「アダちゃんの可愛さよ」LAMB ラム てけと2さんの映画レビュー(感想・評価)
アダちゃんの可愛さよ
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終始不穏さとシュールな空気感が漂い、なにが起こっても飲み込むというか受け入れる雄大な自然のスケールを感じずにはいられない。シュールとスローライフは相性がいいのだろうか。
人間社会の中でなら大騒ぎの出来事なんですが、人里離れた山奥なら家族の問題でさわぐほどでもなくなってしまうし。罪も誕生も死も記録されることなく平等に訪れるし、それは人間と動物にも関係ないと言わんばかりの終わり方。
あの自然の景色と環境音の嵐は映画館のスクリーンがおすすめです。私の場合、家で見るにはゆったりすぎる感もあるので劇場で現代の民謡のような空気感に集中できたのが良かったなと。
それとアダちゃん可愛いすぎて、最高だったのですが異質が交わると何であんなに罪を感じざるえないのか不思議ですね。普通にしているほど不穏が際立ちそれをおさめる代償はいつ支払われるのかゾクゾク。
映画を通して人社会が介入しない場所に入る事で自然の力とそれと人を繋げる役割の必要性が古来あったのだと感じられました。
動物の演技が良すぎてどうやって撮ったの?って凄く気になったんですがパンフレット売りきれてました。
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