らくだい魔女 フウカと闇の魔女のレビュー・感想・評価
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期待以上の内容で楽しめた!!
子供向け作品は誤魔化しがきかないだろうと思って鑑賞に臨みましたが、構成、アニメーション、声優とどれもとても良く、期待以上に楽しむ事ができました。闇の魔女による幻覚や精神攻撃のシーンが多く、大人向きでもあるような気がします。闇の魔女は子供世代を狙って卑怯者だと初めは思いましたが、主人公を鍛えてくれたり、或いは闇堕ちさせて仲間が欲しかったのかと色々考える事ができ、またパーティメンバーそれぞれの技を妄想したりして、鑑賞後も楽しめました。フウカの母親とメガイラは元は仲間で、アベルをめぐって争ったのではないでしょうか。王様ランキングのダイダ王子だと、自分からメガイラの腕輪をはめそうです。続編があれば是非また劇場で観たいです。ありがとうございました。
あの頃原作を読んでいた人向け
原作が大好きで何度も貪るように読んでいたあの頃、叶うならばこのシーンを映像で見てみたいと思っていたシーンが詰まっていた映画でした。
この映画を1つの物語として見てしまったら確かに駆け足で何度も何度も急展開を重ね、キャラも浅く広くしか触れられず物足りなく感じてしまうかもしれないです。
それでも、あの頃何度も何度も頭の中で想像したフウカちゃんの大冒険が断片的であっても確かに画面の中に広がっていて。フウカちゃんに声が付いていて、泣いたり喜んだり大騒ぎしたりするだけで、目頭が熱くなりました。
まだ微かに残る記憶を辿りながら見て、あぁチョウチョさんやっぱり男の人の声なんだね…とにやけたり、フウカちゃんの髪が銀髪になるシーンの美しさに息をするのを忘れたり、泣いちゃうフウカちゃんを見て泣き出しちゃうカリンちゃんの優しさにこちらが泣きそうになったりして。あぁ私、あの頃らくだい魔女大好きだったなと思い出すことができました。
話は子供向けかもしれませんが、映画自体はあの頃らくだい魔女が大好きだった人向けだと思います。原作の物語は途切れてしまっていたとしても、フウカちゃんたちは魔法の世界で変わらず元気いっぱいに四季を過ごしていたんだと思わせるエンディングで不覚にも溢れてしまった涙をこらえるのに必死でした。
原作ファン向けの作品?
同名の児童文学作品の劇場アニメ
本作は原作を知らない人もで話の内容はわかると思うが
キャラの紹介があっさりしている部分もあったりするし
上映時間も60分程度なので
基本的には原作ファン向けだろうと思う
前半はフウカが魔女としての学校での成績が悪いのが理由で
取られたゲームを取り返すために
リリカの口車にのって
闇の魔女が封印された腕輪をつけてしまい
闇の世界で冒険をすることになってしまう
冒険といっても遊園地的なアトラクション的なものも多かった
後半はピンチを切り抜けてから
さらにピンチという感じで
切り抜けかたも魔法を使って
強引なご都合主義的なものが多かったと思う
1時間ほどの作品なので
そこらへんの展開が早かった感じがする
結局、フウカの秘密がわからないままで終わったので
続編があるように感じてしまう
基本的に原作ファンは楽しめるのかもしれないが
そうでない人は物足りないかもしれない
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