「何者?」LAMB ラム アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
何者?
羊の出産に立ち会った夫婦。異形、奇形の羊を自分たちで育て始める。はじめのうちは羊の顔しか映らず、どんな姿なのか興味を誘う。だんだんとどうやら身体はヒトだとわかってくる。夫の弟が突然帰ってくるが、驚いたでしょうね、いきなり羊が服を着て、普通にご飯食べてるんだから。異常に感じた弟はライフル片手にアダを連れ出し殺そうとするが、すでに愛情を感じてしまったようで殺せない。
ところで、この弟、どうもよく分からない。帰ってくる時に仲間がいたようだが、車から放り出されていたけど、どういった状況だったのか、兄嫁に色目を使うのもよく分からないし、夫婦の娘のアダが死んだことと関わりがあるのかないのか、どうもはっきりしない。
夫婦に可愛がられて育ったアダ。おじさんとも仲良くなって楽しそうなんだが、ふと3人から離れたり、鏡を見たり羊の絵を眺めたり、自分と他の人が違うことをどうやら感じ始めている様子。
ラスト、アダの父親が姿を表して、、、悲しむアダだが、本当の父親に手を取られて一緒に帰る。
そのまま終わってしまったので、あの後1人残されたマリアはどうしたんだろう。1人泣き暮らしたのか、アダを取り返しに向かったのか。アレはいったい何者なのか、他に仲間はいるのか?などなどちょっと消化不良。
予告編で観て、すごく興味が湧き、絶対観ようと思っての鑑賞。観終わった感想は、面白くなかったわけではないが、風船が萎んでしまった気分。消化不良だからかな。
わかります!これどうなるんだろうってめちゃくちゃワクワクしたんですけど、え、これで終わり?っていう。お父さんってこともわかりませんでした。どっから来たのよ?