昔ばなしのような訓話である。
子供がいないマリアとイングヴァルはアダを自分たちの子供にするために、ある大罪を犯してしまう。これは自然を搾取する人間の業を端的に表していると思った。最終的にその罪はマリア達に返ってくるのだが、その因果に自然の驚異という教えを見てしまう。
もちろんこれとは違う解釈をする人も当然いるだろう。母親の名前がマリアであること、アダの誕生がクリスマスの夜だったこと、羊飼いはキリスト教では聖職者を意味していること等。これらを併せ考えれば教義的なメッセージを見出すことができるかもしれない。
いずれにせよ、本作は説明ゼリフのようなものは一切なく、主要な登場人物もたったの3人という少なさで、作中には多くの”余白”が用意されており、そこを観客はを色々と想像させなければならない。そのあたりを楽しむことが出来れば、大変歯ごたえが感じられる作品である。
監督、脚本は本作が初長編の新人ということらしい。
物語の舞台を活かした幽玄的な大自然を捉えた映像が非常に印象的で、それがある種ゲテモノ映画的な側面を持つ本作に一定の風格を与えていると思った。抑制された演出もシーンに上手く緊張感をもたらしており、アダの全容を容易に見せない焦らした演出も観客の関心を惹きつけるという意味では中々上手いやり方だと思った。
また、本作には羊や犬、猫といった動物が出てくるが、その調教もよく行き届いていて感心させられた。
ただ、終盤のビジュアルに強く訴え出た演出は、それまでの静謐でミステリアスな語りからするといささか凡庸に感じた。丁寧に積み上げられた階段からストンと落とされたような、拍子抜けするようなオチである。
不思議な映画
「なんだか怖い感じ」を出している映画だった。
オープニングから、吹雪の中での喘ぎ声と歩みの音。見えてくるものは何?群れ!そうだ、馬の群れ。何かに怯え、振り向いて逃げていく馬。
こんな感じで、なんだか怖い。吹雪を背景に流れる国歌。
第1章
静かな中で、夫婦二人にとっては、なんの違和感なく存在する羊の頭を持つ子供。観ているこちらには違和感ありまくりだが。
第2章
俺たちと同じ視点である、夫の弟が登場し、ようやく(観客の代弁者として)おかしさを夫婦に伝える。元に戻そうとする。しかし、そうならない。このあたりから観ているこちらもなんだか不安定になる。これでいいんじゃないの?
第3章
唐突なエンディング。
最後までこちらを裏切る映画だった。いやあ、なんとも面白い。
レイキャビクに行ってみたい
アイスランド、北欧の小さな島国
首都レイキャビクの色鮮やかな家々が
建ち並ぶ可愛らしい町並みとは
とても同じ国とは思えないほどの
重苦しい曇天と山脈に囲まれた広い大地
陰気臭く、不穏な空気が終始漂い
期待度が上がる。が…🐏
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アダが産まれる前のそれこそ不穏さに
悪魔の存在とかを想像させられる。
羊たちの目がゾワっとさせるし
成長していくアダがそれこそ夫婦にとっての
「仇」になっていくのかと思ったけど
(うまい!!(爆)でもコレ日本語じゃんw)
そういう展開はなく、ただただ幸せな時間が続く。
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自由奔放な弟が帰ってきたことで
色々と事故が起こるのかと思いきや…
ん~。どうした、もっとかかってこい🤬🐑
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現れた者は想定通りだったけど
まさかそんなにがっつり姿を現すとは思わず
ちょっと笑ってしまった🤣
で、なぜそういう結果になったのかとか
そもそも何がしたかったのかがわからん。
期待度上げすぎは禁物🐑
ただ雰囲気は好き。でも雰囲気だけでは
評価あげられません🐑
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