「セーターはウール100%ですかね」LAMB ラム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
セーターはウール100%ですかね
アイスランドで牧羊をする夫婦の飼う羊から異形の子供が産まれて巻き起こる話。
今が幸せとは言うが戻りたい過去を持つ夫婦のもとに、なんの前触れもなく産まれたその子供を、夫婦は羊舎から住居へ連れて行き…。
暫くの間頭しか見せないけれど、まあ、想像はつきますよね。
そしてどうやってそんな遠くまで?なところでようやく身体が映し出されて…。
後ろめたさからくる3115へのおののきをそこまで強く見せておいて、父親のことはこれっぽちも考えないものですかね?とちょい疑問も浮かぶし、弟の登場で少し引っかき回すところはあるけれど、状況を受け入れてただただ幸せに過ごす様を長々とみせられて飽きてくる。
幸せな描写が長いのは、ぶち壊した時のギャップの為なんだろうけれど幾らなんでもね。
そして犬のフリがありつつのラストの展開は、なんとな~く想像できるオチの中でもかなりマイルドのもので、それだけ?という物足りなさと中途半端さをを強く感じた。
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